フィラーとは|受ける前に知りたい種類・メリット・デメリットを紹介
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美容整形でよく聞く「フィラー」とは?
美容整形を考えている方の中には、「
フィラー」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
直訳すると、
詰め物・埋めるもの・充填剤などという意味があります。美容整形では
ヒアルロン酸などがこれにあたります。
そこで今回は、フィラー注入を受ける前に知りたい、フィラーの種類とそのメリット・デメリットについて基礎知識を紹介していきます。
フィラーとは?
フィラーとは、詰め物・埋めるものという意味がありますが、美容整形では
ヒアルロン酸・レディエッセ・アクアフィリングなどの注入治療のことを指しています。
これらは注射のみの治療で、プチ整形とも言われ、美容整形の中でも人気の高い施術です。
フィラー注入は鼻の整形・あごや額の形成・豊胸・若返りなどを様々な用途で使用されています。
フィラー注入の効果・メリット
フィラー注入は気になる部分にボリュームを出したり、皮膚にハリを持たせたりするなどの効果が期待できる方法です。
時間の経過とともに徐々に吸収されてしまうため、持続期間に限りがあるものが多いものの、比較的リーズナブルで短いダウンタイムで施術が受けられるというメリットがあります。
また、注射で少しずつ注入していく施術なので、バランスを見ながらデザインを作れる特徴も。
切開をする方法には抵抗がある・休みが取れないためダウンタイムの少ない方法で施術を受けたい・大きな施術を行う前のイメージをするために受けたいなど、様々な希望に応じて行える美容整形の一つでしょう。
フィラー注入のリスク・デメリット
フィラー注入はメリットだけでなく、デメリットやリスクも存在します。
まず、注入する薬剤の種類によっては、比較的短期間で体内に吸収されてしまうフィラー剤もあります。その場合、効果を維持するためには定期的に施術を受けなければならず、費用も高額化するケースが多いです。
また、医師の技術力によっては、
希望のデザインにならなかった・デザインが崩れる・塞栓症を起きたというようなデメリット・リスクも。
特に、誤って注入剤が血管内に入って血流障害を引き起こすと
皮膚の壊死にもつながりかねません。
フィラー注入は比較的手軽に受けられる方法ですが、こういったデメリット・リスクが伴うということも理解しておくようにしましょう。
フィラーの種類
ヒアルロン酸注射
フィラー注入のうち、美容整形でもっとも使用されているのが
ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸注射は使用用途が多いですが、主にボリュームを出したり、皮膚のハリをアップさせたりすることが期待できます。
ただし、使用するヒアルロン酸の種類にもよりますが、持続期間が半年〜1年程度と短いのがデメリットです。そのため、効果を維持するには定期的に注入を繰り返さなければなりません。結果的に費用も高額化するので注意しましょう。
費用は注入する部位・量・種類によって異なりますが、厚生労働省で認可されているヒアルロン酸1本あたり約8万円が相場のようです。
レディエッセ
レディエッセは、
ハイドロキシアパタイトを主成分とした注入剤を使用したフィラー注入治療です。
主に、鼻やあごなど輪郭整形に使用されますが、クリニックによってはシワに対しても行なっているようです。
レディエッセのメリットは、馴染みやすく、ヒアルロン酸注射よりも持続すると言われている点です。
しかし、万が一失敗したり修正したいという場合でも、ヒアルロニダーゼのような分解注射がないために、体内に吸収されるのをしばらくの間、待たなければなりません。
費用は注入量や部位などによって異なりますが、約10万円〜20万円が相場の目安となるでしょう。
エランセ
エランセは、
スレッドリフトの溶ける糸にも使用されているポリカプロラクトンやカルボキシメチルロースが主成分の注入剤です。
しわやほうれい線、輪郭整形など、患部のボリュームアップを目的にしているだけでなく、時間の経過とともに体内で吸収されていく過程で、コラーゲンの生成が促される効果が期待できます。
エランセのメリットは、ヒアルロン酸やレディエッセよりも高い持続効果が見込める点です。また、一般的には2年〜4年ほど持続すると言われています。
しかし、入れすぎ・デザインがイメージと違う場合などは分解する薬剤がないために、長い期間吸収されるのを待たなければならないというのがデメリットとなるでしょう。
費用はエランセのタイプや注入量、クリニックなどによって異なりますが、1回あたり10万円〜20万円が相場のようです。
リデンシティー
リデンシティーは、ヒアルロン酸のほか、アミノ酸、各種ミネラル類、ビタミン類などの
美容成分を多数配合する次世代型のヒアルロン酸といわれているフィラーです。
メリットとして、配合されている成分によって、潤い・ハリの再生にも期待できます。また、リドカインも含まれているため、比較的痛みを感じにくいようです。
目元専用として扱われていますが、特に目のクマ・目尻の小ジワのほか、唇のボリュームアップにも効果が見込めます。
ただし、リデンシティーは非架橋型ヒアルロン酸という柔らかいタイプのヒアルロン酸のため、深いシワには向いていないというデメリットがあります。また、比較的早く効果が薄くなってきてしまうのもデメリットとしてあがってきます。
費用は1回につき3万円〜5万円ほどで、比較的吸収されやすいリデンシティーは回数コースが設けられていることも多いようです。
また、リデンシティーのタイプによっても費用が異なるので、明確な金額が知りたい場合には、カウンセリングで見積もりを出してもらいましょう。
アクアフィリング
アクアフィリングは
98%が生理食塩水で残り2%はポリアミドという成分で作られているフィラーです。主に、豊胸の注入剤として使われています。
メリットは、3年〜5年持続するといわれており、ヒアルロン酸よりも長い持続が期待できます。また、カプセル拘縮という皮膜を作りにくいとされています。
ただし、比較的新しい治療方法のため、安全性が確立されているわけではありません。さらに、一部の医師の間では、3年〜5年ほど持続するものがその後に吸収されるとは考えにくいという見解も出ています。
そのため、しっかりとメリット・デメリット・リスクの説明を受けて納得してから施術を受けるようにしましょう。
費用は注入量にもよって異なりますが、40万円〜120万円ほどのようです。
フィラー注射で失敗しないためにできること
専門性・技術力の高い医師・クリニックを選ぶ
フィラー注入は注射のみの施術で、プチ整形として人気の高い美容整形です。持続期間にも限りがあるため、費用の安さで選んでしまう傾向が強いです。
しかし、費用の安さは技術力にある程度関係していると言っても過言ではありません。
高いからと言ってその可能性が0になるわけではありませんが、安すぎる場合には、失敗・トラブルを引き起こすリスクを高めてしまうため注意しなければなりません。
そのため、医師としての年数や美容外科医としての年数、出身の診療科、フィラー注入を専門に扱っているか、フィラー注入に関しての学会・論文を発表しているかなどを確認すると良いでしょう。
認可を受けている薬剤を使用する
費用が安い場合、使用している薬剤がしっかりと認可を受けているのかを確認するようにしましょう。中には安全性が確立されていないものを使用しているクリニックもあります。
もちろん、認可を受けていなくても使用すること自体は可能ですが、安全性と高い効果を見込む場合には、FDA(日本の厚生労働省にあたる機関)などの認可を受けているフィラーを選ぶ方が良いでしょう。
使用するフィラーのメリット・デメリットを理解して施術を受けよう
ヒアルロン酸をはじめとするフィラー注入は注射のみで行える美容整形で、比較的短いダウンタイムでリーズナブルな費用で受けられるプチ整形として人気の高い方法です。
しかし、それぞれにメリット・デメリットがあり、失敗・トラブルが起きても吸収されるまで何年も待たなければならないことも。
そのため、使用する薬剤のメリット・デメリットを理解した上で、専門性・技術力の高いクリニックを選ぶことで、安心して施術が受けられるでしょう。