あざのレーザー治療|あざの種類別に治療法・費用相場を紹介!
※この記事はプロモーションを含みます
あざをレーザー治療で治すには
あざといっても、色合いに応じて特徴や治療についても違いがあります。特に人目に付く場所に出来た場合には、可能な限りメスを入れることなく治療を完遂させたいものです。今回はあざの種類別にレーザー治療について紹介します。
赤あざ①「単純性血管腫」の原因と治療方法
単純性血管腫とは、生まれつき赤ちゃんの身体に出来ており、境界線がはっきりしているのが特徴です。身体のどこにでも発生する可能性があります。単純性血管腫では表面の隆起は伴わず、均一の紅斑をしていて乳幼児期には変化は見られません。
青年期以降は成長して大きくなることがあります。原因は皮膚の下層の毛細血管が増殖したり異常拡張することが関係しています。治療としては、70〜80%の症例に対して有効とされる色素レーザーを照射するのが一般的です。
無麻酔治療も可能ですが、通常は麻酔入りの軟膏などを塗布して局所麻酔下で治療が行われています。
赤あざ②「苺状血管腫」の原因と治療方法
苺状血管腫も生まれつき、毛細血管が増殖することにより生じます。どうして毛細血管が増殖するのかは諸説あり、はっきりとは分かっていません。苺状血管腫は皮膚のできる部位に応じて、3種類のタイプが存在することが知られています。
特に多いのは皮膚の表面に出来る局面型苺状血管腫と、皮膚の表在部と皮下組織の下で毛細血管が増殖し腫瘤を形成する腫瘤型苺状血管腫の2つのタイプです。自然退色していくのが特徴で、2歳以降7歳ごろまでには75%は自然治癒するといわれています。
ただし、目や口の周りにできると視力障害や呼吸困難などの症状を引き起こすことがあり、状態に応じてVビームによるレーザー治療などが行われます。
赤あざのレーザー治療の費用・治療回数・治療期間
赤あざのレーザー治療ではVビームと呼ばれる色素系のものが照射されるのが一般的です。照射時には輪ゴムではじかれるような痛みを伴うので局所麻酔を行って施術します。
保険適用により治療を受けることも可能でその場合には、1回当たり10㎠あたり6000-7000円が相場になります。ただし保険治療では3ヶ月以上の期間をあける必要があります。
青あざの原因と治療方法
青あざは別名「大田母斑」の名前をもっています。大田母斑は顔によく発生するのが特徴で、大きさには個人差があります。点のように見える程度の人もいる一方で、顔の大きな範囲にできることもあります。
多くの場合、額や頬、目の周辺や鼻の周辺に出来る傾向があります。大田母斑の青の色身の原因はメラニン色素ですが、シミと異なって紫外線による刺激で出てくるわけではなく、生後1年頃以降思春期にかけて、皮膚の奥深くの真皮層でメラニン色素が過剰に増殖していきます。
皮膚の奥深くでメラニン色素が増殖するので、黒味が薄れて青い色合いをしています。大田母斑の治療においては、アレキサンドロイトレーザーのような色素に反応するタイプのものが選択されます。
青あざのレーザー治療の費用・治療回数・治療期間
青あざは色素レーザーを照射されると、メラニン色素のように色素を持つ細胞だけに選択的に取り込まれて熱反応を発生させる性質を持っています。この熱によってメラニン色素を有する細胞だけピンポイントに破壊します。
青あざのレーザー治療は3〜6ヶ月の間隔で治療を数回行うとほぼ目立たなくなります。保険適用の場合、1回あたり1万円前後の費用になります。
茶あざの原因と治療方法
茶あざには数種類のタイプがあります。扁平母斑は皮膚の浅いところにメラニン色素が増殖して茶色を呈します。ベッカー母斑は胸や肩周辺に出来るタイプで表面に剛毛が生えていることが多いのが特徴です。いずれもメラニン色素が皮膚の浅い部位で増殖することにより生じる点では共通しています。
ただし、コーヒー色のものが多発するカフェオレ斑は別の病気が原因しているため注意が必要です。
治療においては、Qスイッチルビーレーザーなどが用いられますが、一定の治療効果が見られても再発することが多い傾向がみられます。特に毛穴周辺のメラニン細胞が再活性化することにより再発することが多いことから、照射部位の脱毛を同時に実施する施設もあるようです。
茶あざのレーザー治療の費用・治療回数・治療期間
茶アザもメラニン色素の増殖により生じることから、
Qスイッチルビーレーザーなどの色素系のものが治療では採用されています。
費用は健康保険適用の場合、
1回あたり1万円前後が相場です。1回程度の施術でも効果を発揮することも珍しくありませんが、十分に消せなかった場合や再発した場合にはさらに照射が必要になります。
黒あざの原因と治療方法
メラニン組織の異常増殖により発症するのが黒あざです。胎児期に発症し易いのが特徴で、身体の広範囲をしめるような巨大な母斑を伴うことも稀にはあります。
一般的には2つのタイプがあり、いわゆるホクロにあたるものと、皮膚組織の一定範囲以上に黒味をおびる状態を色素性母斑とがあります。メラニン組織は皮膚の基底層や皮下脂肪にまで分布しているものの、幼児期では皮膚再生が早く、色もきれいに取り除けることからレーザー治療が実施されています。
大人の方の場合では色味が黒色であることからファンデーションで隠すことが難しく、安全安心な方法で治療を進めることが重要になります。また指先や足裏などの色素性母斑は悪性化する恐れがあるため、注意が必要です。
黒あざの治療の費用・治療回数・治療期間
黒あざもメラニン色素を原因としていることから色素系のレーザーにより治療は実施されています。メラニン色素細胞だけに取り込まれて熱反応を発生させ、メラニン組織を破壊しい色合いを薄める治療が行われます。
治療回数は数回に及ぶこともあり、保険適用の場合には
1回あたり6000〜12000円程度が費用の相場になっています。
健康保険適用ができる条件・種類
レーザー治療を保険適用で受けることが認められるためには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
そのための条件としては厚生労働省が保険適用を承認している治療機器を使用することと、一般的にアザに分類されるものである必要があります。となると前提として健康保険などが適用されるクリニックであることも必要になります。
保険適用対象の症状か否かの判断は主治医の診断に左右される部分が大きいので、治療を行う際には事前に相談しておくことが賢明です。
あざのレーザー治療後に気をつけること
レーザー治療部位はあさい傷(びらん状態)になっているので、治療後のケアが大切になります。
特に皮膚の再生が完了するまでの治療やケアが、特に重要になるので担当医師の指示に従って局所管理を行う必要があります。局所管理に必要な薬剤は施術後に処方されるので指示通りに、照射部位のケアを欠かさないことが大切です。
また治療後に色素沈着のリスクもあります。そのため紫外線対策は十分に考慮する必要があります。特に治療後数ヶ月は紫外線ケアを欠かさないように注意しましょう。
あざのレーザー治療でよくある質問
あざのレーザー治療は痛い?
レーザーによるあざ治療については、種類によっては痛みを伴うものもあります。最近では照射装置も進歩して、非常に微細な光源を多数備えた装置なども開発され痛みも軽減されています。
局所麻酔を使用することが多いので、痛みの問題は相当程度解決しているといえるでしょう。
目の周りにも治療が可能?
特に大田母斑などでは目の周りに出来ることが多いので、レーザー治療が可能か否かについて関心をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。この場合には目を保護するために専用のマスクをまぶた周辺にあてがうので、目の周りであっても安全に治療を行うことが出来ます。
あざのレーザー治療後の生活の制限は?
レーザー照射部位は浅い傷ができた状態になっています。そのためダメージから回復して健康な皮膚に再生するまでには刺激は避けることが大事です。
過度な運動や長時間の入浴は傷の回復には良くないので、しばらくは控えるようにしましょう。洗顔やメイクも刺激の弱いものを選んでください。
あざのレーザー治療にはクリニック・医師選びが重要
あざは様々な種類に応じて、治療戦略を変える必要に迫られます。あざの種類を正確に把握し、患者のニーズにそった治療を提供するには豊富な治療経験が不可欠です。そのため医師を選ぶに際しては、症例の治療経過などを写真つきで説明しているようなクリニックがおすすめできます。
あざが気になる場合はレーザー治療で治療しましょう!
あざ治療の現在の主流はレーザー治療です。しかし、どの種類のものを使用するのかはあざの種類によって異なります。また保険適用できるかどうかも、費用負担の面からは確認しておくべき事項です。そして治療後の患部は紫外線に特に弱いので、色素沈着を防ぐためにも万全の紫外線対策を忘れないようにしましょう。