ほくろといぼの違いとは?|特徴・原因・治療方法を紹介
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ほくろといぼの違いとは?
皆さんはほくろといぼの違いについてご存知でしょうか。
このように質問されると色が黒いのがほくろで色がないのがいぼと思うかもしれませんが、実は顔や体にできる黒い点はほくろではなくいぼであるケースが多いと言われています。
そこで今回は、ほくろといぼの違いについて紹介していきます。
ほくろとは?
一つできるだけでも印象を大きく変える
ほくろですが、なぜ顔や体の至る場所に発生するのでしょうか。
そもそもほくろとは、顔や体にできる黒色班のことで、メラノサイトやメラニンが皮膚の一部に集中してできていると考えられます。
そして種類によっても状態は異なっていて、皮膚の表皮基底層にメラニンが集中した単純なほくろと、メラノサイトが何層にも重なってできた色素性母斑、その他にも年齢を重ねて後天的に増加する老人性色素斑などが存在しています。
また、紫外線や刺激によってメラニンを作る過程でメラノサイトが過剰に活性化することで形成されますが、メラニン自体は外部からの刺激に対して肌を守る役割を担っているので、過剰に反応したものがほくろとして残ってしまいます。
いぼとは?
ほくろ同様に、いぼも首や体など様々な部分に発生します。中には色があるものもあるので一見するとほくろと間違えてしまいますが、発生するメカニズムは異なります。
そもそもいぼは2種類に分けることができて、1つはウイルス性のもので、もう1つは良性腫瘍のものになります。
まずウイルス性のいぼは、形はペンだこのような硬いしこりのような状態で、医学的には尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼びます。原因はヒトパピローマウイルスというウイルスが皮膚の小さな傷などから入り込むことが原因のようです。
入り込んだ部分で硬く盛り上がった状態になり、指や足の裏にできやすい特徴があります。
もう一つのいぼは、良性腫瘍のものです。ウイルス性とは違い首や顔などにできやすいという特徴があります。色は肌色か茶色のものが多く良性腫瘍のもので発生する原因の多くは、遺伝が関係しているようです、
かゆみがあるほくろやぼは重大な病気を患っている可能性がある
ほくろといぼは発生する原因こそ異なりますが、どちらも基本的には放置していても問題ないと言われています。ただし、中には重大な病気のサインであることもあるので、その場合には放置せずに早急に病院を受診しましょう。
重大な病気が隠れているものは、急激に数が増えたり痒みが伴ったりするものです。これらの状態に当てはまる場合には、消化器官などの悪性腫瘍が要因となって発生している可能性があるので注意しなければなりません。
消化器系の癌によって発生している場合には、全身に症状が広がることがあるようです。
早期の段階で発見できれば改善の見込みもあるので、早めに診察を受けるようにしてくださいね。
ほくろ・いぼの治療方法
炭酸ガスレーザー
ほくろといぼは、発生する原因や見た目は異なりますが、治療方法は基本的に同じようです。
様々な方法がありますが、中でも炭酸ガスレーザーを使った方法が主流になっていると言われています。
炭酸ガスレーザーは、水分含有量が多い皮膚組織に反応し、ほくろやいぼを削ったりくり抜いたりすることで改善が期待できるでしょう。
術後、黒いかさぶたができ、数日〜1週間程度で自然に剥がれ落ちていきます。
治療する部位や大きさによっては肌色のテープを2,3日程度貼って保護することもあります。
ダウンタイムはほとんど必要ないと言われていますが、当日〜2日程度は赤みが出ると考えておくのが良いでしょう。
クリニックによって料金設定が異なりますが、相場は1cm以下で1万円程で住むことが多いようです。
ほくろやいぼが気になったらクリニックに相談しよう
ほくろやいぼは放置しておいても問題はありませんが、消えることはありません。除去するには皮膚科や形成外科で治療が必要になってきます。
特に、急激に数が増えたりかゆみが出ている場合には、重大な病気が隠れていることも。
そのため、ほくろやいぼが気になったら、早めにクリニックに相談するのが良いでしょう。