チタニウムリフト

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チタニウムリフトの内容・効果

チタニウムリフトとは


チタニウムリフトは、イスラエルAlma Lasers社が開発した医療用レーザー機器「ソプラノチタニウム(Soprano Titanium)」を用いた、非侵襲的なリフトアップ治療です。もともと、蓄熱式医療脱毛機として開発された本機器が、照射時に真皮層からSMAS筋膜への熱刺激によりコラーゲン生成を促進することが判明しました。その後、韓国の美容皮膚科医らによってリフトアップ専用の照射プロトコルが考案され、美容関心の高い層から注目を集めています。日本でも2023年頃から導入クリニックが増加しているのが特徴です。


使用機器のスペック


機器名:ソプラノチタニウム(Soprano Titanium)/ ソプラノアイスプラチナム(Soprano ICE Platinum)


製造元:Alma Lasers社(イスラエル)


承認状況:米国FDA認証取得(脱毛用途)。日本では未承認医療機器のため、医師による個人輸入にて導入。


3波長同時照射テクノロジー


チタニウムリフトの大きな特徴は、3つの異なる波長のレーザーを同時に照射し、皮膚の浅層から深層まで立体的にアプローチできる点にあります。



  • 755nm(アレキサンドライト):表皮〜真皮浅層に作用。メラニン色素への吸収率が高く、くすみ改善・トーンアップ・産毛脱毛効果をもたらすことが期待されるでしょう。

  • 810nm(ダイオード):真皮層に効率よく熱を届け、コラーゲン・エラスチンの生成を促進。肌のハリ・弾力向上とタイトニング(引き締め)効果を発揮します。

  • 1064nm(Nd:YAGレーザー):皮下組織からSMAS筋膜近傍まで到達するとされています。たるみの根本原因となる筋膜層に熱を加え、組織を収縮させることでリフトアップ効果につながります。


2つの照射モード


施術部位や肌状態に応じて、以下の2モードを使い分けることで、より詳細なリフトアップを目指します。



  • STACKモード:高出力の蓄熱照射で深部(SMAS筋膜層)まで熱エネルギーを届けるモード。皮膚の厚い部位(フェイスライン・頬・顎下)に使用し、強力なリフトアップ効果を狙うのが特徴です。

  • SHRモード:低出力を連続照射し、真皮層に熱を蓄積させるモード。皮膚の薄い部位(額・目周り・首)に使用し、タイトニング・トーンアップ効果を引き出します。


施術の流れ


①カウンセリング・診察:医師が肌状態の確認、施術適応の判断、リスク説明を行います。


②洗顔・剃毛:メイク・皮脂を落とし、照射部位の産毛を剃毛します(レーザーが毛に反応して火傷リスクを避けるため)。


③ジェル塗布:専用ジェルを塗布し、レーザーの伝導効率を高めます。


④照射:ハンドピースを肌に密着させながらスライドさせ、STACKモード・SHRモードを切り替えながら全顔を照射。施術時間は全顔で約30分


⑤終了・アフターケア:ジェルを拭き取り、保湿・鎮静パックを行う場合もあります。施術直後からメイクが可能ですが、肌はデリケートになっているため、優しくケアすることが大切です。


期待できる効果



  • リフトアップ:SMAS筋膜への熱刺激による組織の収縮とコラーゲン再構築で、フェイスラインのもたつき・頬のたるみ・二重顎の改善が期待されます。

  • タイトニング(引き締め):真皮層のコラーゲン生成促進により、毛穴の開きや小じわの軽減につながります。

  • トーンアップ(美白):755nmレーザーがメラニンに作用し、くすみを改善して肌の透明感を向上させる効果が期待できます。

  • 産毛脱毛:脱毛機由来の技術により、顔の産毛を同時に処理できる点も魅力の一つです。


効果の発現は施術直後から実感できるケースが多く、約2〜3週間後にコラーゲンが再構築されてさらなるリフトアップ効果が現れます。効果の持続期間は3〜6ヶ月程度で、定期的なメンテナンス(3〜4週間に1回、計3〜5回)により効果を維持・向上させることが推奨されています。

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チタニウムリフトのメリット

チタニウムリフトの主なメリット



  • ①3つの効果を1回の施術で同時に得られる:3波長同時照射により、リフトアップ・タイトニング・トーンアップという異なる層へのアプローチを一度の施術で実現できるのが特徴です。単一効果に限定されがちな他の機器に対し、チタニウムリフトは複数の肌悩みに同時対応できる「オールインワン施術」といえるでしょう。

  • ②痛みが少なく冷却システム搭載:ハンドピース先端を-3℃〜0℃に維持する冷却システム(アイスクーリング)を搭載しているため、照射時の熱感・痛みを大幅に軽減。HIFU治療では骨に近い部位で強い痛みを感じることがありますが、チタニウムリフトは「温かいマッサージを受けているような感覚」と表現されることが多く、麻酔なしでも施術可能です。

  • ③ダウンタイムが非常に短い:組織を「点状に熱凝固」させるHIFUと異なり、蓄熱式で広範囲に穏やかに熱を届けるため、肌表面へのダメージが極めて少ないです。施術直後に一時的な赤み・ほてりが出ることはありますが、通常は数時間〜当日中に消失し、施術直後からメイクが可能です。糸リフトのような腫れ・内出血・ひきつれのリスクもありません。

  • ④施術時間が短い:全顔で約30分と短時間で完了するため、ランチタイムや仕事帰りにも受けやすい施術といえます。

  • ⑤幅広い部位に照射可能:額・こめかみ・頬・フェイスライン・顎下・首など広範囲に対応。ただし、安全のため眉周り・目の周り2cm・鼻・口周り約1cmは照射を避けることになります。

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チタニウムリフトのデメリット・リスク

施術に伴うリスク・副作用


①一時的な赤み・ほてり:施術直後に照射部位が赤くなったり、熱感を感じることがあります。これは熱エネルギーに対する正常な皮膚反応であり、通常は数時間〜数日で自然に消失します。冷却や保湿ケアで軽減できるでしょう。


②炎症後色素沈着(稀):日焼けした肌や色素の濃い部位に照射すると、レーザーがメラニンに過剰反応して炎症後色素沈着(PIH)を起こすリスクが報告されています。施術前後は紫外線対策を徹底し、日焼け直後の施術は避けることが重要です。


③熱傷・水疱(稀):施術者の技術不足や不適切な出力設定、ハンドピースの密着不良により、皮膚に軽度のやけどや水ぶくれが生じるリスクがあります。適切な出力調整と照射技術を持つ医師・施術者を選ぶことで回避につながるでしょう。


④神経麻痺(極めて稀):過剰な熱エネルギーが神経に影響し、一時的な感覚鈍麻や麻痺が生じる可能性が報告されています。発生頻度は極めて低いですが、症状が続く場合は医師に相談が必要です。


⑤硬毛化(稀):産毛脱毛効果がある反面、まれに照射部位の毛が太く・濃くなる「硬毛化」現象が起こることがあります。発生した場合は追加照射や他の脱毛レーザーで対応します。


⑥感染(稀):施術後の傷口は極めて小さいですが、不衛生な環境や術後ケア不足により感染リスクがゼロではありません。施術後は清潔を保ち、処方された外用薬を使用してください。


施術を受けられない方(禁忌事項)



  • 妊娠中・授乳中の方

  • 照射部位に皮膚疾患(ヘルペス、湿疹、炎症性ニキビなど)がある方

  • 強く日焼けしている方、日焼け直後の方

  • ケロイド体質の方

  • 金属プレート・ペースメーカーを埋め込んでいる方

  • 1ヶ月以内にヒアルロン酸・ボトックス注入を受けた方(※施術順序要相談)

  • 光過敏症の方、光感受性を高める薬剤を服用中の方

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チタニウムリフトの痛み・麻酔

施術中の痛み


チタニウムリフトは、「温かい光を当てられているような感覚」と表現されることが多く、HIFU(ハイフ)と比較して痛みは大幅に軽減されています。これは、ハンドピース先端を-3℃〜0℃に冷却しながら照射する「アイスクーリングシステム」が搭載されているためです。


ただし、痛みの感じ方には個人差があり、骨に近い部位(フェイスライン・顎・額)では軽いチクチク感や熱感を感じる方もいます。皮膚が薄い部位や脂肪の少ない部位ほど刺激を感じやすい傾向があります。


麻酔の使用


多くのクリニックでは麻酔なしで施術可能ですが、痛みに敏感な方や不安な方には以下の対応がとられることがあります。



  • 表面麻酔クリーム(リドカインクリームなど):施術30分前に塗布し、皮膚表面の感覚を鈍麻させます

  • 冷却ジェルの追加:照射時の冷却効果を高めて不快感を軽減

  • 出力調整:痛みが強い場合は照射出力を下げて対応


術後の痛み


施術直後〜数時間は照射部位に軽いほてり感が残ることがありますが、痛みが持続することはほとんどありません。鎮痛剤が必要になるケースは稀といえるでしょう。

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チタニウムリフトのダウンタイム

ダウンタイムの目安


チタニウムリフトはダウンタイムが非常に短い施術として知られています。以下に時系列での経過をまとめます。



  • 施術直後:軽度の赤み・ほてり・むくみが出ることがありますが、多くは数時間〜当日中に消失。施術直後からメイク可能です。

  • 施術後1〜2日:赤みが残る場合もありますが、通常は24〜48時間以内に完全に消失。日常生活に支障はありません。

  • 施術後1週間:肌の引き締まり感が徐々に実感できるようになります。一時的にくすみが濃く見えることがありますが、これはターンオーバー促進による一過性の反応です。

  • 施術後2〜3週間:コラーゲンの再構築が進み、リフトアップ効果がピークに。フェイスラインがシャープになり、肌のハリ・ツヤが増します。


施術後の注意事項



  • 保湿ケア:施術後は肌が一時的に敏感になるため、十分な保湿で肌バリアを整えましょう。刺激の強い化粧品やピーリング剤は数日間避けることが推奨されます。

  • 紫外線対策:施術後は紫外線の影響を受けやすいため、日焼け止め(SPF30以上)・帽子・日傘でUVケアを徹底してください。

  • 入浴・運動:施術後24〜48時間は激しい運動・長時間の入浴・サウナを避けることが推奨されます(血行促進による赤み増強を防ぐため)。

  • アルコール:施術当日は飲酒を控えめにすることが望ましいでしょう。

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チタニウムリフトの料金・費用

チタニウムリフトの料金相場(日本国内)


チタニウムリフトの施術費用は、照射範囲・クリニックの立地・使用機器・施術者の技術レベルによって大きく異なります



  • 全顔1回:30,000円〜100,000円が相場。公式技術認定を取得した医師による施術は高価格帯(80,000円〜150,000円)になる傾向があります。

  • 全顔+首:50,000円〜150,000円程度。首のたるみも同時にケアしたい場合に選択。

  • コース料金(3〜5回):150,000円〜400,000円程度。単発よりも1回あたりの費用が割安になるセットプランを用意するクリニックが多いでしょう。


料金に含まれる内容の確認ポイント


クリニックによって料金に含まれる内容が異なるため、以下を事前に確認しましょう。



  • 照射範囲(全顔の定義:額・こめかみ・頬・フェイスライン・顎下のどこまで含むか)

  • 照射出力・ショット数(韓国では80kj以上が標準とされますが、低出力設定の場合は効果が限定的)

  • 麻酔クリーム代(別途2,000〜3,000円程度かかる場合あり)

  • アフターケア用パック代

  • 再診料・追加照射料

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チタニウムリフトと他の施術の比較

チタニウムリフト vs ウルセラ(HIFU)


ウルセラはリフトアップ効果に特化し、効果持続が長いのが特徴です。一方、チタニウムリフトは痛みを避けつつ、リフトアップに加えてトーンアップ・産毛脱毛効果も得られる点が魅力の一つです。頬コケリスクはHIFUの方が高いとされています。

チタニウムリフト vs 糸リフト(スレッドリフト)


糸リフトは施術直後から強いリフトアップ効果が実感できますが、腫れや内出血といったダウンタイムを伴う侵襲的な施術です。チタニウムリフトは完全に非侵襲で、ダウンタイムを避けたい方に適しています。糸リフト後のメンテナンスとしてもチタニウムリフトが併用される場合があります。

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チタニウムリフトの失敗・修正

チタニウムリフトでよくある「失敗」とその原因


①「効果を感じられない」:チタニウムリフトで最も多い不満がこのケースです。原因としては、照射出力が低すぎる(10kj以下など)照射回数が不十分(1回のみで判断)適応外のたるみ(重度の皮膚弛緩には限界あり)が考えられます。また、「劇的な若返り」を期待していた場合、チタニウムリフトの効果は「現状維持〜軽度改善」が主体であるため、期待値とのギャップが生じることがあります。


②「赤みや腫れが長引く」:通常は数時間で消失する赤みが数日続く場合、出力設定が肌状態に対して高すぎた、または日焼け肌への照射が原因として考えられます。施術前のカウンセリングで肌状態を正確に伝えることが重要です。


③「やけど・水疱ができた」:稀なケースですが、施術者の技術不足(ハンドピースの密着不良、同一部位への過剰照射)不適切な出力設定が原因です。公式プロトコルに基づいた研修を受けた施術者を選ぶことで回避につながるでしょう。


④「韓国で受けたら効果があったのに、日本では効果がない」:照射プロトコル(出力・ショット数・照射パターン)がクリニックによって異なることが原因です。韓国で考案された公式プロトコルに基づいた施術を受けられるか、事前に確認することが重要です。

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チタニウムリフトの名医

信頼できるクリニック・医師の選び方


①公式技術認定を取得しているか:チタニウムリフト考案者(韓国のDo Young Rhee医師)から直接指導を受け、Alma Korea社の公式技術認定証(Certificate)を取得している医師・施術者は、正式な照射プロトコルに基づいた施術を行えることが期待されます。


②医師の専門資格:日本形成外科学会専門医、日本美容外科学会(JSAPS)専門医など、皮膚・組織の解剖学的知識に基づいた安全な施術が期待できる資格を持つ医師が在籍しているかを確認することが重要です。


③照射出力・ショット数の説明があるか:カウンセリング時に「何kj(キロジュール)で照射するか」「何ショット照射するか」を具体的に説明してくれるクリニックは信頼性が高いといえるでしょう。


④カウンセリングの質:施術の期待できる効果だけでなく、起こりうるリスクや限界、そしてチタニウムリフトが適応外となる症状についても、医師が正直に説明しているかを確認してください。「すべての方に効果がある」「失敗は絶対にない」といった断定的な表現や、過度な効果を謳うクリニックは避けるべきでしょう。


⑤アフターケア体制:施術後に万一、赤みや副作用などの問題が生じた際の連絡体制や再診対応が明確に整っているかを確認しましょう。また、治療継続が困難になった場合の返金ポリシーについても事前に説明があるクリニックを選ぶことが、患者さんにとって安心につながるといえます。

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チタニウムリフトのよくある質問と回答

Q. チタニウムリフトは何回受ければ効果が出ますか?

A. 1回の施術でも施術直後からリフトアップ・引き締め効果を実感できる方が多いです。ただし、効果を最大化・持続させるには3〜4週間に1回のペースで3〜5回の継続施術が推奨されています。その後はメンテナンスとして3〜6ヶ月に1回の施術を続けることで、効果を維持できるでしょう。


Q. チタニウムリフトとHIFU(ハイフ)は併用できますか?

A. はい、併用可能です。HIFUでSMAS筋膜を点状に引き締め、チタニウムリフトで広範囲の蓄熱・トーンアップを行うことで、相乗効果が期待できます。ただし、同日施術の可否や施術間隔についてはクリニックの方針により異なるため、医師と相談の上で決定することが大切です。

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チタニウムリフトの口コミ・体験談

美容医療相談室に届いたチタニウムリフトの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。

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