ニキビ跡が気になる?そんな時に知っておきたい原因や治療法を紹介
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ニキビ跡について紹介します
ニキビができて大急ぎで治そうと努力を重ねてようやく治ったと思ったら、ニキビ跡ができて残念な思いをしたことはありませんか。なぜ跡が残るのかを知り、どうやって改善すれば良いのかなどについてここでは説明していきます。
ニキビ跡が残る原因・メカニズム
ニキビができることで、アクネ菌が増えて炎症を起こしますが、この状態が長く続くことで毛穴の細胞が破壊されます。その際に、肌が赤くなることもあれば、茶色い色素沈着が残ることもあるでしょう。ひどい場合は凹凸ができることもあります。
ニキビ跡の改善方法
ターンオーバーを正常化させる
肌のターンオーバーが正常になれば、古い角質から新しい角質へと変わります。赤みのあるニキビ跡は炎症を沈めた上で、古い角質をなくせば改善されるでしょう。赤くなっているので、まだ肌の奥の炎症が残っていますので、炎症を鎮める成分が入っている化粧品などでケアを行うと効果的です。
また、生活習慣を見直すことも重要です。規則正しい生活を送ると肌のターンオーバーが正常になります。良質な睡眠を心がけることと栄養バランスの整った食事を行っていきましょう。
皮膚科や美容皮膚科で治療する
自分で治そうと思ってもニキビ跡は治りにくいので、皮膚科や美容皮膚科を受診しないと治らないこともあります。むしろ、医療機関で治療しないとずっとニキビ跡が残ると思ってください。皮膚科や美容皮膚科では適切な治療を行いますので赤みも凹凸もなくなります。
内服薬・外用薬
クリニックでは内服薬や外用薬を使ってニキビ跡を治してくれます。残っている炎症を鎮めるために抗生物質が処方されることがあります。アクネ菌の発生も防ぐことができるので、赤みのある時に効果を発揮します。
外用薬であるハイドロキノンを使うこともあります。ハイドロキノンは、色素沈着したニキビ跡には効果が期待できるでしょう。メラニンの合成を抑制するとても強い成分です。紫外線に弱いので夜だけ使用するか日焼け止めを使用しないといけません。
イオン導入
ビタミンC誘導体を肌の奥まで浸透させてくれるイオン導入は色素沈着や凹凸があるニキビ跡に効果が期待できます。微弱電流を使って薬剤をイオン化すると薬剤が浸透しやすくなるからです。
プラセンタ注射には美白効果があるので色素沈着の改善が期待できます。ビタミンCにはコラーゲン生成を促す効果があるために凹凸を改善できるはずです。
ピーリング
ピーリングは肌に弱い酸を塗って古い角質を取り除くことができます。肌のターンオーバーを正常にさせ、色素沈着も改善させることが出来ます。肌のバリア機能も改善されるために、丈夫で美しいニキビ跡のない肌を目指せます。
ダーマローラー
コラーゲンを増やす効果が期待できるダーマローラーは凹凸タイプに効果が期待できます。ダーマローラーには、とても細い針がたくさんついています。これを肌の上に転がして肌をわざと傷つけることで、肌の自然治癒力を高めます。
もともと肌には自然に傷を治す力がありますので、これを生かした治療法です。しかも、針に薬剤を付着すると肌の奥まで浸透するのでより効果的です。針はとても細いために、傷を付けると言ってもすぐにふさがれるので問題ありません。
光治療(フォトフェイシャルやIPLなど)
赤みのあるニキビ跡に向いている光治療にはフォトフェイシャルやIPLなどがあります。特殊な光を照射することで、アクネ菌を殺菌したり、毛細血管を細くする効果が期待できます。赤みが残っている場合も炎症を抑えることも可能で、赤みのない肌に改善できる可能性があります。
高周波レーザー
高周波レーザーを使うことで、肌の奥にある真皮層に熱を発生させることができ、コラーゲンの生成を促します。そのため皮膚が薄くなり、赤みが残っている部分や色素沈着などの症状を改善すると言われています。さらにそれらに加えて肌のターンオーバーも正常にさせ、肌質の改善にも繋がります。
ニキビ跡になる前にできること
紫外線・日焼け対策をする
肌にとって紫外線は大敵です。紫外線は肌に大きなダメージを与えてしまうので、日ごろから日焼け対策を行うことが大切です。日焼け止めを塗ることはもちろんですが、日傘や帽子などでなるべく肌を保護すればニキビ跡ができにくくなります。
正しい洗顔・スキンケアをする
ゴシゴシと洗顔すると肌を傷つけますので、たっぷりの泡で丁寧に洗顔してください。クレンジングも優しくマッサージしながら使います。スキンケアは自分の肌に合っている刺激が少ない化粧水などを使ってたっぷり保湿します。
刺激を与えない
肌はとてもデリケートなので、なるべく刺激を与えないようにします。手で触れるだけでも刺激となってしまうので、あまり手で触らないでください。いろいろなところを触っていますから、想像以上に手は汚れているので大きな刺激となります。
バランスの良い食事をする
食べるものは肌に大きな影響を与えます。バランスの良い食事をすれば、肌に必要な栄養を摂取できます。あまり脂っぽいものを食べてしまうと皮脂の分泌が増え、ニキビができやすくなるので控えるようにしましょう。
質の良い睡眠をとる
質の良い睡眠には肌のターンオーバーを正常にする効果があります。特に就寝後3時間は成長ホルモンが分泌されるので、3時間以上眠りましょう。睡眠の質を上げるためには就寝前に強い光を見ない、体を温めるなどが必要です。
ニキビ跡は早めに治療することが重要
一度できてしまうと簡単には治らないので、ニキビ跡ができたら早めに対処しましょう。自力で治すことが難しいので医療機関を受診して適切な治療が必要です。
ニキビ跡の治療と同時に自分でもできるだけのケアをすれば、より早く治すことができます。放置していても治るわけではありませんから、皮膚科や美容皮膚科に行ってください。
【参考文献】
⑴Ismail NH, Manaf ZA, Azizan NZ., "BMC Dermatology", "High glycemic load diet, milk and ice cream consumption are related to acne vulgaris in Malaysian young adults: a case control study.", (2012).
⑵Di Landro A, Cazzaniga S, Parazzini F, Ingordo V, Cusano F, Atzori L, Cutrì FT, Musumeci ML, Zinetti C, Pezzarossa E, Bettoli V, Caproni M, Lo Scocco G, Bonci A, Bencini P, Naldi L; GISED Acne Study Group., "Journal of the American Academy of Dermatology", "Family history, body mass index, selected dietary factors, menstrual history, and risk of moderate to severe acne in adolescents and young adults.", (2012).
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