越原あすか看護師(APスキンクリニック)|男性アーティストが語るアートメイクの今
眉毛のアートメイクにおいて、20~50代・男女問わず幅広い層から高い支持を得ている越原あすかさんがどのようにしてアートメイクの道に進み、多くの方に自信と美しさを届けるようになったのか。
そのキャリアの背景や、施術へのこだわり、さらにはアートメイクに懸ける想いについてお話を伺いました。
男性ならではの視点がどのように施術に反映されているのか、ぜひご覧ください。
編集部
本日はお時間をいただいてありがとうございます。
編集部の松村と申します。
宜しくお願いします。
越原さん
APスキンクリニックでアートメイクアーティストをしている越原です。
本日はよろしくお願いします。
編集部
では早速、インタビューを進めさせていただきたいと思います。
まずアートメイクのキャリアを始められたきっかけは何でしょうか?
この道に進む決意をした理由があれば教えてください。
越原さん
はい、元々美容医療に興味があり、病棟で6年間勤務後、美容業界への転身を決めました。
美容医療にも、美容皮膚科、美容外科と様々な分野があり、自分は何がやりたいかを調べ考えている時に、アートメイクの存在を知りました。
アートメイクは、医師の指示の下、看護師が主体でお客様のなりたい理想、美に携わることができます。
インスタグラムなどで、アートメイクによって素敵な笑顔になっているお客様を見てきました。
私も自分の手で喜んで頂ける技術を身につけたいと感じ、アートメイクそのものもとても魅力的だと感じたことが、きっかけです。
編集部
なるほど、自らの技術でお客様を喜ばせたいという気持ちが原動力になっているんですね!
では続いて、具体的にアートメイクのどんなところを魅力的だと感じているのでしょうか?
越原さん
毎日のメイク時間が短縮されてお客様の日々の生活が快適になったり、すっぴんのお顔がノーメイクでも整ったり、お顔に似合う眉になる事でその方の魅力が引き出され美人度や男前度が上がったりします。
結果、アートメイクが心の余裕や自信につながり、幸福度が上がることで人生をよりプラスに彩ってくれる。
そのことに魅力を感じます。
編集部
実用性もあって、自信が持てるというのは確かに素敵ですね!
越原さんのこだわり。アートメイクに重要な3つのポイント
編集部
男性のアーティストとして業界に入ったことで、最も大きいと感じた壁や挑戦はどんなものがありますか?
越原さん
女性の眉の形、メイクがよく分からなかったというのが男性アーティストとして初めてぶつかった大きな壁でした。
そのため、お客様を素敵にしたい、美しくしたいと思ってはいても「美しさ」とは何かが分からなかったんです。
分からなければ、お客様へご提案をして、形にして、美しく色付け、そういった一連の流れ、魅力を引き出すようなアートメイクは施せません。
その壁を突破するためモデルさんや、「可愛い」「美人だ」と注目を集めている方、人気のある女性の眉の形やメイクの色味をひたすら勉強しました。
そして、それをアートメイクで表現する際にどのように落とし込んでいくかなど、インスタグラムで情報収集して大量の症例をインプットしていきました。
編集部
確かにそこはかなりの努力が必要になりそうですね。
続いてアートメイクの施術で大事にしている点や他のアーティストと差別化できるポイントがあれば教えてください。
越原さん
私がアートメイクで大事にしている点は3つです。
1つ目は、お客様のなりたい理想や好み、雰囲気を汲み取り、それを踏まえてより魅力が引き立つようなデザインにすることです。
その方のお顔が可愛く、美人に、もしくは格好良く見えるようなものを意識しています。
編集部
その人の魅力を引き立てるところが、一番重要だということですか?
越原さん
そうですね。
大げさかもしれませんが、アートメイクが入ったその方を見た時に誰かが好きになってしまうくらいの仕上がりや写真の撮り方を大切にしています。
もし具体的な理想がなくても、なんとなくこれが嫌だなといった小さなところまでヒアリングをしていますね。
共に過ごしていくアートメイクが違和感のあるものにならないように、ご相談を重ねながら施術をしています。
大切にしていることの2つ目は、自眉毛を最大限に活かし、骨格、筋肉にも合わせて行くことです。
そのため、作り込みすぎたアートメイクにならず、お顔に自然に馴染みやすいという特徴があります。
アイブロウリストならではの自眉を生かしたデザイン作りが得意です。
編集部
骨格や筋肉にまで配慮されているんですね!
それは驚きました。
越原さん
顔は立体ですからね。全体のバランスが重要なんです。
そして最後の3つ目は、長い目で見ても愛せるアートメイクであることです。
その時は良かったけど1年後、2年後に後悔する、という現実も少なくありません。
例えばご来院されるお客様の中には、2〜3年前に受けたアートメイクが、濃く、太く、長く、残りすぎてしまっているケースもありました。
アートメイクが流行しはじめて数年、過去に受けたアートメイクがどのよう経過を辿るのか分かるようになってきました。
大切なのは、少し物足りないかなと思うくらいの控えめなデザイン、カラーであることです。
少しメイクでカバーして完成させるくらいが、濃く残りすぎず、1〜2年後に好きにメンテナンスができる、後悔しない理想のアートメイクの在り方だと思います。
編集部
なるほどです。
お話を伺いながら、長期的な満足感と安心感を提供されているのだと強く感じました!
アートメイクの今に迫る。トレンドは「パウダー」
編集部
アートメイクの流行から数年という話も出ましたが、現在人気のあるアートメイクのデザインや技術にはどのようなものがありますか?
越原さん
3〜4年前までは「韓国平行眉」「毛並みアートメイク」などが流行っていましたが、最近ではナチュラル感がある顔の骨格に合ったデザインをオーダーされる方が多いです。
ゆるくアーチをつけた「ゆるアーチ」「平行アーチ」は人気がありますね。
また、毛並みのアートメイクより、パウダーのアートメイクの人気が上がっています。
直後は少し濃く感じますが、1ヶ月後の定着はパウダーでメイクを施しているようなふんわりとした色付きになります。
肌質も選ばず、ムラが出にくく、綺麗に長持ちしやすい、さらに明るめカラーもできるのが特徴です。
編集部
パウダーですか!アートメイクにも色々な技法やスタイルがあるんですね!
ちなみに越原さんが得意とする施術スタイルや技術があればぜひ聞いてみたいです。
越原さん
私の施術スタイルは、初回はベース(土台作り)として、やや控えめなアートメイクで色や全体の形の土台を作っていきます。
そして定着まで共に過ごし、お顔に施されたアートメイクに見慣れて頂きます。
2回目では、過ごされてみての感想やご希望を踏まえて、より理想のアートメイクの定着を目指し、色の濃さ、色味、太さや長さなど全体の形を整えながら入れていきます。
毛並み技法は回数を重ねすぎてしまうと皮膚への負担となってしまうことがあるため、不要な傷はなるべくつけず、毛がないところには負担を最小限にして毛並みを補っていく事を大切にしています。
また、程よくメイク感のあるようなアートメイクの定着が得意なので、理想に合わせてパウダーで色を重ねていく事も重視しています。
編集部
なるほど、越原さんのこだわりがよく分かりました。
実際に越原さんのアートメイクを受けたお客様の施術前と施術後の変化で、特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
越原さん
ある女性のお客様で、元々の自眉毛の角度がキツくて眉メイクが難しく、お顔がキツくみられやすい事がお悩みの方がいらっしゃいました。
眉の角度を可能な範囲で調整し、雰囲気が柔らかく見えるようにデザインをしました。
数ヶ月後、リタッチに来てくださった時に、「眉の形が整っていった事で、より自信がついて、気持ち的に前向きになって、新たな交流や友達が増えました。眉によって、人生が変わった様です」と伝えてくださいました。
それを聞いて私は、アートメイクは人生をも変える施術であると改めて実感を得ました。
そのお客様の変化にとても胸が熱くなり、嬉しくなったことを覚えています。
編集部
その方はアートメイクで人生に彩りが生まれたんですね。
素敵なエピソードをありがとうございます。
後悔しないアーティストの選び方。大切なのは「理想のすり合わせ」
編集部
実際にアートメイクを受ける際にアーティストはどのように選ぶのが良いか、アーティスト目線での考えをお聞きしたいです。
越原さん
色々要素はあります。アーティストから漂う雰囲気・センスが好き、人柄が好き、症例が好み、経験豊富で安心できることなどはどれも大切だと思います。
人によって文字や絵が異なる様に、また、美容師さんによって全く同じ髪型にはならないように、アートメイクも直後の仕上がりや定着はアーティストによる個人差が大きいです。
それは、長く付き合っていくアートメイクが、お顔にどのように反映されるかを左右するとても大切なものです。
まず確認すべきは、アーティストが何を大切に思って施術をしているか。
そして、その人の症例を見て、施術直後の仕上がりと定着した際のアートメイクがご自身の好みであり、安心できるものであるか。
お客様の求めているものや理想が、アーティストの大切にしているものや理想と差があると満足度の低い仕上がりに繋がりかねません。
編集部
アーティストの理想とお客様の理想を上手くすり合わせることが必要なんですね。
そのためにはお客様の求めているものに対応するセンスも重要ですよね。
オフの時間にしているインスピレーションを得るための趣味などがあれば教えてください。
越原さん
海外のメイクアップアーティストさんの動画を見るのが好きですね。
すっぴんの状態からメイクを施し、人が変わったみたいに別人のようになる演出が面白く、よくInstagramなどで見ています。
眉やメイク、髪型などによって、印象が変わったり、より魅力的になったりするのを体感できるんです。
そこで、どんな眉毛が美しいか、最先端のメイクはどう映るのかを感じたり、インスピレーションを得たりしています。
色んな世界を知ることが大切だなと思います。
編集部
将来的にはどのようなアートメイクアーティストになりたいとお考えですか?
越原さん
アートメイクを施してただ眉毛を作るのではなく、
お客様がアートメイクをすることでその先どんな自分になりたいか、どんな風に生きていき未来を作っていきたいか、
そのようなところも踏まえて、お客様と共に眉を作り上げていくアーティストになりたいと思っています。
また、眉毛の処理をしすぎて毛がなくなってしまった方や、処理の方法が分からなくてアートメイクをしに来る方も沢山いらっしゃいます。
ですから、自眉毛を綺麗に育てたり、美しく整えていく方法をアートメイク看護師兼アイブロウリストとしても広めて、伝えていきたいと思っています。
あらゆる世代が素敵な眉ライフになるように尽力していきたいです。
編集部
本日は本当にありがとうございました。
アートメイクアーティストとしての施術へのこだわりや想いなど貴重なお話をお聞かせいただきました。
最後になりますが、アートメイクを受けるか迷われている読者の方にメッセージをお願いします。
越原さん
「やってよかったです」「もっと早くお願いしたらよかったです」とお声を頂く事も多いです。
アートメイクは、日々の生活を、そして心を豊かにしてくれるものであると、私はこれまでの施術経験から確信しています。
ただ、アートメイクが必要のないケースもあれば、色々な点でご不安な場合もあるかと思います。
そんな時はぜひご相談ください。
APスキンクリニック銀座
「自然な健康美でいつまでも美しく」
APスキンクリニック銀座はアートメイクや注入、レーザー治療などメスを用いない治療に特化した美容クリニックです。
銀座の中央に院を構え、白で統一された内装は清潔で落ち着きのある風情で来院した患者様の緊張を和らげています。
「AP」は「Advanced Prescription」の略であり、「未来的処方」を意味します。
先進的な治療を積極的に採用し、患者様の若返りによって幸福をもたらすことを理念としています。
診療時間:10:30~19:30
越原あすか看護師