寺井 美佐栄医師(MiSA Clinic)|SNSで話題の”切らないクマ治療”とは
目の下のクマに悩む人は多く、「手術なしで改善できる方法はないか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は【MiSAClinic】の寺井先生に、「切らないクマ取り」の施術方法や、注目のベビーコラーゲン注入について詳しく伺いました。
編集部
本日はお時間をいただいてありがとうございます。
編集部の松村と申します。
宜しくお願いします。
寺井先生
寺井です。
本日はよろしくお願いします。
美を引き出し、患者様の笑顔を取り戻す医師の決断
編集部
まず、美容医療を選ばれたきっかけについて教えていただけますか?
寺井先生
もともと予防医学に興味があり、産業医として働いていました。
産業医科大学で9年間の義務年限を果たした後、次のチャレンジを考え、皮膚に対する興味が強かったこともあって、当時少しずつ盛り上がりをみせていた美容皮膚科の道を選びました。
そして、その中でもしっかり学べて、かつ多くの患者様に対応できる中規模の美容クリニックを選びました。
編集部
産業医から美容皮膚科という道に進むのは、大きな決断だったのではないでしょうか。
寺井先生
小さい頃から物事を整えることが好きで、宝塚など美しいものに魅力を感じることが多かったです。
こうした美意識が自分の根底にあったからこそ、美容医療の道を選んだのだと思います。
編集部
これまでのキャリアの中で特に印象深いエピソードはありますか?
寺井先生
患者様が泣いて喜んでくれた瞬間が特に印象に残っています。
YouTubeで情報を発信している影響もあり、他院で施術に失敗し、心が傷ついている患者様が多く来院されます。
その中には、色素沈着などで自信を失い、診察室に入るときから涙を流す方もいらっしゃいます。
編集部
先生の元に来るまでに、本当に深い悩みを抱えている方が多いということですね。
寺井先生
そうかもしれません。
そのような患者様が、治療を通じて美しくなり、目を合わせて笑顔で帰っていく姿を見ると本当に嬉しい気持ちになります。
YouTubeを通じて全国、さらには海外からも患者様が来院され、その反響に感謝しています。
編集部
SNSで情報を発信することで、先生の治療への信頼が広がり、患者さんとのつながりがより強くなっているのですね。
手術不要で美しい目元を手に入れる。寺井先生のこだわりのアプローチ
編集部
寺井先生は「切らないクマ取り」の施術で評価の高いお声が多く届いていると伺っております。
この施術は具体的にどのような施術内容ですか?
寺井先生
クマ取りはオペで行うというイメージが強いかもしれませんが、当院ではメスを使用しない治療法を50種類以上ご用意しており、先進的な医療技術を駆使して、切らずにアンチエイジングを目指す施術を提供しています。
具体的には、膨らんだ眼窩脂肪を減らし、凹んだ部分には注入剤を使ってバランスを整える方法です。
編集部
なるほど。メスを使わずに治療できるという選択肢は、患者さんにとって大きな安心材料になりそうですね!
寺井先生
当院の「切らないクマ取り」は、メスを一切使わず、脂肪溶解注射やショッピングリフトを用いて膨らみを縮小させ、さらにベビーコラーゲンを注入することで、自然な仕上がりを目指しています。
この方法により、ダウンタイムや腫れがほとんどなく、安全に施術を受けていただけます。
これまで数多くの症例を経験してきた中で、「どうしても切りたくない」「大掛かりな手術はしたくない」という方にたくさん出会ってきました。
当院は、そういった方々に喜んでいただけるようなクリニックを目指しています。
編集部
手術を避けたい患者様にとっては、負担が少なく、安心して施術を受けられることが大きなポイントですね。
寺井先生
実際ご来院いただく患者様の多くは、クマやたるみの改善を希望されていますが、これらの治療を行うには、施術を担当する医師の豊富な知識と経験が求められます。
当院では、これまで培ってきた経験を基に成果を出すことで、多くの患者様にご満足いただけていると自負しています。
編集部
豊富な経験に裏打ちされた技術があるからこそ、患者さんに信頼されているんですね。
患者さん一人一人の悩みにしっかり向き合い、その上での結果に自信を持っていらっしゃるのが伝わります。
それでは次に、使用する施術方法や機器の特徴を教えてください。
寺井先生
当院では、ヒアルロン酸、ボトックス、ベビーコラーゲンの注入がメインです。
クマの改善には、たるみ治療が重要な要素となります。
特に40代以降、クマが深くなる原因として、たるみによる影響が大きいため、たるみを一緒に治療することが効果的です。
編集部
具体的にどんな治療法が効果的なのでしょうか?
寺井先生
具体的な治療方法としては、ハイフやRF(ニードルRF、通常のRF)などの機械を使用した治療が一般的です。
これらは電気で皮膚を引き締め、たるみを改善する効果があります。
当院では、サーマジェンやサーマニードルを用いた治療も取り入れています。
編集部
たるみの治療がクマの改善において非常に重要な役割を果たしていることがよくわかります。
寺井先生
はい。また、ヒアルロン酸注入によるリフトアップも効果的です。
ヒアルロン酸は単に膨らませるのではなく、リフトアップを目的として使用します。
これにより、クマの部分を埋めながら、顔全体を引き締めることが可能となります。
ヒアルロン酸を使った複合治療を行うことで、より自然な仕上がりが得られます。
編集部
そんな治療法があるんですね!
あまり聞いたことがなかったので、驚きました。
寺井先生
治療はクマの原因に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
たるみには専用の治療を、クマにはリフトアップや埋める治療を組み合わせることが有効です。
たるみの話が中心になってしまいましたが、当院は美容皮膚科としてシミや肝斑の治療も行っております。
各種機器を取り揃えており、シミや肝斑に対しても総合的なアプローチが可能です。
編集部
トータルケアができるのは非常に心強いですね。
続いて、対応できるクマの種類(例えば、青クマ、茶クマ、黒クマなど)や条件について教えてください。
寺井先生
全て対応可能です。
まず、黒クマはたるみやへこみが原因で発生するため、たるみを改善する治療が効果的です。
次に、茶クマは色素沈着が原因です。
皮膚が摩擦や脂肪でこすれることによって色素が沈着し、クマが目立つようになります。
この場合には、シミを改善する「ルメッカ」という機械を使って色素沈着を取り除き、顔全体を明るくします。
編集部
なるほど、顔全体が明るくなることで印象が大きく変わり、自信にもつながりそうですね。
寺井先生
そうですよね。
次に、青クマは血行不良が原因なので、肌を育成することが非常に重要になります。
年齢を重ねると皮膚が薄くなるため、薄くなった皮膚をふっくらさせる注射が注目されています。
この治療を行うことで、透けて見えていた血管が目立ちにくくなり、肌が元気を取り戻し、皮膚が厚くなることで改善が期待できます。
編集部
肌を育成する方法なら、肌の質感も向上し、より自然で若々しい印象が生まれそうですね。
寺井先生
そうですね。
また、複合的なクマにも対応可能です。
例えば、黒クマだと思っていたものが実は色素沈着による茶クマだったり、ゴルゴラインだと思っていたものが実は肝斑だったりすることもあります。
そのため、カウンセリングで原因をしっかりと特定し、その方に合った治療法を提案することが重要です。
編集部
正確な診断が治療の結果を大きく左右するということがよくわかりました。
切らないクマ取りの選択肢。リスク少なく自然な仕上がりを目指す
編集部
では、「切らないクマ取り」はどのような方に特におすすめの施術でしょうか?
寺井先生
手術を避けたい方におすすめです。
年齢を重ねると、治療に対するリスクやその過程を予測しづらくなることがあります。
年齢問わずおすすめできますが、特に高齢の方にとっては、外科手術のリスクが高まるため切らずにできる施術の方がより安心感を提供できると考えています。
リスクも少なく、安心して受けられるため、多くの方に適しています。
美容皮膚科では、万が一結果にご満足いただけなくても調整が可能で、柔軟に対応できる点も魅力です。
編集部
逆に「切らないクマ取り」ではないクマ取り治療が適しているのはどのような方でしょうか?
寺井先生
手術に抵抗がなく、より長期間持たせたい方です。
あるいは、通院を重ねるのが面倒だと感じる方です。
例えば、脂肪溶解注射のような治療は、1回で完了するわけではなく、数回の施術が必要で、治療後に経過を見ながら注入量を調整することもあります。
編集部
たしかに、通院の手間が気になる方には、回数がかかる治療は少し負担かもしれませんね。
寺井先生
そうですね。
1回で完璧な結果を求める方には、手術で一度に解決する方法が早いかもしれません。
特に眼窩脂肪が強く突出している場合、脂肪溶解注射には3回から5回程度の施術が必要で、1回では十分な効果を実感できないことがあります。
そのため、通院を続けることが難しい方には、他のアプローチがより適している場合があります。
SNS時代の美容医療!ミサクリニックが築いた信頼と実績
編集部
ミサクリニックの『切らないクマ取り』が人気になった理由は、どんなところにあると思いますか?
寺井先生
「切らないクマ取り」は、最初から流行を狙ったわけではなく、気づいたら多くの人に求められるようになったと感じています。
特に脱脂術が流行する中で、失敗例が増えたことから、「本当に切らない治療って何?」と調べる人が増え、その結果ニーズが高まりました。
編集部
たしかに、失敗例が増えると、リスクを避けるためにより安全で効果的な治療法を求める方が増えるのも納得できます。
寺井先生
そして、YouTubeなどでの情報発信も影響し、興味を持った方が施術を受けに来てくれるようになったと思います。
カウンセリングだけで帰る方は少なく、ほとんどの方がそのまま施術を受ける傾向にあります。
また、患者様の多くは治療法についてしっかり勉強しており、SNSを通じて施術前から十分な情報を持っているため、話しやすく、納得して治療を受ける方が増えました。
SNSの力を実感し、患者様との信頼関係が築けていることに感謝しています。
編集部
SNSの力をうまく活用されているんですね。
現代において、とても効果的なアプローチだと思います。
では、実際に「切らないクマ取り」を受けた方から、どのような感想が寄せられていますか?
寺井先生
涙を流して喜ばれる患者様もいらっしゃいます。
他院での治療に満足できず、修正を求めて来院された方々からは、「最初からここに来ていればよかった」「もっと早く調べていればよかった」という言葉をよくいただきます。
また、ベビーコラーゲンに関しては、「すごい!こんなにいいんですね」と、驚かれる方が多いです。
編集部
それだけ多くの患者さんが効果を実感し、喜んでいただいているんですね。
信頼できるクリニックを選ぶことの重要性を改めて感じました。
ベビーコラーゲンで実現する、安心で効果的な美肌への道
編集部
続いて、施術で使用する「ベビーコラーゲン」について詳しく教えてください。
寺井先生
ベビーコラーゲンは、ヒト胎盤由来の比較的新しいコラーゲン製剤です。
従来、コラーゲン製剤は豚や牛由来のものが一般的で、高価であり、アレルギー反応が比較的多く報告されていました。
しかし、ベビーコラーゲンはアレルギー反応が起こりにくいとされ、比較的価格も手頃で、より多くの人が使用しやすくなっています。
編集部
アレルギー反応が起こりにくいという点は、患者様にとって非常に大きな安心感を与える要素ですね。
安全性が高いというのは、治療を受ける際の大きなポイントだと思います。
寺井先生
はい、まさにその通りです。
また、従来クマやほうれい線の治療にはヒアルロン酸が使用されていましたが、ヒアルロン酸は、種類によって硬さが異なり、特に目元のような繊細な部分には少し不向きな場合もあります。
それに対して、ベビーコラーゲンは非常に馴染みやすく、目元にも適しているため、より自然な仕上がりが期待できます。
編集部
自然な仕上がりを求める方には理想的な治療法ですね。
ヒアルロン酸とベビーコラーゲンでは、どのように仕上がりに違いが出るのでしょうか?
寺井先生
ヒアルロン酸は水分を吸収する性質があり、注入後に周囲の水分を引き寄せて膨らみすぎてしまうことがありますが、ベビーコラーゲンでは、そのような心配がほとんどなく、非常に自然な仕上がりが期待できます。
さらに、ベビーコラーゲンはコラーゲンを増やす効果があり、クマの原因の一つである皮膚のコラーゲン減少を補い、皮膚がふっくらとし、シワの改善が期待できます。
見た目の改善だけでなく、皮膚のエイジングケアにもつながり、根本的な改善が得られる点が大きな違いです。
編集部
エイジングケアとして皮膚の健康もサポートしてくれるのは、長期的に考えてもとても魅力的に感じます。
次に、施術の流れやダウンタイムについて教えていただけますか?
寺井先生
施術時間は、ベビーコラーゲン注入のみの場合、片側約10分程度で完了します。
ベビーコラーゲンは痛みや腫れがほとんどなく、ダウンタイムもほぼありません。
もちろん、内出血のリスクが完全にゼロというわけではありませんが、針を刺す箇所が少ないため目立つことはほとんどなく、赤みが生じる場合もありますが、一般的には1〜2週間で治まります。
編集部
日常生活に支障をきたすことも少ないため、忙しい方でも施術を受けやすい点がありがたいですね。
ちなみに、ヒアルロン酸とベビーコラーゲンの金額差はどのくらいでしょうか?
寺井先生
ベビーコラーゲンは約15万円前後、ヒアルロン酸は約9万円前後で提供しています。
予算の関係でヒアルロン酸を選ばれる方もいらっしゃいます。
ヒアルロン酸の方が比較的長期間効果は持続します。
編集部
ベビーコラーゲンの効果はどのくらい持続するのでしょうか?
寺井先生
個人差はありますが、ベビーコラーゲンは自然由来の製剤で、時間経過とともに体内で反応しながら徐々に効果が薄れていきます。
しかし、完全に無くなるわけではなく、コラーゲンが増加した状態は維持され、ボリューム感が徐々に減少していく形です。
編集部
だいたいどのくらいの期間で効果が薄れていくのでしょうか?
また、定期的なメンテナンスは必要ですか?
寺井先生
ベビーコラーゲンは約4ヶ月で効果が薄れるため、再注入を推奨しています。
当院では再注入を約10万円で行っており、これにより定着効果が高まります。
2回目の注入後は、効果が2年程度持続することも多いため、根本的な改善が期待できます。
編集部
繰り返し注入することでより効果が長時間持続するとなると、患者さんにとっては非常に高い満足感が得られそうですね。
副作用やリスクはありますか?
寺井先生
ベビーコラーゲンの施術に関して、副作用やリスクはほとんどありません。
施術では、針で小さな穴を開け、先の丸い針を使って注入します。
内出血が起こることもありますが、通常はすぐに治まります。
針は採血用のものよりも細いため、内出血が発生しても軽度であり、すぐに回復します。
編集部
施術後の回復が早いのは、患者さんにとって大きなメリットだと思います。
施術を受けられないケースや注意が必要な条件はありますか?
寺井先生
・妊娠中または妊娠の可能性がある方
・授乳中の方
・心疾患、自己免疫疾患、膠原病、糖尿病、てんかん
・感染症、アトピーなどの疾患がある方
・コラーゲン製剤や麻酔薬に対して過敏症の既往がある方
・出血性疾患、抗血小板薬や抗凝固薬を内服中の方
・ケロイド体質の方
・治療部位に感染症や傷がある方
上記の方々が、施術を受けられないケースとして挙げられます。
ただし、クマ取りの施術は全年齢対象で、20代の方でもクマが気になる方は多く、特に目が大きい方は骨格の影響でクマができやすいことがあります。
実際に、20代から80代の方まで幅広い年齢層の方がベビーコラーゲンを受けに来ています。
編集部
クマの原因を根本的に改善するために、生活習慣でできる工夫はありますか?
寺井先生
黒グマの原因は骨格によるもので、生活習慣だけでは改善が難しいですが、年齢とともにたるみが進行することがあります。
たるみを防ぐためには、紫外線対策が重要です。
太陽光を浴びることで、シミだけでなくたるみも引き起こすため、日焼け止めを使用したり、直射日光を避けることが大切です。
編集部
紫外線が与える影響は予想以上に大きいんですね。
日焼け止めや直射日光を避けることで、たるみの予防にもつながるという点は、特に今後のケアに役立てたい情報です。
寺井先生
また、睡眠不足やコラーゲンの減少を防ぐために、健康的な生活習慣を心がけることも重要です。
運動やバランスの取れた食事を意識することで、見た目の若々しさを保つことができます。
編集部
少しの意識で、肌の状態が改善される可能性があるのは、日々のケアが大事だと改めて感じます。
自信を持って提供する『切らないクマ取り』―寺井先生が導く目元の輝き
編集部
では最後に、「切らないクマ取り」を検討している方にメッセージをお願いします。
寺井先生
「クマ取り」は脱脂(美容外科でのオペ)のイメージが強く、美容皮膚科でベビーコラーゲン注射等の注入で切らずにクマ取りが出来ることがまだまだ知られていません。
脱脂術が適切な場合もありますが、脂肪を取ることで逆に凹んでしまうリスクもあり、手術が必ずしも最適であるとは限りません。
現在では、ベビーコラーゲン注射や専用の機器を使った治療法など、リスクが少ない方法でクマを改善できる選択肢が増えています。
まずは、自分に合った治療方法を見つけるために、専門家と一緒にしっかりと検討することが大切です。
編集部
リスクを抑えた治療方法が増えていることは、患者さんにとって非常に心強いことだと思います。
手術を避けたい方にとっても、選択肢が広がったと言えるのではないでしょうか。
寺井先生
そうですよね。
当院のベビーコラーゲンによるクマ取りは評判が良く、リピーターの方も多く、自信を持って提供している施術です。
「切らないクマ取りと言えばミサクリニック、寺井美佐栄先生」と連想させるブランディング出来るくらいに告知して、知っていただき、1人でも多くの患者様に満足いただきたいです。
YouTubeなどでも施術について詳しく解説していますので、ぜひご参考にしてください。
もし不安なことがあれば、カウンセリングだけでも大歓迎ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
ミサクリニック 六本木本院
MiSA CLINICは、自然な「綺麗」を引き出すことをコンセプトにしています。
メスを使わない施術に特化しており、注入系の施術や医療機器、医薬品を用いた切らない治療を50種類以上扱っていることが特徴です。
美容整形が初めての方や身体への負担が気になる方におすすめできるクリニックだと言えるでしょう。
10:00〜19:00(不定休)
寺井 美佐栄医師