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ポゼットは、早漏治療薬「プリリジー」のジェネリック医薬品（後発医薬品）です。
有効成分はダポキセチン塩酸塩で、インドのサンライズレメディーズ社が製造・販売しています。
先発品のプリリジーは2009年に開発され、世界60カ国以上で早漏治療薬として承認されています。ポゼットはプリリジーと同一の有効成分を同量含有しているため、同等の作用が期待されます。
※ポゼットは日本国内では医薬品医療機器等法（薬機法）の承認を受けていない未承認医薬品です。
ポゼットの有効成分ダポキセチンは「SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）」に分類されます。
射精のタイミングは、脳内の興奮を高めるノルアドレナリンと、精神を安定させるセロトニンのバランスによってコントロールされています。
ノルアドレナリンが優位になると射精が早まり、セロトニンが優位になると射精が抑制される傾向にあります。
ダポキセチンは、脳内のセロトニンが神経細胞に再吸収されるのを阻害することで、セロトニン濃度を高く維持します。
これにより過剰な興奮状態が緩和され、射精までの時間を延長させる働きがあります。
陰茎の感覚を麻痺させるものではないため、感度を保ったまま射精反射をコントロールできる点が特徴です。
プリリジー（ダポキセチン）の臨床試験では、以下の効果が報告されています。
射精時間の延長
挿入から射精までの時間（IELT）が、服用により有意に延長したと報告されています。
射精コントロール感の向上
「射精をコントロールできている」という実感が得られやすくなり、性行為に対する心理的負担の軽減が期待できます。
パートナーの満足度向上
パートナーの性行為満足度が約2倍に上昇したという報告があります。
効果の発現と持続
服用後1〜1.5時間後に血中濃度がピークを迎え、2〜5時間程度作用が持続します。24時間後には成分の大部分が体外に排出されます。
ポゼットは、プリリジーと同等の効果を持ちながらジェネリック医薬品としてのメリットを併せ持つ早漏治療薬です。
先発品と比較して安価に設定されていることが多く、継続的な治療において費用を抑えやすいという特徴があります。
ジェネリック医薬品は開発費を抑えられるため、有効成分や用量が同一であっても安価に提供されます。
性行為の1〜3時間前に服用する頓服型の薬です。
短時間作用型のため、体内に長く留まることがなく、身体的・経済的負担を考慮した使用が可能です。
食事による吸収への影響が少ないため、食前・食後を問わず服用可能です。
デートや食事のスケジュールに合わせやすい利便性があります。
ポゼットはバイアグラ、シアリス、レビトラなどのED治療薬と併用可能です。
EDと早漏を併発している方は、両方の薬を組み合わせることで勃起と射精の両方の問題に対処できるでしょう。
特にバイアグラは効果が現れるタイミングがポゼットと近い（ともに服用後1時間前後）ため、併用しやすい組み合わせとされています。
ポゼットでは、吐き気、下痢などの副作用が報告されています。
これは消化管にあるセロトニン受容体が一時的に刺激されるためです。
対策
初めて服用する場合は30mgの低用量から開始し、身体が慣れてから60mgに増量することで副作用を軽減できます。
服用時に水を多め（300〜500ml程度）に飲む、軽く食事をしてから服用するなどの工夫も有効です。
症状が続く場合は市販の胃薬や下痢止めを使用しても問題ありません。
ポゼットを服用すると、めまい、ふらつき、眠気が生じることがあります。
特に注意が必要なのは「起立性低血圧」で、急に立ち上がった際に血圧が下がり、ふらつきや失神を起こす可能性があります。
臨床試験では、失神の発現率は0.1％未満と報告されていますが、転倒によるケガのリスクがあるため軽視できません。
対策
服用後は急な動作を避け、ふらつきを感じたら横になって休んでください。服用後の車の運転は控えましょう。
ポゼットとアルコールを併用すると、アルコールの作用が通常より強く出てしまいます。
普段より少ない量で酔いが回り、めまい、眠気、失神などのリスクが高まります。
ED治療薬もアルコールとの相性は良くありませんが、ポゼットはさらに注意が必要です。
対策
ポゼット服用時の飲酒は控えてください。
以下に該当する方はポゼットを服用できません。
服用禁忌
ダポキセチンにアレルギーがある方、重い心臓病（心不全、不整脈、心臓弁膜症、狭心症など）のある方、過去に失神の経験がある方、中程度以上の肝機能障害がある方、うつ病・躁うつ病などの精神疾患で治療中または治療歴のある方、18歳未満の方などです。
併用禁忌薬
MAO阻害薬（抗うつ薬・抗パーキンソン病薬の一種）、SSRI・SNRI・三環系抗うつ薬などのセロトニン作動性を持つ薬、強力なCYP3A4阻害薬（抗真菌薬のケトコナゾール、HIV治療薬のリトナビルなど）との併用は禁止されています。
これらの薬と併用すると、セロトニン症候群（体温上昇、筋肉硬直、痙攣など）や重篤な副作用を引き起こす危険性があります。
他の薬を服用中の方は、必ず医師に申告してください。
ポゼットは経口薬（飲み薬）のため、注射のような痛みはありません。
錠剤を水またはぬるま湯で飲み込むだけで、特別な処置は不要です。
服用後に副作用として頭痛が生じることがあります。
これはダポキセチンの作用で血管拡張が起こるためと考えられています。
通常は一時的なもので、効果が切れる頃には軽減します。
頭痛がつらい場合は、市販の鎮痛剤（ロキソプロフェンやイブプロフェンなど）を服用しても問題ありません。
ただし、頭痛が強い、持続する場合は服用を中止し、医師に相談してください。
ポゼットは内服薬のため、外科的処置のような「ダウンタイム」はありません。服用後の副作用が落ち着けば、通常通りの生活が可能です。
服用直後〜1時間
薬が体内に吸収され、効果が現れ始めます。
この時点で吐き気やめまいを感じる方もいます。
1〜1.5時間後（効果のピーク）
血中濃度が最も高くなり、効果がピークを迎えます。
副作用もこの時間帯に最も強く出やすいです。
2〜5時間後
効果が持続している時間帯です。
この間に性行為を行うことで、射精時間延長の効果を実感できます。
6時間後以降
薬効が徐々に薄れていきます。
副作用も血中濃度の低下とともに軽減していきます。
24時間後
ダポキセチンの95％以上が体外に排出されます。
効果も副作用もほぼ消失し、次回の服用が可能になります。
ポゼットのクリニック処方における料金相場は、1錠あたり700円〜1,500円程度です。
ポゼット30mg
1錠700円〜1,000円程度
ポゼット60mg
1錠900円〜1,500円程度
クリニックによって価格設定は異なり、まとめ買いで割引になる場合もあります。
オンライン診療を行うクリニックでは、1錠712円〜といった比較的安価な価格で提供しているところもあります。
先発品のプリリジーは1錠あたり1,500円〜3,000円程度で、ポゼットの2〜3倍の価格です。
有効成分・用量は同じなので、コストパフォーマンスではポゼットが優れています。
ただし、「ジェネリックは不安」という方はプリリジーを選ぶこともできます。
効果に差はないため、費用を重視するならポゼットが推奨されます。
性行為の頻度によって年間費用は大きく変わります。
月2回使用の場合
年間24錠×900円＝約21,600円
週1回使用の場合
年間52錠×900円＝約46,800円
ED治療薬を併用する場合は、その費用も上乗せになります。
継続使用を前提に、無理なく続けられる価格のクリニックを選ぶことが重要です。
有効成分と効果
どちらもダポキセチンを有効成分とし、30mg・60mgの用量で処方されます。
効果、副作用、服用方法は完全に同一です。
価格の違い
プリリジーは1錠1,500円〜3,000円、ポゼットは700円〜1,500円と、ポゼットが安価といえるでしょう。
選び方の目安
効果は同じなので、費用を抑えたい方はポゼット、ジェネリックに抵抗がある方はプリリジーを選ぶとよいでしょう。
パロキセチンは抗うつ薬として日本で承認されているSSRIですが、射精遅延の副作用を利用して早漏治療に転用されることがあります。
服用方法の違い
パロキセチンは毎日継続服用が必要（効果が安定するまで数週間かかる）ですが、ダポキセチンは必要なときだけの頓服でOKです。
副作用の違い
パロキセチンは長期服用による依存性や離脱症状のリスクがあります。
ダポキセチンは短時間作用型で依存性のリスクが低く、離脱症状も起こりにくいとされています。
選び方の目安
頓服で使いたい方、依存性を避けたい方はダポキセチン製剤（ポゼット）が向いています。
リドカインを含む局所麻酔剤（スプレーやクリーム）を陰茎に塗布し、感覚を鈍らせることで射精を遅らせる方法もあります。
作用メカニズムの違い
リドカインは陰茎の感覚を麻痺させて物理的に刺激を減らします。
ダポキセチンは脳に作用して射精反射をコントロールするため、感覚は保たれます。
効果の違い
リドカインは塗布部位のみの局所的効果で、心因性早漏には効果が限定的です。
ダポキセチンは脳に作用するため、心因性早漏（緊張、不安が原因）に効果的です。
パートナーへの影響
リドカインはパートナーに付着すると、パートナーの感覚も鈍らせてしまう可能性があります。
ダポキセチンは内服薬なのでその心配がありません。
選び方の目安
過敏性早漏（陰茎の感覚が敏感すぎる）にはリドカイン、心因性早漏にはダポキセチンが適しています。
両方を併用することでより高い効果が期待できる場合もあります。
ED治療薬は勃起を維持するための薬であり、早漏治療薬とは根本的に目的が異なります。
作用の違い
ED治療薬は血流を促進して勃起をサポートしますが、射精を遅らせる効果はありません。
ポゼットは射精をコントロールしますが、勃起をサポートする効果はありません。
併用について
EDと早漏を併発している場合は、ED治療薬とポゼットを併用することで両方の問題に対処できます。
医師の指導のもとで併用することで、安全かつ効果的な治療が可能です。
「ポゼットを飲んだが効果がなかった」というケースがあります。
原因
ポゼットは心因性早漏（緊張、不安、プレッシャーが原因）に効果的ですが、過敏性早漏（陰茎の感覚が敏感すぎる）には効果が限定的です。
また、初回服用では効果を実感しにくいという報告もあります。
服用タイミングが適切でなかった（直前すぎた、早すぎた）可能性もあります。
対策
複数回服用することで効果が安定してくる場合があります。
30mgで効果が不十分な場合は、医師と相談して60mgへの増量を検討しましょう。
過敏性早漏の場合は、リドカインスプレーとの併用を検討してください。
服用タイミングは性行為の1〜3時間前が目安です。
「吐き気がひどくて性行為どころではなかった」というケースもあります。
原因
初めての服用で身体が慣れていない、空腹状態で服用した、用量が多すぎた（いきなり60mgを服用した）、アルコールと併用した、などが考えられます。
対策
初回は30mgの低用量から開始してください。
服用時は水を多め（300〜500ml）に飲み、軽く食事をしてから服用すると副作用が出にくくなります。
アルコールとの併用は避けてください。
数回服用するうちに身体が慣れて副作用が軽減することが多いです。
インターネットの個人輸入サイトでポゼットを購入し、偽造品だったというケースがあります。
原因
医薬品の個人輸入は、正規の流通ルートを通らないため偽造品が紛れ込むリスクがあります。
ED治療薬の合同調査では、インターネット流通品の約40％が偽造品だったという報告もあります。
偽造品は有効成分が含まれていなかったり、不純物が混入していたりする危険性があります。
対策
必ず医師の診察を受け、クリニックで処方を受けてください。
オンライン診療を行っているクリニックであれば、自宅にいながら診察・処方を受けられます。
「安さ」だけで個人輸入サイトを利用するのは危険です。
ポゼットは未承認医薬品のため、すべてのクリニックで処方しているわけではありません。
ED治療・早漏治療を専門に行っているクリニックを選びましょう。
症例数が多いクリニックは、患者の状態に応じた適切な用量調整や、副作用への対処法についての知見が豊富です。
ホームページで早漏治療の取り扱いがあるか確認し、処方実績について問い合わせてみるとよいでしょう。
ポゼットは日本では未承認のため、クリニックが海外から輸入して処方しています。
厚生労働省（地方厚生局）の輸入許可を得て、正規の医薬品輸入代行業者を通じて入手しているクリニックを選びましょう。
第三者機関による成分検査を行っているクリニックであれば、より安心です。
正規品かどうか不安な場合は、クリニックに入手ルートを確認してください。
早漏はデリケートな悩みであり、相談しにくいと感じる方も多いです。
プライバシーに配慮した診療体制（個室での診察、男性スタッフのみ対応など）を整えているクリニックが望ましいです。
禁忌（服用できない条件）や併用禁忌薬についてしっかり確認し、患者の健康状態を考慮した上で処方を行うクリニックを選びましょう。
「とにかく薬を売りたい」というスタンスのクリニックは避けてください。
早漏で対面診療を受けるのに抵抗がある方は、オンライン診療に対応したクリニックを検討してください。
スマートフォンやパソコンで診察を受け、薬は自宅に郵送されるため、誰にも知られずに治療を始められます。
荷物の送り主名や品名にも配慮しているクリニックが多く、家族に知られる心配もありません。
オンライン診療でも、初診から処方が可能なクリニックが増えています。
Q.ポゼットは毎日飲んでも大丈夫ですか？
A.24時間以上の間隔を空ければ、毎日服用しても問題ありません。ダポキセチンは短時間作用型のSSRIで、習慣性（クセになる）や耐性（効きにくくなる）のリスクは低いとされています。継続して服用することで、射精コントロールがしやすくなるという報告もあります。ただし、副作用が続く場合や体調に異変を感じた場合は、医師に相談してください。
Q.バイアグラなどのED治療薬と一緒に飲めますか？
A.医師の指導のもとであれば、ED治療薬との併用は可能です。EDと早漏を併発している方は多く、両方の薬を組み合わせることで勃起と射精の両方の問題に対処できます。特にバイアグラは効果が現れるタイミングがポゼットと近いため、併用しやすいとされています。ただし、どちらも血管拡張作用があるため、めまいやふらつきのリスクが高まる可能性があります。自己判断での併用は避け、必ず医師に相談してください。
Q.ポゼットはどこで買えますか？ドラッグストアで売っていますか？
A.ポゼットはドラッグストアや薬局では販売されていません。日本では未承認医薬品のため、ED治療専門クリニックや泌尿器科で医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。インターネットの個人輸入サイトで購入することも可能ですが、偽造品のリスクが高いためおすすめしません。オンライン診療を行っているクリニックであれば、自宅にいながら診察・処方を受けられるので、対面診療に抵抗がある方はそちらを検討してください。
美容医療相談室に届いたポゼットの美容医療＆美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
美容医療相談室では、みなさまからお寄せいただいた体験談やご意見を元に、治療法に関する情報提供や名医の紹介を行っています。 「治療を受けたことがある」「カウンセリングに行ってみた」「友人が治療を受けた」など、ぜひ口コミ・体験談情報をお寄せください！
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