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生理食塩水バッグは、豊胸術で用いられる人工乳腺の一種です。
わきの横あたりを切開し、筋膜下、乳腺下にバッグを挿入するスペースを作り、そこにシリコン製の膜(空のバッグ)を挿入します。挿入した膜についているバルブから生理食塩水を膜内に注入します。膜を挿入したあとに生理食塩水を注入するため、注入量や大きさの調整が比較的容易にできる手術です。
生理食塩水とは血液と同じ浸透圧に調整された、代用血液です。点滴や麻酔薬を希釈する場合など、医療現場では頻繁に用いられており、家庭ではコンタクトレンズの液などに利用されています。
生理食塩水は、人体には悪影響を及ぼすことはないと考えられていて、万が一生理食塩水バッグが破損しても素早く体内に吸収され汗や尿として体外に放出されます。
このように生理食塩水自体は安全なのですが、耐久性に問題があることが難点です。
万が一破損した場合、破れた箇所から漏れ出すのはもちろんですが、生理食塩水を注入するためのバルブから漏れ出す場合もあります。
生理食塩水バッグによる豊胸術は、以前は豊胸手術の主流でしたが、他の質の良いシリコンバッグの開発・普及に伴い症例は減少しています。
生理食塩水バッグは、空のバッグを胸に挿入してから生理食塩水を充填するため、最初から内容物が入っているシリコンバッグのように皮膚を広く切開する必要がありません。
そのため傷跡も比較的小さく、ダウンタイムも短く済みます。
また、生理食塩水は体内に吸収され尿として排出されるため、万が一バッグが破損したとしても人体に悪影響はないとされています。
生理食塩水バッグはシリコンバッグに比べ感触が硬く、胸が小さい方には違和感を感じる場合が多く、自然さに欠けることがデメリットとして挙げられます。また、皮下脂肪が薄い方や乳腺が薄い方が生理食塩水バッグで豊胸した場合、皮膚表面に凸凹が出てしまう場合があります。
生理食塩水バッグは内容物が液体であるため、自然な形を形成しにくく施術後のマッサージなど自己管理が必要です。
また、生理食塩水バッグ自体の寿命は10年から15年ほどと言われており、他のバッグと比べると寿命が短いこともデメリットとしてあげられます。
また、シリコンバッグに比べ、バッグの破損が起こりやすく、内容物流出のリスクがあります。万が一内容物が流出した場合、急激に豊胸したバストがしぼみ変形してしまい外見にもわかってしまいます。
局所麻酔と静脈麻酔、または硬膜外麻酔、全身麻酔が適用となります。麻酔の種類によっては、別途麻酔代が必要となります。
術後の痛みに関しては、個人差はありますが軽い痛みを感じることもあります。筋肉痛のような痛みを感じる場合もあります。
痛みや腫れは2~3週間程度続きますが、徐々に収まります。
万が一、数週間経過しても痛みが収まらない場合は、手術を受けたクリニックや担当医に相談しましょう。
術後の腫れは2週間前後続きます。脇から胸全体に腫れが出る事もありますが、数週間で収まります。
ダウンタイムや痛みは、生理食塩水バッグを「大胸筋下法」「乳腺下法」「大胸筋膜下法」のどの方法で挿入するかによって変化し、どの方法が適用になるかは、その方の皮下脂肪や乳腺の厚さなどによって変わります。
40万~60万円程度が目安となります。使用する麻酔の種類によっては、別途麻酔代が必要となる場合があります。
生理食塩水バッグのメリットは傷跡が小さく済むということと万が一の漏えいの際に人体に与えるリスクが少ないということです。
従来のシリコンバッグは万が一の破損の際、シリコンが体内に漏えいし炎症を起こす恐れがあり、漏えいしたシリコンが浸透した組織ごと取り出さなければならないといった大きなリスクがありました。
しかし現在ではコヒーシブシリコンバッグなど万が一破損してもシリコンが中に漏れ出さないように改良された質の良いシリコンバッグが主流となっているため、生理食塩水バッグは下火になっています。
また、生理食塩水の特徴を生かし、シンデレラ豊胸といった体験豊胸も注目されています。
シンデレラ豊胸とは、豊胸してみたいけど大きくなった姿が想像できない、1日だけでいいから大きな胸を体験してみたい、といった方に、生理食塩水を直接バストに注入し豊胸をするものです。前述のとおり、生理食塩水は体内に浸透し分解され、汗や尿となって排出されてしまうものなので日持ちはしませんが、豊胸に対してのキッカケ作りやイメージ作りなどの目的で施術が受けられるクリニックもあります。
日本では、豊胸バッグとして国から使用許可が下りているものはありません。ですから、バッグによる豊胸手術は、各美容外科クリニックが独自の判断で取り扱いしているのです。明確な使用許可、判断基準がない以上、クリニックごとの説明を自己責任で理解するしかありません。
美容医療相談室には豊胸バッグの選び方に限らず、毎日たくさんのご相談が寄せられています。少しでも不安なことやわからないことがあれば、まずは美容医療相談室にお気軽にご相談くださいね。
生理食塩水バッグに限らず、バッグによる豊胸術の失敗は、挿入した位置がズレることなどによりバストに左右差が出てしまうことが挙げられます。
術後は浮腫みが出るため、実際の大きさよりも大きく見えてしまったり、位置が高すぎるように錯覚したりする場合があり、仕上がりに不満を感じる場合があります。浮腫みが引いても位置や大きさに不満があれば修正手術が可能な場合もありますので、担当のクリニックおよび医師に相談しましょう。
「生理食塩水バッグに失敗してしまった」「生理食塩水バッグの修正をしたい」と感じた時は、まずは治療・手術を行ったクリニック宛に相談をしてください。一時的な腫れであったり、無料で修正手術を行える場合があります。
「治療・手術を行ったクリニックに行きたくない」「取り合ってくれない」という時は、美容医療相談室にご相談ください。修正が可能なドクターの紹介・診察の調整などをさせていただきます。
現在ではバッグによる豊胸術は様々な質の良いシリコンバッグが主流となっており、生理食塩水バッグによる豊胸術は下火になっています。
以前生理食塩水バッグで豊胸をした方が、耐久性があり質や手触りの良いシリコンバッグに入れ替えを希望するというケースも少なくありません。
美容医療相談室では、生理食塩水バッグなど、豊胸・バスト形成やその他の美容医療の名医紹介をおひとりおひとりにあわせて行っています。ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。
Q.生理食塩水バッグの寿命はどれくらいですか?
A.生理食塩水バッグの寿命は、10年~15年ほどとされていて、シリコンバッグと比較すると短めです。生理食塩水バッグは内容物を包み込む被膜が弱く、衝撃や何らかのきっかけにより、寿命を迎えるまえに不具合が起きたり、バッグが破損し胸がへこんでしまうことの方が多いようです。
Q.生理食塩水バッグを数年前に入れましたが、右胸だけ徐々に小さくなっています。なぜですか?
A.生理食塩水バッグは1枚の薄い膜で覆われているため非常に繊細で、大きな衝撃が加わると破損してしまいバッグが破け充填されている生理食塩水が流出してしまいます。しかしその場合はすぐに胸はしぼんでしまうはずですので、徐々に胸がしぼんでいるとすれば、何らかの小さい傷がついてそこから徐々に漏れ出しているか、もしくは生理食塩水を注入するためのバルブが緩みそこから漏れ出しているか、のどちらかではないかと思います。どちらにしろそのままにしてはおけないと思いますので、入れ替えをお勧めします。
▽「豊胸・バスト形成」の関連施術はこちら
┗コンデンスリッチ豊胸
┗セリューション豊胸(脂肪幹細胞注入)
┗アクアフィリング豊胸
美容医療相談室に届いた生理食塩水バッグの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
クリニック名:●●美容クリニック
医師名:---
評 価:不満
多分整理食塩水ですが10年前に入れたものが右側ついに破損。
旦那にカミングアウトできたけど身体に異物が入っていると思うと生きてる心地がしない。
もう16年ほど前になります。ほとんど説明も無くリスクについては全く聞かずに手術してしまいましたが出来上がってビックリ。左右の乳頭の位置が全然違って左は乳頭が上を向いているし寝ると更におかしな胸になってしまったので逆にコンプレックスになってしまいました。抜こうと思いながらもガリガリで体力も無いし、大胸筋下に入れられているので抜く手術に踏み切れないまま何年も経ってしまいました。やらなきゃ良かったです・・・・
15年前に渋谷のKクリニックで生理食塩水バックを入れました。現在は新宿にしかなく訪ねるとカルテがないと言われてただ見るだけで終わりました。抜きたいけど今お金がないです。
9年目にしてついに破損。そろそろ心の重荷を下ろすいい機会かも。
美容医療相談室では、みなさまからお寄せいただいた体験談やご意見を元に、治療法に関する情報提供や名医の紹介を行っています。 「治療を受けたことがある」「カウンセリングに行ってみた」「友人が治療を受けた」など、ぜひ口コミ・体験談情報をお寄せください!
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