ケナコルト注射

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ケナコルト注射の内容・効果

ケナコルト注射とは?有効成分と作用メカニズム

ケナコルト注射は、有効成分「トリアムシノロンアセトニド」を含むステロイド製剤です。ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社が製造し、厚生労働省から認可を受けた医薬品で、美容医療では主にケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の治療に使用されています。

ケロイドや肥厚性瘢痕は、傷が治る過程で「線維芽細胞」という細胞がコラーゲンを過剰に産生することで発生します。通常の傷は治癒すれば平坦になりますが、線維芽細胞が異常に活発化すると傷跡が赤く盛り上がり、かゆみや痛みを伴うことがあります。

ケナコルト注射の最大の特徴は、そのドラッグデリバリーシステム(DDS)にあります。注射された薬剤は微細な固形粒子として患部に2〜3週間とどまり、徐々に溶け出しながら効果を発揮します。つまり、1回の注射で24時間体制でステロイドを持続的に作用させるのと同等の効果が得られるのです。



ケナコルト注射の5つの作用機序

ケナコルト注射がケロイドや肥厚性瘢痕に効果を発揮するのは、以下の5つのメカニズムが複合的に働くためです。

1. 線維芽細胞の増殖抑制
ケロイドの原因である線維芽細胞の増殖と活動を強力に抑制します。これにより、傷跡がそれ以上盛り上がったり硬くなったりすることを防ぎます。

2. コラーゲン合成の抑制
線維芽細胞が産生するコラーゲンの合成を抑える働きがあります。過剰なコラーゲン産生を抑えることで、ケロイドが硬く大きくなるのを防止します。

3. 抗炎症作用
強力な抗炎症作用により、瘢痕組織における炎症反応を抑制します。これにより、傷跡の赤みや不快感を改善します。

4. 組織の萎縮作用
過剰に増殖した線維組織や血管を萎縮させる効果があります。この作用により、盛り上がったケロイドが徐々に平坦化し、柔らかくなっていきます。

5. 血管収縮作用
ケロイド組織内の血管を収縮させ、酸素や栄養素の供給を抑制します。これによりケロイドの肥大化を防ぎます。



ケナコルト注射の適応症状

ケロイド
元の傷の範囲を超えて広がる、赤く硬い盛り上がりです。体質的な要因が関与しており、ピアスホールや手術痕、ニキビ跡などから発生することが多いです。好発部位は耳たぶ、前胸部、肩、下顎などです。

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
傷跡の範囲内で赤く盛り上がった状態です。ケロイドと似ていますが、元の傷の大きさを超えて広がることはありません。通常は半年〜1年程度で自然に落ち着きますが、盛り上がり自体は残ることがあります。

肉芽腫(にくげしゅ)
ピアスの穴など、異物への反応や感染によって組織が盛り上がったものです。

ヒアルロン酸・脂肪注入後のしこり
美容施術後に発生した硬結は自然に吸収されにくいため、ケナコルト注射が有効です。

注意点
白く平坦になった古い傷跡や、凹んでしまった傷跡には効果がありません。赤みや盛り上がりがある状態が治療対象となります。

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ケナコルト注射のメリット

ケナコルト注射には、他の治療法にはない複数のメリットがあります。



短時間で完了する簡便な治療

施術時間は5〜10分程度で、外来で短時間に完了します。入院の必要はなく、施術後はすぐに日常生活に戻ることができます。忙しい方や長時間の通院が難しい方にも適した治療法です。



局所にのみ作用するため全身への影響が少ない

ケナコルトは注射した患部にのみ集中的に作用し、全身への影響が最小限に抑えられます。内服ステロイドのように全身に薬剤が回ることがないため、副作用リスクを局所に限定できます。薬剤は2〜3週間かけて徐々に吸収されるため、持続的な効果が期待できます。



比較的早期に効果を実感できる

注射後数日〜1週間程度で傷跡が柔らかくなることを実感できる場合があります。1回の注射で効果が出ることもありますが、多くの場合は3〜4週間ごとに数回繰り返すことで、盛り上がりを徐々に小さくしていきます。短期間で変化を実感しやすい点も大きなメリットです。



かゆみや痛みの症状改善にも有効

ケロイドに伴うかゆみや痛み、引きつれ感といった不快な症状も、抗炎症作用により改善が期待できます。見た目の改善だけでなく、日常生活の質(QOL)向上にも貢献します。

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ケナコルト注射のデメリット・リスク

ケナコルト注射は有効な治療法ですが、ステロイド製剤特有のリスクも存在します。リスクの発生機序を理解し、適切な対策を講じることが重要です。



皮膚陥凹(凹み)のリスク

最も注意すべき副作用は、注射部位やその周辺の皮膚が凹んでしまう「皮膚陥凹」です。これは薬剤の効果が強く出すぎた場合や、注入量・濃度が適切でなかった場合、注射の深さが深すぎた場合に発生します。

発生機序
ケナコルトには細胞を萎縮させボリュームを減らす作用があります。目標のケロイド組織だけでなく、周囲の正常な皮膚や皮下脂肪にまで薬剤が流れると、その部分が萎縮して凹みが生じます。

対策
皮膚陥凹を防ぐため、医師は必要最小限の注入量に留め、適切に希釈した薬剤を使用します。また、注射後はマッサージをしないことが重要です。マッサージにより薬剤が周囲に広がり、正常な皮膚に影響を及ぼすリスクが高まります。一度凹んでしまうと元に戻すのは難しいため、経験豊富な医師による慎重な施術が必要です。



毛細血管拡張(赤い線が浮き出る)

注射部位の皮膚表面に毛細血管が浮き出て見えるようになることがあります。これはステロイドの血管収縮作用の反動として、血管が拡張してしまう現象です。

対策
注入量と回数を適切にコントロールすることで発生リスクを軽減できます。Vレーザー照射など、別の治療法で改善できる場合もあります。



皮膚の菲薄化(薄くなる)

注射部位の皮膚が薄くなることがあります。これはステロイドのコラーゲン合成抑制作用が、正常な皮膚組織にも影響を及ぼした結果です。

対策
過度な頻度での注射を避け、2〜4週間以上の間隔を空けて施術を行います。



効果が出にくいケース

ステロイドの効果には体質による差があり、複数回注射しても盛り上がりの改善効果がほとんど見られないことがあります。特に古いケロイドや非常に硬いケロイドでは、効果が出にくい傾向があります。そのような場合は、手術療法やレーザー治療など他の治療法を検討する必要があります。



色素沈着の変化

注射部位の色素が沈着したり、逆に脱色したりすることがあります。これは一時的な場合が多いですが、完全に元通りにならないこともあります。

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ケナコルト注射の痛み・麻酔

施術中の痛みについて

ケナコルト注射では、2種類の痛みを感じることがあります。

針を刺す時の痛み
非常に細い針(30〜32ゲージ程度)を使用するため、チクッとした痛みはありますが、通常は我慢できる程度です。

薬剤を注入する時の痛み
ケロイドや肥厚性瘢痕は組織が硬いため、薬剤を注入する際に圧迫感や痛みを感じることがあります。特にケロイドが硬い状態では、注入時の痛みが強くなる傾向があります。ただし、治療を重ねてケロイドが柔らかくなってくると、注入時の痛みは徐々に軽減されます。



麻酔の種類と対応

基本的に施術は5〜10分程度の短時間で終わるため、麻酔なしで行うことも多いですが、痛みに敏感な方には以下の対応が可能です。

麻酔テープ(リドカインテープ)
施術1時間前に貼付することで、針を刺す痛みを軽減できます。

局所麻酔剤との混合
キシロカイン(リドカイン)入りの局所麻酔剤とケナコルトを混合して注射することで、注入時の痛みを軽減する方法もあります。ただし、希釈により薬剤濃度が変わるため、医師の判断により使用されます。

クーリング
施術前に患部を冷却することで、痛みを感じにくくすることができます。



術後の痛み

施術後は特別な痛みはほとんどありません。まれに注射部位に軽度の違和感や鈍痛を感じることがありますが、通常は数時間〜1日程度で消失します。痛み止めが必要になることはほとんどありません。

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ケナコルト注射のダウンタイム

ケナコルト注射のダウンタイムは比較的短く、日常生活への影響は最小限です。施術後の経過を時系列で解説します。



施術直後
注射部位に軽度の発赤(赤み)が生じることがあります。これは一時的な反応で、数時間以内に消えることがほとんどです。施術直後からパウダータイプのファンデーションであれば使用可能です。



数時間後
発赤は徐々に落ち着きます。腫れはほとんど出ない場合が多いですが、個人差があります。入浴は当日から可能ですが、注射部位を強くこすることは避けてください。



翌日
翌日からは通常通りのメイクが可能です。軽度の内出血が出る場合がありますが、メイクでカバーできる程度です。特別な制限はなく、普段通りの生活を送ることができます。



1〜2週間後
内出血が生じた場合でも、通常1〜2週間で自然に消失します。施術後のマッサージは厳禁です。薬剤が周囲に広がり、正常な皮膚に陥凹が生じるリスクがあります。



1ヶ月後以降
注射の効果が現れ、ケロイドの盛り上がりが徐々に平坦化してきます。かゆみや痛みなどの症状も軽減していることが多いです。状態を確認し、必要に応じて次回の注射を検討します。



日常生活での注意事項

施術当日のアルコール摂取は避けてください。注射部位への圧迫やマッサージは厳禁です。激しい運動は当日のみ控えることが推奨されます。翌日以降は特別な制限なく通常生活が可能です。

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ケナコルト注射の料金・費用

保険適用の場合

ケナコルト注射は、ケロイドや肥厚性瘢痕の治療として保険適用となる場合があります。保険適用時の規定は「週1回、1回10mgまで」とされています。

保険診療の目安
3割負担の場合、1回あたり約1,000〜3,000円程度(診察料・処置料込み)となることが多いです。ただし、美容目的での治療は保険適用外となります。

注意点
近年、一部のクリニックではケナコルト注射を自費診療に移行しているケースがあります。受診前に保険適用の可否を確認することをおすすめします。



自費診療の場合

美容クリニックでの自費診療の場合、料金相場は以下の通りです。

1回あたり:5,000円〜15,000円程度

料金は注射する範囲や部位数、使用する薬剤量によって変動します。複数箇所に注射する場合でも一律料金のクリニックもあれば、箇所ごとに加算されるクリニックもあります。



トータルコストの考え方

ケナコルト注射は1回で終了することは少なく、通常3〜6回程度の治療が必要です。3〜4週間に1回のペースで通院する場合、治療期間は約3〜6ヶ月程度となります。

総額の目安
保険適用の場合:約5,000円〜20,000円程度(3〜6回分)
自費診療の場合:約15,000円〜90,000円程度(3〜6回分)

コストパフォーマンスを考える際は、1回あたりの料金だけでなく、治療完了までの総額を確認しておくことが重要です。また、初診料・再診料が別途かかるクリニックもあるため、事前に確認しましょう。

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ケナコルト注射と他の施術の比較

ケナコルト注射 vs 外用ステロイド(ドレニゾンテープ)

効果の強さ
ケナコルト注射は病変部に直接薬剤を注入するため、外用薬より高い効果が期待できます。ドレニゾンテープ(フルドロキシコルチド含有)は軽度〜中等度の肥厚性瘢痕には有効ですが、硬く盛り上がったケロイドには効果が限定的です。

使い分け
軽度の肥厚性瘢痕には外用薬から開始し、効果不十分な場合にケナコルト注射へステップアップするのが一般的な流れです。



ケナコルト注射 vs 内服薬(トラニラスト/リザベン)

作用機序の違い
トラニラスト(商品名:リザベン)は、線維芽細胞からのコラーゲン合成を抑制する内服薬です。ケナコルト注射が局所に直接作用するのに対し、トラニラストは内服により全身的に作用します。

使用タイミング
トラニラストは傷ができたばかりで痒みがある状態に適しており、予防的な使用も可能です。一方、ケナコルト注射は感染症リスクを考慮し、傷ができて1ヶ月程度経過してから行うのが望ましいとされています。

併用療法
両者は併用可能であり、内服薬で予防しながら、盛り上がりが出てきた部分にケナコルト注射を行う方法も有効です。



ケナコルト注射 vs 手術(切除術)

適応の違い
手術は大きなケロイドや、注射では改善しにくいケロイドに適応されます。ケロイドを完全に切除できる一方、ケロイド体質の方は再発リスクがあります。

再発リスクへの対応
手術単独での再発率は高いため(30〜50%との報告あり)、手術後にケナコルト注射や放射線治療を併用して再発を予防する方法が一般的です。

選択の基準
ケロイドの赤みが強く硬い状態では、まずケナコルト注射と内服薬で1〜2ヶ月治療してから手術を行う方が、術後の再発リスクを下げられます。



ケナコルト注射 vs レーザー治療

レーザーの種類と効果
色素レーザー(Vビームなど)は、ケロイドの赤みや血管拡張の改善に有効です。炭酸ガスレーザーはケロイド組織の蒸散に使用されます。

使い分け
レーザーはケロイドの赤みの改善には効果的ですが、盛り上がりの改善にはケナコルト注射の方が効果的です。シリコンシート(圧迫療法)やレーザー治療とケナコルト注射を組み合わせることで、より高い効果が得られる場合があります。

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ケナコルト注射の失敗・修正

皮膚が凹んでしまった

状況
注射後、ケロイドだけでなく周囲の正常な皮膚まで凹んでしまうケースです。一度凹むと元に戻すのは非常に難しく、最も避けたい失敗です。

原因
薬剤の量や濃度が多すぎた、注射の深さが適切でなかった(皮内に注入してしまった)、原液のまま希釈せずに使用した、術後にマッサージをしてしまい薬剤が周囲に広がった、などが考えられます。

対策
経験豊富な医師を選ぶことが最重要です。適切な医師は、薬剤を希釈して使用し、皮内ではなく皮下の瘢痕組織に注射を行います。また、術後はマッサージを絶対にしないことを徹底する必要があります。



効果がほとんど見られない

状況
複数回注射しても盛り上がりが改善しないケースです。

原因
ステロイドへの反応性には体質差があり、効きにくい体質の方がいます。また、ケロイドが非常に硬い場合や、長期間放置されて大きくなったケロイドでは効果が出にくいことがあります。注射部位が適切でなかった(ケロイド組織内に確実に入っていなかった)可能性もあります。

対策
3〜4回注射しても効果が見られない場合は、手術療法など他の治療法への切り替えを検討します。ケロイドが硬すぎる場合は、まず内服薬で軟化させてから注射を行う方法もあります。



ケロイドが再発した

状況
治療で一度平らになったケロイドが、数ヶ月〜数年後に再び盛り上がってきたケースです。

原因
ケロイドは体質的な要因が大きいため、完全に治っても再発する可能性があります。特に、治療後に傷跡を刺激したり、同部位に新たな傷ができたりすると再燃しやすくなります。Vレーザー照射や医療脱毛でケロイドが再燃した事例も報告されています。

対策
治療完了後も傷跡を刺激しないよう注意し、テーピングによる保護を6ヶ月〜1年程度続けることが推奨されます。再発の兆候(赤み、かゆみの再出現)が見られたら、早期に受診することで悪化を防げます。

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ケナコルト注射の名医

形成外科専門医であるか

ケロイドや肥厚性瘢痕の治療は形成外科の専門領域です。日本形成外科学会認定の「形成外科専門医」資格を持つ医師を選ぶことで、傷跡治療に関する深い知識と技術が担保されます。

専門医は、ケロイドと肥厚性瘢痕の鑑別診断、適切な治療法の選択、薬剤の量・濃度・深さの調整など、細やかな判断が可能です。



ケロイド治療の症例数・経験

ケナコルト注射は医師の経験によって結果が大きく左右されます。以下の点を確認しましょう。

ケロイド治療の年間症例数、注射だけでなく手術やレーザーなど複数の治療オプションを持っているか、症例写真(ビフォーアフター)を公開しているか、などが判断材料となります。

症例数が多い医師は、様々なパターンのケロイドを見てきており、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立てることができます。



副作用リスクへの配慮と説明

信頼できる医師は、治療のメリットだけでなくリスクについても丁寧に説明します。カウンセリング時に以下を確認しましょう。

皮膚陥凹のリスクについて説明があるか、リスクを最小化するための具体的な対策(希釈濃度、注入量の調整など)を説明してくれるか、術後の注意事項(マッサージ禁止など)をしっかり伝えてくれるか、といった点が重要です。

「絶対に凹まない」「必ず治る」など、リスクを軽視するような発言がある場合は注意が必要です。



複合的な治療を提案できるか

ケロイド治療はケナコルト注射だけで完結しないケースも多くあります。内服薬、外用薬、手術、レーザー、圧迫療法、放射線治療など、複数の治療法を組み合わせることでより良い結果が得られる場合があります。

一つの治療法に固執せず、患者の状態に応じて最適な治療プランを提案できる医師を選びましょう。


施術名を受けるのにおすすめのクリニック・名医


恵比寿形成外科・美容クリニック

出展先:https://ebisu-keiseibiyou.jp/

恵比寿形成外科・美容クリニックは、JR・日比谷線恵比寿駅から徒歩1分という好立地に位置するクリニックです。

形成外科・美容皮膚科・美容婦人科の3つの診療科を設け、日本形成外科学会から「教育関連美容外科施設」として認定されている点が特徴です。

ケロイドや肥厚性瘢痕の治療では、ケナコルト注射とレーザー治療を組み合わせた複合的なアプローチを提供しており、傷跡に外傷性色素沈着がある場合にも対応できる体制を整えています。

形成外科専門医が複数在籍し、保険診療にも対応しているため、傷跡治療を検討している方にとって相談しやすい環境といえます。

恵比寿形成外科・美容クリニックのケナコルト注射の名医

【恵比寿形成外科・美容クリニック】 西嶌暁生先生

西嶌暁生先生は、筑波大学形成外科で創傷治癒や外傷、再建を専門として研鑽を積み、医学博士号を取得した形成外科専門医です。

傷跡修正やレーザー治療を得意分野としており、論文執筆数は35本、学会発表は95件に及びます。

筑波大学附属病院で病院講師として研修医や医学生の教育にも携わった経験を持ち、きず跡治療に関する豊富な知識と実績を有しています。


酒井形成外科

出展先:https://sakai-keisei.gr.jp/

酒井形成外科は、1995年に開院し30年近い歴史を持つ形成外科・美容外科クリニックです。

JR大塚駅から徒歩1分の場所にあり、有床診療所として入院を伴う手術にも対応できる設備を備えています。

ケロイド治療においては、内服薬(リザベン)、ステロイド含有テープ、ステロイド注射を症状に応じて組み合わせる治療プログラムを提供しています。

「部位や手術法別に専門医をチーム医療で配置する」方針を掲げ、各分野のエキスパートが連携して治療にあたる体制が構築されている点が強みです。

酒井形成外科のケナコルト注射の名医

【酒井形成外科】 酒井倫明先生

酒井倫明先生は、日本美容外科学会(JSAPS)専門医と日本形成外科学会専門医・指導医の両方の資格を持つベテラン医師です。

千葉大学形成外科講師、昭和大学形成外科講師を歴任し、皮膚腫瘍学会専門医の資格も有しています。

ケロイドや瘢痕治療においては、形成外科的な縫合技術とステロイド注射を組み合わせた治療を得意とし、長年の経験に基づいた丁寧なカウンセリングで治療を進めています。


ケナコルト注射の施術を成功させるには


ケナコルト注射の施術を成功させる鍵は、経験豊富な名医に依頼することです。

名医であれば、患者さん一人ひとりの状態や悩みに合わせた細やかな対応が可能です。

また、トラブルを未然に防ぎ、安心して施術を受けられる点も大きなメリットと言えるでしょう。

美容医療相談室では、ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。

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ケナコルト注射のよくある質問と回答

Q.ケナコルト注射は何回くらい必要ですか?

A.ケロイドの大きさ、厚み、部位、体質によって異なりますが、一般的には3〜6回程度の治療が必要です。1ヶ月に1回(または3〜4週間に1回)のペースで通院し、治療期間は約3〜6ヶ月となることが多いです。1回で効果が出る場合もあれば、それ以上の回数が必要な場合もあります。盛り上がりがなくなった時点で治療終了となりますが、ケロイドは再発する可能性があるため、定期的な経過観察が推奨されます。



Q.ケナコルト注射の効果はいつ頃から実感できますか?

A.注射後数日〜1週間程度で、傷跡が柔らかくなる変化を感じ始める方が多いです。盛り上がりの平坦化には通常1ヶ月程度かかります。かゆみや痛みなどの症状は、注射後比較的早い段階で改善することがあります。ただし、効果の出方には体質差があり、すぐに効果を感じる方もいれば、数回の注射を重ねてから変化が現れる方もいます。また、薬剤は2〜3週間かけて徐々に吸収されるため、効果は持続的に現れます。



Q.妊娠中・授乳中でもケナコルト注射を受けられますか?

A.妊娠中・授乳中のケナコルト注射は推奨されません。ケナコルトはステロイド製剤であり、胎児への影響や母乳への移行の可能性があるため、この時期の使用は避けるべきとされています。妊娠を予定している方も、治療開始前に医師に相談してください。また、糖尿病、高血圧、緑内障、白内障などの持病がある方も、ステロイドの全身的な影響を考慮し、事前に必ず申告する必要があります。感染症にかかっている方は、免疫力低下により症状が悪化する可能性があるため、治療が落ち着いてからの施術となります。

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ケナコルト注射の口コミ・体験談

美容医療相談室に届いたケナコルト注射の美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。

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