ケロイドの痛みの対処法|できてしまう原因や症状も紹介!
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ケロイドの痛みはどうしたらいいの?
痛みのあるケロイドを放置しておくのはよくありません。感染などの心配もありますし、場合によっては広がっていく可能性もあるからです。傷が治っていく過程と我慢しすぎてしまうと悪化させてしまう恐れがありますので適切に対応するようにしましょう。
今回はそんなケロイドの痛みや症状を紹介します。さらに痛みを感じる時の対処法も紹介していくので、参考にしてみてください。
ケロイドとは?
ケロイドとは、手術跡など傷跡が赤く盛り上がったり、硬く肥厚したりする症状を指します。厚く盛り上がりもせず赤みも薄い状態のときにはケロイドではありません。
傷を修復するためにコラーゲンや繊維芽細胞が多く分泌されることにより起きるとも言われていますが、体質も大きく関係しているため、傷跡が必ずしもケロイド状になるというわけではありません。ケロイドには真性ケロイドと瘢痕ケロイドとも呼ばれる肥厚性瘢痕の二種類があります。
ケロイドが出来てしまう原因
ケロイドは傷を治すためのコラーゲンが過剰に作られてしまうことにより出来てしまいます。手術跡など大きな傷跡にも出来ますが、特に意識することがない小さな傷跡にできてしまうこともあります。ニキビなどの小さな傷でも出来てしまうことがあるため、特に何もなかったのに出来てしまった、という場合もあります。
例えばピアスの穴をあけたときに感染を起こしてしまったり、傷がなかなか治らなかったりしたときにケロイドが出来てしまうときもあります。
ケロイドの痛み・症状
ケロイドの痛みや痒みには血流が関係しています。そのため
血行が良くなると痛みや痒みが出やすくなるという特徴があります。
ただし血行が良くなって痛みや痒みといったものが強く出たからといって悪化するとは限りません。元々の傷が出来ている範囲を超えてどんどん拡大してくるのであれば悪化ですが、血行がよくなることで回復が早くなる場合も考えられるからです。判断が難しいところですから、気になるときには医師に相談するようにしましょう。
ケロイドの痛みの対処法
①内服薬・外用薬治療
治療には内服薬や外用薬を使うという方法があります。内服薬では
リザベン(トラニラスト)という薬が処方されます。リザベンは抗アレルギー薬でもあります。皮膚線維細胞の増殖を抑える効果や炎症を抑える働きによって傷の赤みや痒みを軽減させる効果も期待できます。
服用を継続することによりケロイドを小さくするという働きも期待できます。外用薬としては、炎症を抑えることができる
ステロイド軟膏や非ステロイド系抗炎症剤などが処方されます。
②ステロイド治療
ステロイドには抗炎症効果がありますので、赤みや痒みを抑えるといった効果が期待できます。外用薬として軟膏が処方されたり、テープや注射として使われたりします。
注射で注入する場合には、外用薬として塗り薬やテープといったもので治療を行うよりも患部に直接注入するのでより高い効果が期待できます。しかし、注射するときに痛みが伴ったり、月に1回の治療を継続する必要があるなどのデメリットもあります。
テープの場合には外からの刺激から患部を守るという働きも期待できます。
③圧迫療法
圧迫療法は患部をシリコンシートなどで圧迫することにより行われます。患部を圧迫して血流が低下することで皮膚線維細胞の増殖を抑える働きが期待できます。
また圧迫することで服や体の動きなどによる摩擦を抑える働きも期待できます。サポーターや包帯といったもので固定しますので患部を保護ですから安静に保って回復をサポートすることにも繋がります。
ケロイドは常に刺激を受けやすい場所にできることが多いため、刺激を抑え、安静を保つことで痛みへの対策にもなります。
④レーザー治療
レーザーによってケロイド治療を受けることができます。ケロイドの内部にある血管を破壊したり、コラーゲンの分解を促進させるという働きが期待できます。レーザー治療によってケロイドを柔らかくしたり、平坦にしたり、小さくしたりといった効果や掻痒感の軽減といった効果について期待することができます。
レーザー治療については、単体で受けるというよりも他の治療との組み合わせによって行われることが多いですし、継続して施術を受けることが前提になっていることも多いです。
⑤切除法
切除法とは患部を手術で切除する方法です。患部周辺の皮膚は強く引っ張られている状態であることが多いため、ケロイド部分を切除して縫合します。
ただし、切除して縫合するので元々の傷跡よりも縫合線が長くなってしまう場合があります。また普通に切除して縫合するだけでは再発の可能性が高くなってしまうため、内側から細かく縫ったり、外用薬や内服薬の服用やステロイドによる治療など、最初から他の治療を併せて行うことを前提にして行われます。
ケロイドの痛みで不安や気がかりを感じたら一度クリニックに相談しましょう
ケロイドの痛みが気になったら、クリニックで相談してみましょう。我慢しなければいけないわけではありません。クリニックでの治療も可能です。クリニックでは治療の方法も投薬から手術まで色々と用意されています。
ケロイドはいったん出来てしまうと自力で治すのは難しいですし、場所や状態によっては見た目が気になるという場合もあります。痛みはもちろん、見た目のことなど気になることがあったら一度クリニックを受診して解決方法がないか相談してみるとよいです。
ケロイドの症状は人それぞれなので自分に合った治療方法を見つけましょう!
傷跡は必ずケロイドになるというわけではありませんし、痛みの出方にも個人差があります。誰にでも出て我慢しなければいけないものであるわけではありませんので気になることがあったらクリニックで相談してみましょう。