口唇口蓋裂治療のスペシャリスト・中北先生が明かす、保険診療と美容外科の境界線

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口唇口蓋裂——この先天性の疾患は、多くの人にとって馴染みのない言葉かもしれません。しかし、この症状に悩む人々にとって、それは人生を大きく左右する重要な問題です。 今回、我々は美容外科の名医として知られる中北信昭先生に、口唇口蓋裂の治療に関する革新的なアプローチについて伺いました。 保険診療と美容医療の境界線上で、中北先生は患者さんたちの希望に寄り添いながら、従来の治療では難しかった細やかな修正を可能にしています。鼻整形のエキスパートとしての技術を、口唇口蓋裂の治療に応用するという斬新な取り組みは、多くの患者さんに新たな希望をもたらしています。
編集部
編集部の菅原です。
本日は口唇口蓋裂の治療についてお話を聞かせていただけるとのことで、お時間いただきありがとうございます。
よろしくお願いします。

中北先生
中北です。
よろしくお願いします。

編集部
早速ですが、口唇口蓋裂の治療は保険診療が一般的ですが、先生のクリニックでは自費でこの施術も行われていると伺いました。
この施術はどのようなものなのでしょうか?

中北先生
口唇口蓋裂は先天的な疾患で、通常は生後3か月頃に初回手術を行い、口蓋に関しては1歳前後に手術をします。
この初回手術だけで完全に終わるわけではなく、成長に伴って再手術が必要になることが多いです。

自由が丘クリニックでは、特に外見的な修正を希望される患者さんに対して、保険診療ではカバーされない美容外科の技術を用いた治療を行っています。
特に鼻の形成手術など、美容的な面にフォーカスしてより自然な見た目を追求します。

大人になってからの再手術での課題とは


編集部
口唇裂や口蓋裂の手術は、一般的に小学生までに大部分が終了すると聞きますが、大人になって再手術が必要になることもあるそうですね。
大人の患者さんの治療における特徴や課題は何でしょうか?

中北先生
大人になってからの修正手術は、外見上の問題を理由にすることが多いです。
保険診療内の範囲では、外見上の問題を残していることが多いからです。

特に見た目に関する悩みが増える時期に、再度修正手術を行う方が多いですね。
子供のころの手術とは異なり、美容的な要素が大きくなるため、治療がより複雑になります

編集部
先生は鼻整形の名医としても高く評価されていますが、口唇口蓋裂の治療と鼻の形成にはどのような関係があるのでしょうか?

中北先生
口唇口蓋裂の患者さんは、鼻の形が非対称になることが多いです。
特に片側裂の場合、鼻翼や鼻の穴の形が左右で異なることがあります。
鼻の形成手術では、この非対称性を改善し、自然な外見に整えることが大事です。

専門家に聞く口唇口蓋裂治療に伴うリスクと副作用、術後のケアの重要性


編集部
手術に不安を感じている方も多いと思います。
口唇口蓋裂の修正手術に伴うリスクや副作用について教えていただけますか?

中北先生
修正手術は非常に難易度が高いです。
特に、既に複数回手術を受けた患者さんの場合、組織の状態が複雑化しており、修正が困難になることがあります。

鼻の手術では、鼻中隔に手を加えるため、鼻づまりのリスクや、形をさらに悪化させてしまう可能性があるため、慎重な対応が必要です。

大切なのはイメージの共有、先生から手術を検討する方へのメッセージ


編集部
患者さんとの信頼関係を築くために心がけていることがあれば教えてください。

中北先生
患者さんの不安や悩みをしっかりと受け止めることが大切です。
特に、美容目的の手術を希望される方には、イメージを正しく伝え、無理のない範囲で治療を進めるよう心がけています。
また、患者さんが手術を受ける準備ができているかどうかを慎重に見極めることも重要です。

編集部
最後に、口唇口蓋裂の手術を検討している方や親御さんに向けて、アドバイスやメッセージをお願いします。

中北先生
まずは、現在の治療状況や今後の治療方針について、信頼できる医師とよく相談することが大切です。

そのうえで、さらなる修正や美容的な改善を希望される場合は、ぜひ当院にご相談ください。
患者さんの希望を最大限に取り入れた治療を提供しますので、遠慮なくご相談いただければと思います。
医療法人社団喜美会 自由が丘クリニック
「美しさのその先へ」 当院では、それぞれ得意分野をもつ40名以上の医師が集結。 美容外科や美容皮膚科、美容内科、教授外来、エステ部門などを完備し、 最新の美容医療を追い求め、 「理想的な美と健康が叶う」チーム医療をご提供しています。 ラグジュアリーな空間とおもてなしの心で、 施術についても常に分かりやすい説明を心がけ、 患者さまが納得し、安心して通院いただける環境を整えた プライベート感のあるクリニックです。 美しさを追求し続けた自由が丘クリニックは、 ウェルビーイングな医療を目指し、日々努力してまいります。
電話受付 : 9:30~19:00
診療時間 : 10:00~18:00/年中無休
中北信昭医師
北里大学医学部卒業
1982年
北里大学病院形成外科入局
1986年
神奈川県立こども医療センター 形成外科
1990年
横浜南共済病院 形成外科医長
1992年
北里大学医学部 形成外科講師
1999年
北里大学医学部 形成外科准教授
2007年
自由が丘クリニック 院長
2017年
自由が丘クリニック 総院長