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耳たぶにコリコリとしたしこりの様なものを感じたら、それは粉瘤(別名アロテーム)かもしれません。粉瘤の正体はドーム状に盛り上がった良性腫瘍で、その大きさは様々です。耳たぶは皮膚が薄い部位なので粉瘤ができやすい部位のひとつとして挙げられます。
数ミリ程度のものから数センチに及ぶものまであります。耳たぶに出来る粉瘤の場合は、1cmに満たないものである場合が多いでしょう。耳たぶに出来る粉瘤は炎症などを起こしている場合を除いて、基本的に痛みを伴うことはありません。もしもしこりに痛みが伴う場合はそれは粉瘤では無く、他の症状である可能性が考えられます。
※粉瘤と似た症状については本記事の後半で詳しくご紹介しています。
《粉瘤は耳以外にも出来る事がある》
粉瘤は耳たぶだけでなく、その他の部位にも出来ることのある症状です。中でも特に多いのは、背中やお尻、顔など。お尻や背中は手が届きにくい部分ですし、肩甲骨の周りには皮脂腺が集中しているため、このようなトラブルが発生しやすいとされています。
粉瘤とは、何らかの理由によって、毛穴の一部が囊胞と呼ばれる袋状の構造物になることに始まります。
普通は新陳代謝によって外に排出される老廃物がこの袋状の囊胞の中に溜まってしまう事によってしこりの様な状態になってしまうのです。
耳たぶにできる粉瘤は、ピアスの穴あけが原因となっているケースが多くあります。ピアスの穴あけをした傷口部位から毛根が刺激され、皮膚の下に囊胞が形成されてしまうことなどが原因として挙げられるようです。
切開法は、粉瘤のある部分を小さく切開して嚢腫を除去する方法です。
| 《手順》 1.切開線をマーキングしていきます。粉瘤の盛り上がりの頂点を開口部とする。粉瘤の直径に対して2倍位の線の長さで、開口部を中心とした紡錘形の切開線になることが多いです。 2.局所麻酔を施した後、ラインにそって切開します。 3.中から囊胞を摘出します。 4.切開部分を縫合糸、施術は終了です。 |
へそ抜き法(くり抜き法)は、粉瘤に穴を開け、内容物や粉瘤の袋を取り除くという方法です。
| 《手順》 1.粉瘤の盛り上がりの頂点をマーキングします。 2.局所麻酔を施します。 3.ディスポーサブルパンチと呼ばれる円筒上のメスを使用して粉瘤に穴を開けます。 4.穴から粉瘤の内容物をもみだした上で、中身がなくなった囊胞の袋を取り出します。 5.傷口の状態によって、縫合または縫合はせずに湿潤療法のためのテープで保護、医療用テープで保護などいづれかの処置を行い、施術は終了します。 |
粉瘤の治療は基本的に保険診療での治療が可能になる症状です。これは耳たぶにできた粉瘤も例外ではなく、大きさなどによって多少の費用の増減はあるものの、2万円以下で収まることが多いようです。
《審美面を考慮するなら自由診療》
ただ、耳たぶは露出部位であるため、見た目の仕上がりの美しさを気にする方も多いかもしれません。そのような場合は、いくつかの美容皮膚科や美容クリニックで行われている自由診療による粉瘤摘出手術を選択するのが良いでしょう。
保険適用の場合は費用は抑えられますが、術後の審美的な観点の保証はありません。自由診療での治療を選択すれば、費用は保険適用に比べて大幅に高額になりますが、見た目の美しさにまで気を配った施術を受けることができます。
潰せそうな程小さな粉瘤であった場合潰したくなってしまったり、または、稀に膿が溜まり粉瘤が自然と潰れて(破裂して)しまう場合があります。
自分で粉瘤を潰したり押し出すのは基本的にNG。潰してもニキビなどのように治ることは無く、雑菌などが入り込むとさらなる悪化を招きます。
潰しても粉瘤が治ることが無いのは、たとえ潰したとしても袋状の囊胞は内部に残ったままだからです。耳たぶから囊胞(袋)を取り除かない限り再び老廃物が溜まります。
粉瘤は、飲み薬や軟膏などの処置によって根本的な治療を行うことは出来ません。理由は前述のとおり、皮膚内部の囊胞(袋状の構造物)を取り除かない限り、治ることはないからです。
そのため、耳たぶの粉瘤を取り除きたいと思った場合は、外科的な手術によって治療を行うことになります。
耳たぶの粉瘤は、珍しい症状ではありません。ですが、粉瘤にはよく似た症状がいくつか存在しています。
粉瘤だと思いこんでいたら実はもっと重篤な症状だったというケースもありますので、粉瘤と間違えられやすい症状の特徴について簡単にご紹介します。
今回は、耳たぶにできた粉瘤の原因や対処法について詳しくお伝えしました。最後には、耳たぶの粉瘤と間違いやすい症状をいくつかご紹介しましたが、これ以外にも粉瘤以外の症状である可能性は考えられます。
もしも耳たぶのしこりを見つけて不安に思った場合は、お早めにお近くの皮膚科や美容皮膚科へ相談するようにしてくださいね。『本サービスは、医療機関・医師情報の提供を目的としているものであり、本サービスにおける情報提供・返答は診療行為ではありません。また、提供する情報について、正確性、完全性、有益性、その他一切について責任を負うものではありません。提供した情報を用いて行う行動・判断・決定等は、利用者ご自身の責任において行っていただきます様お願いいたします。』