【インタビュー】悩み解決！大塚美容形成外科のほくろ・いぼ除去手術

顔回りやデコルテ部分などメイクで隠せないほくろやいぼを取りたいと思っている人は実は多く、取ることで大きくイメージが変わることがあります。そんなお悩みを解消するのがこの施術です。

ほくろといぼの違いを説明しますと、ほくろの医学的診断名は色素性母斑（母斑細胞性母斑）といいます。表皮と真皮の間や真皮の中にある母斑細胞がメラニン色素を作りだし、黒や褐色の母斑となったものがほくろとなり、立体的になることもあります。部分的に皮膚が変色したり変形したあざをまとめて母斑と呼びます。

いぼの多くは皮脂腺が発達していて皮脂が多く出る部位に出来やすい脂漏性角化症（しろうせいかっかしょう）という症状のことで、「老人性疣贅（ろうじんせいゆうぜい）」「老人性いぼ」「年寄りいぼ」とも呼ばれます。皮膚が老化すると起こる良性の腫瘍なので、健康上の問題はありません。ただし、いぼの中には、ウィルス性のものや悪性のものもありますので気になるようでしたら医師に相談してください。
脂漏性角化症の主な原因は紫外線といわれています。紫外線の種類により皮膚にメラニン色素を作るものがあり、新陳代謝が活発であればそのメラニンはターンオーバーによって押し出されます。しかし、加齢によって代謝の悪くなった皮膚はメラニンを少しずつ蓄積し角化も進むことから脂漏性角化症となります。

ほくろであれば、電気メスや炭酸ガスレーザーによって比較的簡単に取ることができます。ほくろの大きさや根の深さによって変わってきますが、1～2回でほとんど除去できる場合がほとんどです。ですが、ほくろのある場所や大きさによっては切縫手術を行うこともあります。
いぼも電気メスや炭酸ガスレーザーを数分当てて除去できることが多いです。出血もなく、縫合や抜糸も必要ありません。

電気メス・炭酸ガスレーザーは直径5mm以下のほくろやいぼ、出っ張っているほくろに効き目があります。1度で取れるものも多いですが、大きさや深さによっては数回当てる必要があります。永久的に効果は持続しますが、ほくろの構造上中心部は深くなっており、新陳代謝のよい若い人は、再発してしまう可能性があります。

ほくろの部分に電気の熱を当てて内側にあるメラニンを含む異常な細胞を蒸発させながら除去させるのが電気メスです。 炭酸ガスレーザーはCO2レーザーとも呼ばれ、10,600nmの遠赤外線を当ててメラニンを含んでいる母斑細胞内の水分に反応させ、蒸発させくり抜く方法です。
電気メスも炭酸ガスレーザーも皮膚を切り取るわけではないため縫合する必要がなく、周りの皮膚を傷つけることがありません。
どちらの方法でもほくろの濃さや大きさなどによって照射の強さを調整をする必要があり、照射前にほくろやいぼが悪性でないか診察してから照射します。

施術時間は数分で、局所麻酔をしてから行うため痛みも最小限で済みます。施術後は、治療部位が紫外線に気を付ける必要がありますが、洗顔も当日からすることができます。施術後は治療部位がクレーターのように水分がなくなった部分がへこみ、浸出液が出てきて傷口が治るときにかゆくなることがありますが、時間の経過とともに。1週間から10日ほどで回復へと向かいます。
電気メス・炭酸ガスレーザーを受ける場合の費用は、1つは10,000円～となります。

切縫術はレーザーや電気メスで取り除けないような大きめのほくろやいぼを切除する方法です。切開して取り除いて縫いますが、局所麻酔をしてから行うため、施術中の痛みはありません。施術も15分ほどで終わり、1度で取り除くことができます。
肌を切開するため、洗顔は2日後からで、抜糸を5～7日後に行います。
この施術も受けた後は紫外線対策が必要です。傷跡は2カ月ほど赤みが出ますが、半年ほどで薄い白い線になって徐々に目立たなくなっていきます。
切縫術を受ける場合は1個50,000円～となります。

どの施術もかかる費用は大きさや個数によって変わります。