手汗・足汗の原因とは|多汗症のセルフチェックと改善方法を紹介
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手汗・足汗の原因とは?改善方法はあるの?
手汗や足汗に悩んでいる人は意外と多いのですが、デリケートな問題でで誰にも相談できずに一人で抱えてしまうことも少なくありません。
原因は様々ですが、酷くなる前に原因を知り、適切な方法で治療することで改善が見込めるでしょう。
今回は、そんな気になる手汗・足汗の原因と改善方法について紹介していきます。
手汗・足汗の原因
緊張などの精神的なもの
手汗・足汗の原因には
精神性の発汗というものがあります。
これは、
不安や
緊張、
興奮した時などに汗が出る生理現象のことです。
精神的なストレスがかかると交感神経が活発に働いてしまい、汗が出やすくなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも酷い手汗・足汗の原因であり、女性の場合は
生理中や
生理前などに手汗や足汗が増えると感じている人も多いでしょう。
ホルモンバランスも精神性発汗と同様で、
交感神経が刺激されてしまうことで、手汗・足汗をかきやすくなってしまいます。
また、生理前後だけでなく、
妊娠中や
更年期を迎える頃もホルモンバランスが乱れるため、発汗が起こりやすくなるようです。
食事・睡眠など生活習慣の乱れ
日頃から不規則な生活を送っている人は、乱れた生活習慣によって体内時計が狂って自律神経が乱れます。
特に睡眠不足の場合は、
自律神経の乱れが原因で活発化した交感神経を鎮めることが難しいため、発汗しやすくなるでしょう。
また、辛い鍋などの刺激物を食べることでアドレナリンが分泌されてしまい、これが交感神経を刺激してしまうこともあるようです。
手汗・足汗の改善方法
必要以上に気にしすぎない
手汗や足汗に気付いた時に焦って抑えようとすると交、感神経の働きが活発になってかえって
汗が出やすくなるでしょう。
そのため、できるだけ気にせずリラックスすることが大切です。リラックスすると副交感神経が優位になって発汗しにくくなります。
専用の制汗剤を使う
最近では効果が高い
制汗剤が販売されているため、手汗や足汗専用の制汗剤を取り入れるのも一つの方法です。
制汗剤なのでもちろん汗を抑える作用がありますが、それだけでなく
制汗剤を使っているという安心感が精神的な発汗を抑えられるでしょう。
ストレスの発散・運動する
ストレスも手汗・足汗を大量にかいてしまう原因の一つです。
ストレスを溜め込みやすい人は上手く発散する方法を探して、
副交感神経を優位にすることで発汗を抑えることができるでしょう。
また、適度な運動をすることも有効といわれています。運動をすると汗腺の働きが高まって手汗・足汗のような発汗異常が起こりにくくなるようです。
食事を見直す
食べ物から引き起こされるケースもありますので、辛いものや熱いもの、酸っぱいものをなるべく摂らないように注意しましょう。
特に、辛いものは汗を分泌させる交感神経を過剰に働かせてしまい、手汗を酷くする原因になります。
できる限りホルモンバランスを整える効果が期待できるイソフラボンや自律神経を整える効果が期待できるエストロゲンというものが含まれている豆腐やもやし、アボカドなどの食べ物を積極的に食べるようにしてくださいね。
睡眠など生活習慣を見直す
生活習慣では睡眠を見直すことが効果的な対策といわれています。
睡眠中には副交感神経が優位なるため、意識的に睡眠時間を長くして副交感神経が優位になる時間をのばすことが大切になるでしょう。
ツボ押し
ツボ押しも、手汗・足汗の改善に効果が期待できる方法の一つです。
手汗の場合、手の平の中心にある
労宮や人差し指と親指の付け根の骨の間にある
合谷をゆっくり押してみてください。足汗には足首の内側でアキレス腱の真ん中から親指の2本分上にある
復溜を押すことが改善ができるかもしれません。
通気性をよくする
通気性を良くすることが解決策となることもあります。
汗をかいている時に通気性が悪いと自分がたくさんの汗をかいていることが気になってしまい、精神性の発汗も引き起こされます。気にせず過ごすためにも通気性を良くすることが大切です。
医療機関で適切な方法で治療する
上記のような自分で改善ができる方法もありますが、全て実行しているのにも関わらず、改善が期待できない場合には、医療機関で治療をしましょう。
治療といってもその方法は様々ですが、電流を流した水に手や足を浸し汗腺にダメージを与えることで発汗を抑制する効果が期待できる
インフォレーシス、汗腺を塞いである程度の発汗を抑える効果が見込める
塩化アルミニウムといった方法があります。
他にも、汗腺を刺激して汗を分泌させてしまうアセチルコリンを抑制する効果が期待できる
ボトックス注射、汗腺に発汗の命令を出している交感神経を切断する
ETS手術もあります。
症状の程度によっても治療方法は異なってくるので、まずは診察を受けてみることからはじめてくださいねね。
手・足の多汗症チェック
手掌多汗症(手汗)
手掌多汗症の症状は何段階かに分かれていて、一番軽いのは
手が湿る程度です。少し重くなると見
た目で汗が分かるレベルであり、
重度になると汗が滴り落ちてしまうでしょう。
チェック項目としては、
・運動をしなくても汗をかく
・触れたものが湿る
・手汗で日常生活に不便を感じることがある
・寝ている間は手汗が治る
・家族に同じような症状を持つ人がいる
・週に1回以上は大量の手汗が出る
などです。
足底多汗症(足汗)
足底多汗症は、
気候や運動の有無に関わらず、足の裏から大量の汗が出る症状を指します。
チェック項目としては、
・運動しなくても足汗をかく
・足がとても臭い
・足汗で靴の中が蒸れる
・寝ている間は足汗が治る
・裸足で歩くとフローリングがベタつく
などがあります。汗をかきすぎてしまうと、足が冷たくなってしまう方もいるようです。
手汗・足汗が気になったら早めにクリニックに相談しよう
手汗や足汗に悩んでいる場合は、早めに治療を始めることで改善が期待できるでしょう。
特に、手汗や足汗があまり酷くなく、周りにも迷惑がかかっていないうちに治療をすることで、精神的な負担も減らすことができそうです。
まずは一人悩まずに、しっかりと状態を診てもらうことからはじめてみてくださいね。