ボトックスによる多汗症治療|メリット・デメリットや費用相場を解説!
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ボトックス注射で多汗症を改善できるって本当?
多汗症といっても、軽度〜重度まで個人差によって症状の強さは異なってきます。
多汗症の治療方法は様々ですが、その中でもボトックス注射は高い効果が見込めるとして多くの病院でこの方法が行われているようです。
今回はボトックスによる多汗症治療について、方法・メリット・デメリット・費用などを紹介していきます。
そもそも多汗症とは?
多汗症とは文字通り
大量の汗が出る症状のことであり、それが
日常生活に支障を生じさせている状態であると定義されています。
通常、汗は上昇した体温を下げる働きとして出るものですが、多汗症の場合、必要以上の大量の汗が、
頭・顔・脇・手の平・足の裏といった部分で発汗がみられます。
多汗症を改善する方法にはいくつかの選択肢がありますが、その一つが
ボトックスと呼ばれるもです。
ボトックスを利用する場合、多汗症に対しては
対症療法となります。
一時的に症状を抑えることができるという意味では有効な選択肢でしょう。
ボトックス注射とは?
ボトックスには弛緩作用があります。
多汗症の症状である汗を出すという
機能自体が働かないように作用するという仕組みで、ボトックスを打つことで、多汗症の緩和が期待できるでしょう。
効果には個人差があり、また、時間の経過とともに効果が薄くなってきますが、多汗症の治療には有効といわれています。
ボトックスによる多汗症治療の特徴
メリット
ボトックスによる多汗症治療のメリットは、
切開をせずに症状を緩和が期待できるという点にあります。
また、
身体にかかる負担が少ないのも利点の一つでしょう。
デメリット
ボトックスは切開を伴わずに症状の改善が見込める方法ではありますが、原因に対してアプローチができないため、時間の経過とともに効果が薄れてきてしまった場合には、
継続的な治療が必要になることが多いです。
また、継続的に治療を行なっていくため、
治療費が高額になってしまうことがデメリットとしてあげられるでしょう。
ボトックスによる多汗症治療の副作用・リスク
ボトックス注射にはある程度の
副作用が報告されています。具体的には
腕の倦怠感・重量感、
しびれ、
不快感などが報告されています。
副作用は絶対に起こりうるというものではありませんが、
起こる可能性が0ではないということを理解して起きましょう。
ボトックスによる多汗症治療の頻度・回数・相場
ボトックス注射による多汗症治療は、
施術からある程度の期間を空けて施術を受けるというのが一般的です。
費用は注入量・使用する薬剤のメーカー・受けるクリニックなどによって費用は異なってきますが、
1回あたり約3万円〜10万円程度が相場です。
ボトックスによる多汗症治療は保険適用できる場合もある
ボトックスによる多汗症治療では、「
重度の原発性腋窩多汗症」と認められた場合に、保険適用が可能になるようです。
適用条件としては、
約6ヶ月以上前から原因不明の多汗が続いているという項目の他、
25歳未満で多汗症を発生した・
両側に多汗が見られ、左右対称で同じ量の汗をかく・
日常生活に支障をきたしているなどがあります。
条件を満たしていれば保険適用が可能になる場合もあるので、まずは医師の診察を受けてみてくださいね。
多汗症はボトックスで改善ができるかも
多汗症の原因は様々で、治療方法も複数ありますが、ボトックス注射は改善方法の一つとして効果が期待できるでしょう。
切開をせずに多汗症の改善が見込めますが、副作用が起こりうるリスクは0ではありません。
まずはボトックスによる多汗症治療が向いているかどうかについて、診てもらうことからはじめてみてくださいね。