あざの種類|赤あざ・青あざ・茶あざなどの違いと治療法について!
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実は、あざには5種類ある!

あざは色によって「赤」「青」「茶」「黒」「白」の5種類があります。そしてどの色の種類なのかによって原因・治療法が異なります。また、同じ色でも生まれつきなのか、後からできたものなのかによって原因や対処法が変わります。そのため、それぞれどのような原因でできるか知ることが重要となります。
赤あざ
単純性血管腫(ポートワイン母斑)
単純性血管腫は、赤ワインのような色をしていることから「ポートワイン母斑」とも呼ばれます。主に顔や頭部に斑点状に現れ、色はピンク色~深い紫色に見えます。
なお、斑点は隆起しておらず、範囲は小さいものが多数ある場合から、顔面の大部分を占める場合まで様々な種類があります。また、出生前から血管が異常増殖する血管奇形の一つに分類されますが、自然に消えることはありません。
苺状血管腫
苺上血管腫は、出生後から血管が異常に増殖する血管腫の一つに含まれ、赤い斑点が隆起するのが特徴です。隆起した赤い斑点が苺のようにみえることから、この名がついたとされています。この斑点は主に生後10日頃から顔面に現れます。
多くの場合は自然に消失しますが、まれに大きく隆起したものは残ってしまうことがあります。
サーモンパッチ(正中母斑)の原因と特徴
サーモンパッチは、出生前から血管が異常に繁殖する血管奇形の一つに含まれ、薄いピンク色の斑点が現れます。この斑点の様子が、産卵期の鮭の体表面に似ていることから「サーモンパッチ」と呼ばれています。
また、斑点はまぶた・眉間・鼻筋といった「正中間部」にできることから、「正中母斑」とも呼ばれます。この斑点は新生児の約3人に1人に見られ、自然に消失する場合が多いです。
ウンナ母斑
ウンナ母斑はサーモンパッチと同じく、薄いピンク色の斑点が現れる血管奇形の一つです。ただし、サーモンパッチと異なり後頭部から首筋にかけて現れることが多いです。また、サーモンパッチと比べて自然に消えにくいという特徴もあります。
赤あざの治療方法
赤いタイプは血管が異常に増えることによって生じます。そして多くの場合は生まれたころに現れ、自然に消えるものもあります。しかし自然に消えない場合は、
早期のうちにレーザー治療を行います。
ただし、ある程度自我が芽生えた2歳以降は、レーザー治療を行おうとすると恐怖のあまり暴れてしまう恐れがあります。そのため、治療はまだ自我が芽生えていない0歳の頃か、我慢できるようになる10歳以降に行います。
青あざ
蒙古斑
蒙古斑は、日本人やモンゴル人など、アジア系黄色人種特有のものになります。胎児の頃に青い斑点がお尻にできるため、生まれつきあるものになります。ただし、成長と共に自然に消えていき、遅くても小学校高学年までには消えるとされています。
異所性蒙古斑
アジア系黄色人種特有の蒙古斑は、お尻に現れることがほとんどです。しかしまれに腰・脇腹・肩・手足・顔に現れることがあります。この場合「異所性蒙古斑」と呼ばれます。
「異所性蒙古斑」の場合、通常の蒙古斑に比べて消えにくく、場合によっては成人した後も残る場合があります。
遅発性両側性太田母斑
通常の太田母斑は、目から鼻、頬にかけて灰色がかった青色の斑点が広がった状態を示し、片側に現れます。また、生まれてから1年以内に発症するとされています。
一方「遅発性両側性太田母斑」の場合は、顔の両側に現れます。主に20代以降に発症し、突然広い範囲に現れます。なお、太田母斑は男性に比べ女性の方が発症率が高いという特徴もあります。
遅発性両側太田母斑の原因と特徴
遅発性両側太田母斑は、目・鼻・頬に灰色を帯びた青色の斑点が広範囲に広がります。通常の太田母斑は片側に現れますが、この場合は両側均等に現れます。また、通常の太田母斑は生まれてすぐに発症しますが、この場合は20代以降の発症となります。
そして、この太田母斑の原因はメラニン色素の異常発生になります。メラニン色素の発生により生じるものとしてシミも挙げられますが、太田母斑はシミよりさらに深い部分で生じます。
青いあざの治療方法
青いタイプの場合は、主にレーザー治療が行われます。特に太田母斑・遅発性両側性太田母斑の場合は顔に発症することが多く、とても目立つため早期に治療が開始されます。
ただし、皮膚の深い部分で発症するため、治療期間も長くなる傾向があります。またお尻以外の所にできる異所性蒙古斑は、成人になっても残っている場合は保険適用で治療を行うことができます。
茶あざ
扁平母斑(カフェオレ母斑)
扁平母斑は茶色や茶褐色の平らな斑点が身体の至る所に現れます。皮膚との境界線がはっきりしており、患部が目立ちやすいという特徴もあります。扁平母斑はその色がカフェオレに似ていることから、「カフェオレ母斑」とも呼ばれています。
また、扁平母斑の原因は先天的なもので、メラニン色素が皮膚の浅い部分で異常に繁殖することによって起こります。
遅発性扁平母斑(ベッカー母斑)
茶色や茶褐色の平らな斑点が身体の様々な部分に現れる扁平母斑。その中でも後天的に生じるものは、遅発性扁平母斑となります。遅発性扁平母斑の場合、あざの部分に発毛が見られる場合もあります。
その中でも特に肩の部分のあざに発毛が見られる場合は、「ベッカー母斑」と呼ばれます。なお、扁平母斑は女性より男性の方が発症率が高いとされています。
茶あざの治療方法
扁平母斑の治療を行うためには、異常に発生したメラニン色素を減らす必要があるため、
レーザー治療を行います。
ただし、
遅発性扁平母斑で発毛が見られる場合は、先に脱毛処理を行います。というのも、毛が生えたままの状態でレーザーを当ててしまうと、色素沈着が起きてしまう恐れがあるからです。そのため、扁平母斑の治療は数か月かけて丁寧に行う必要があります。
黒あざ
先天性色素母斑
色素母斑は皮膚の母斑細胞がメラニン色素を多く作ることによって生じる黒いあざです。そのため、「母斑細胞母斑」とも呼ばれます。
また、色素細胞は生まれた時からあるものと、成長に応じてできるものがあります。先天性色素母斑は、生まれた時からある黒いあざになります。
黒いあざとほくろの違い
色素母斑は、その大きさによって呼び方が変わります。直径1.5cm以下の場合は「ほくろ」と呼ばれ、その多くは後天的に生じます。1.5cm~20cm以上のものは「黒あざ」と呼ばれ、先天的な場合が多いです。
また、直径1cmを超え、毛がある場合は悪性腫瘍になりやすいです。
黒あざの治療方法
治療法としては、外科的に切除する方法と、
レーザーで治療する方法があります。外科的に治療を行った場合、皮膚を切ることになるため傷後が残りやすいですが、レーザー治療の場合は色を薄くするため傷口は残りにくいです。
ただし、黒い種類は場合によってはがんに進行する場合もあります。その場合、切除すればその可能性は完全になくなりますが、レーザー治療の場合はその可能瀬を完全になくすことはできません。
白あざ
白斑
先天的に生じる白斑として挙げられるのが、「白皮症」です。これは「アルビノ」とも呼ばれており、メラニン色素が通常に比べて異常に少ない状態を示します。メラニン色素が少ないため、身体の色が全体的に通常より白いのが特徴です。
一方、後天的に生じる白斑として挙げられるのが「尋常性白斑」です。これは体の一部の色素細胞の働きが低下し、一部分だけメラニン色素が作られなくなるために生じるものになります。皮膚の色が次第に落ちて白くなり、次第に広がる場合があります。また、場合によっては点在することもあります。
白いあざの治療方法
先天的なアルビノの場合、根本的な治療法が確立していません。そのため、主に目や皮膚に対して対処療法が行われます。一方、後天的な白斑の場合は、早期のうちはステロイド系外用薬を使います。
詳しい発症の原因は分かっていないものの、免疫に問題があるからではないかとされているからです。なお発症してから数年経過している場合は、皮膚移植を行う場合もあります。
あざが気になる場合は早めに医療機関の診察を受けることが大切

あざには様々な種類があり、中には自然に消えるものもあります。しかしなかなか自然に消えない場合や目立つ場合は早めに医療機関を受診することが大切です。範囲が広がってしまうとその分治療に時間がかかるからです。
また、場合によってはがんに進行するものもあるため、少しでも心配な場合は早めに医療機関を受診しましょう。
あざの種類に合わせて治療を行いましょう

あざは種類によってその原因が大きく異なります。「赤」は血管の異常発生、「黒」「茶」はメラニン色素の異常発生、「白」はメラニン色素不足によって生じます。そしてその種類によって自然に治るかどうかが異なります。ただし、どの種類でも自然に治らない場合、目立つ場合は早期に医療機関を受診し、治療を行います。