立ち耳の修正手術|修正法・リスク・費用・保険適用など詳しく紹介!
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立ち耳の手術について
立ち耳とは、頭に対する耳の角度が一般の方と異なる角度を描いている状態で、耳が大きく見えてしまうのが特徴です。このように立ち耳は特徴的な風貌になるのでコンプレックスに感じている方も多いかもしれません。
そこで本記事では、立ち耳を治すための手術やメリット、デメリット等について紹介していきます。
立ち耳とは
立ち耳では、頭に対する耳の角度が、平均的な場合に比べて急な角度を持っています。そのため耳の上部が正面からも視線に入るので、特に耳が目立った印象を与えています。
また、顔のパーツの中でも特に存在感をもつので、顔のバランスが崩れてしまうことも珍しくありません。
立ち耳の原因は対耳輪と呼ばれる部分が小さいこと
立ち耳の原因は
先天的な耳の造作の形成不全が原因です。耳には対耳輪という軟骨が存在しており、対耳輪のおかげで耳が反るような形になります。しかし対耳輪が未発達だったり小さいと、耳の反りが付かないので、立ち耳になります。
立ち耳の手術法
切開法
立ち耳の修正には整形手術が必要です。大きく分けて切開法と埋没法の2つの術式があります。切開法は耳の裏側の付け根部分にメスを入れて3-5センチほど切開し、耳の軟骨部分を楔状に切除して縫合することで人為的に耳を寝かせるようにして、折れグセをつけます。
メリットとしては半永久的な効果を期待できる点です。切開部分は耳の裏側なので人目につくこともありません。デメリットとしては比較的大きく切開する必要があるため肉体への負担が比較的大きい点です。
切開法による費用相場は審美目的の自由診療の場合、20-40万円となっています。
埋没法
立ち耳手術には切開を行わない、埋没法という手術法もあります。埋没法では対耳輪を折った状態にして、透明のナイロン糸を対耳輪の軟骨内に埋め込み、人為的に折りグセをつける手術法です。
この方法は切開せずに糸を縫ってとめるだけの施術なので傷も浅くすみ、手術時間も5分程度で終了するので肉体への負担が少ないのがメリットです。糸で固定するだけなので、位置が気に入らない場合でも再修正が可能です。他方でデメリットとしては整形効果が弱く、元の状態に戻ってしまう可能性があります。
埋没法の費用相場は、審美目的の自由診療を前提にすると20-40万円となっています。
立ち耳の手術でのリスク・失敗例
左右差が出る
立ち耳は左右両方を同時に修正しないと、不自然になります。そのため左右両方手術を行うのが一般的ですが、両方を手術するにあたり失敗のリスクが高いのは左右のバランスが取れない結果になることです。
耳の開き具合はわずかの差で印象が換わることが多いので、術後初めて左右差が分かることもあります。とはいっても、左右差を完全になくすのは困難なので、ある程度の差は受け入れることも大切です。
後戻りする
手術によりせっかく耳の位置を矯正できたのに、時間が経つうちに元の状態に戻ってしまうのもありえます。原因としては縫合がうまく行っていなかったことが原因で、耳が矯正された位置に固定できずに戻ってしまうなどが考えられます。
後戻りの対策としては、後戻りが少ない切開法を選ぶことです。また、後戻りが出てもすぐに対処できるように、日頃から変化の有無を観察しておきましょう。
感染
特に切開法では耳の裏に5センチ程度の切開創を伴うので、傷口から細菌感染するリスクがあります。特に髪の毛にはホコリが付着していたりすることがあり、髪が傷口に擦れることで細菌に感染する可能性は高まります。
また頭皮に近い部分で過剰な皮脂や汗により細菌が増殖しやすいため、こまめに汗をふき取る等、清潔を保つようにしましょう。
血腫ができる
切開法により施術を行った場合には、止血が十分でなかったり出血しやすい体質の場合、術後に血腫が出来てしまうことがあります。出血量が多い場合には血液を排出するためのドレーンを留置されることもあります。
術後に急速に腫れてきた場合には血腫の可能性があります。術後の出血の可能性は否定できないので、術後数日間は注意しましょう。
感覚の麻痺
切開法による施術を受けた場合、組織の剥離を伴うため、患部の感覚が鈍くなる症状が数ヶ月程度続くことがあります。これは切開した皮下組織には血管のほかに神経も網目状に存在しているため、周囲の神経組織にダメージを与える可能性があるからです。
感覚が少々鈍くなるだけですが、異常を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。
保険適用での施術が可能になることもある
立ち耳でも場合によっては保険適用で治療を受けることが出来ます。保険適用を受けるためには、保険を利用できる病院において耳の状態が形成上の状態異常と診断されることが必要です。保険適用を受けることが出来ると5万円前後の自己負担金で済むのがメリットです。
ただし、機能面の回復を重視されるので、審美性は軽視される傾向があります。美容整形外科においては、自由診療になるので全額自己負担になり費用も20〜40万円前後と高額になりますが、審美的仕上がりやデザインの注文も行うことが出来るメリットがあります。
クリニックの選び方
外科的な施術なので医師の経歴や症例数を確認する
立ち耳を抜本的に解決するには、外科的に修正するのがベストな選択です。切開法と埋没法の2種類は、治療法としては完成しており、安全性や効果でも豊富な実績があります。しかし、治療法として完成しているからこそ、術後の合併症もなくきれいな仕上がりを達成するには医師の技術が重要です。
特に外科的な施術についてはどれだけ多くの症例数を手がけているのかにより、技術は左右されます。そこでホームページなどで症例数や医師の経歴を調べておくのも一つの方法です。
アフターケアや万一の対応を確認する
立ち耳では切開法にせよ、埋没法にせよ微細な部位での繊細な技術が要求されます。そのため術後に感染症や仕上がりに満足がいかないなどの自体に遭遇することも珍しくありません。
なので、そのようなトラブルにあっても、丁寧に対応してくれるクリニックや病院を選ぶことが大切です。カウンセリングの際にはアフターケアについても確認しておいてください。
立ち耳を修正する際にはクリニック選びが重要!
立ち耳は対耳輪という耳の軟骨の成長異常などが原因で生じます。顔のバランスが崩れて耳が目立ちます。改善のためには切開法や埋没法などの手術を受けることになりますが、術後のトラブルを防止すべく高い技術を持った医師が在籍し、アフターケアも充実しているクリニックを選ぶようにしましょう。