唇のフォアダイスについて|原因から対処法までご紹介します
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唇のフォアダイスについて紹介します
唇にフォアダイスができた場合、痛みやかゆみがなくても人の視線が気になる人は多いと考えられます。
また、他の部位や人に感染するのではと悩む人もいるでしょう。ここでは唇のフォアダイスの症状や原因、対処法について紹介します。
そもそもフォアダイスとは?
フォアダイスの症状は、皮膚に複数の白い粒のようなものが集中してできるというもので、痛みやかゆみはありません。
本来は毛根近くにあって皮膚に皮脂を分泌する役割を持つ脂腺が、毛根のない部位でも皮脂を分泌し、その皮脂が毛穴から排出されず白い粒状の塊となったものです。唇の他に、頬の内側の粘膜や男性器などにできる傾向があります。
そのままでも問題はない
フォアダイスは体に害を及ぼす病気ではなく生理現象の一つなため、他の部位や他人へ感染することはありません。
従って、そのまま放置しても特に問題にはならないです。ただし、少しでも患部に痛みやかゆみ、熱っぽさを感じるときは、アレルギー性皮膚炎や口唇ヘルペスなどの病気の可能性があります。
これらの病気は治療が必要なので、痛み等の感覚的な異変がある場合は自己判断せずに、早めに皮膚科に行って診察を受けることが大切です。
フォアダイスの原因は生活習慣の悪化
唇にフォアダイスができるのは、主に生活習慣の悪化が原因です。
ビタミンが不足すると口唇付近の皮膚は荒れやすくなって免疫力も下がるため、体がこれを防御するために口唇付近に脂腺を増やした結果、フォアダイスができると考えられます。
また、血流の不足も原因の一つと考えられています。血流不足は体質にもよりますが、疲労やストレス、睡眠不足、暴飲暴食、運動不足などによって起こるもので、背景に中長期的な不摂生があると推測できます。
フォアダイスが出来てしまった場合の対処法
ステロイド治療
唇にフォアダイスができた場合の対処法として、比較的簡単にできるのはステロイド治療です。
湿疹などに使用されるステロイドのVG軟膏を唇のフォアダイスができた部分に塗布します。ステロイド軟膏による治療は保険が適用されるため、治療コストは数百円と安く抑えられますが、状態の改善には個人差があり、すぐに効果が出ない場合もあります。
また唇は敏感な部位のため、強い薬のステロイドを塗ると、体質によっては赤みなどの副作用が現れます。自己判断で薬を選ばず、必ず医師に相談して処方されたものを使うようにします。
外科治療
ステロイド治療の他に外科治療があります。美容外科や皮膚科等で、レーザーや電気メスによる治療を受けます。
レーザー治療は患部にレーザーを照射し、電気メスは電気から熱へのエネルギー変換時に発生する熱を使って、それぞれ組織を破壊・除去する方法で、ほくろ除去手術等に用いられます。
いずれも2〜5分程度で患部のみを破壊するため、皮膚への負担が少なく傷痕も目立ちません。通常、術後1週間〜10日で患部はかさぶた状になって自然に剥がれ落ちます。短期間で完治しますが、保険適用外のため2万〜6万円程度かかります。
治したい場合は、早めにクリニックに相談する!
フォアダイスは病気ではないのでそのままでも安心ですが、一度できたものが自然になくなることはありません。
特に唇にできると目立つため、一方的に病気を疑われるケースもあります。やはり治したいという場合は病院で医師に相談し、治療方法や費用について説明を受けた上で、自分が納得する治療を選択することが重要です。