山田奈々医師(東京イセアクリニック)|レディエッセ

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1院あたりの症例数が国内最多を誇るという東京イセアクリニックのレディエッセ注入。その中でもより専門的にこの分野の研究と症例実績を積んできた山田医師。多くの症例をみてきたからこそ伝えたい注入治療のポイントとは。そのこだわりと技術に迫る。
シャープさを表現できる数少ないフィラーの一つ“レディエッセ”
特徴を理解することで希望のデザインを実現する
― レディエッセとはどのようなものでしょうか
レディエッセとはハイドロキシアパタトという成分で、歯磨き粉などにも入っている、カルシウムベースの粒子を使用した硬い注入剤です。この粒子は、整形外科や耳鼻咽喉科、歯科、形成外科など、様々な医療行為の中で使われている物質です。それだけ安全性が証明されている素材ともいえますね。
美容外科に分野では、ヒアルロン酸などと同様に“フィラー”と呼ばれる皮膚の下に注入して、膨らませて形を出していくものになります。
― どのような箇所に利用することができるのでしょうか
レディエッセの大きな特徴は「硬さ」です。よく比較されるヒアルロン酸よりも硬い素材ため、注入した際に形が綺麗に出るんです。但し、その分、施術箇所に向き不向きがあります。
形をあまり出さない方がいい、柔らかい頬やほうれい線などの箇所にはヒアルロン酸の方が向いていると私は考えています。逆に、レディエッセは鼻や顎などのシャープな形を出したい部分にとても適しています。ただボリュームだけ出したいという場合はヒアルロン酸で対応できることもありますが、尖らせたいとか輪郭を作りたいという場合にはやはりレディエッセの方がおすすめですね。
他には、鼻の延長で眉間などに使用することもよくあります。
― 持続期間はどれくらいになりますか
完全に分解されるまでには1年半~2年くらいと言われています。ただ、もちろん1年、2年経ったときに急に無くなるわけではなく、徐々に徐々に吸収はされていくものです。ヒアルロン酸よりは長期間持続すると考えていいと思いますが、それでも期間が限定されるということは知っておいていただきたい点です。
「硬さ」をいかすことで広がるレディエッセの可能性
鼻筋や顎をどうデザインするかで顔の印象は大きく変わる
― レディエッセはどこのクリニックで受けても同じなのでしょうか
ヒアルロン酸は注入後に気に入らなかった場合、どうしても溶かしたいと希望される方は、溶かすことができます。しかし、レディエッセは溶かすことができないので、より慎重さが求められます。
あまり薄い皮膚の層に入れていくと、白く浮くような感じに見えることもありますし、何度も注入を繰り返すと皮膚が硬くなり、その後に注入した際に形が出しづらくなることもあります。そのような場合は吸収もされづらいことが多く、手直しなども難しくなってくるんです。
不適切な施術を繰り返すほどに次の施術の難度・リスクが高くなっていくということを考えると、当然ですがレディエッセ注入の経験が豊富なクリニック・医師で受けるべきだと思います。
「注入系の治療はどこでも同じ」「安い方が良い」という方もいらっしゃる様ですが、そういったリスクがあるということは是非知っておいていただきたいと思います。
― どのような方がレディエッセを受けに来られますか
当院に来られる患者さんの年齢層はかなり幅が広く、20代~かなり年配の方までいらっしゃいます。最近では男性の方も多く来院されます。

希望される注入箇所としては、「顎」と「鼻」が特に多いです。どちらも、高さを出しつつ、しっかりと自分に合った形をデザインしたいということでレディエッセが適している部位だと言えます。また、デザインをつくることとは違いますが、顎が割れている方にもとても良い改善方法だと思います。
因みに、顎を出したいというご希望の方にはボトックスの併用をおすすめすることもあります。と言うのも、顎の筋肉は引っ張る力が強く、せっかく希望通りの形に注入したレディエッセが筋肉の力によって形が出にくくなってしまうことがあります。そういったことが懸念される場合には、筋肉の働きを抑えるボトックスと組み合わせることで理想的な仕上がりを実現しています。
― 鼻へ注入する場合に気を付けることなどはありますか
レディエッセと言うよりも、ヒアルロン酸の話になってしまいますが、鼻にヒアルロン酸を入れた場合、高さではなく太さにしかならないことが多いです。もし、すっきりとした高さや鼻筋を出したいのであればレディエッセの方がお勧めです。

実際、当院でも鼻を高くするのにヒアルロン酸を希望して来られる方が時々いらっしゃいますが、きちんとご説明をしたうえで、最終的にはレディエッセを選ばれる方がほとんどです。ただ、たまに「サングラスが落ちてくるので落ちないように入れて欲しい」と言われるケースがありますが、残念ながらそうなるとレディエッセでは不十分です。サングラスの調整をしていただいた方がいいかもしれません。
このように、患者様のご希望次第で適切な方法は様々です。まずは「どうしたいのか」「どんな選択肢があるのか」をよく医師とご相談いただくべきでしょう。
医師と患者の認識のズレをどれだけ埋められるか
カウンセリングの時点で施術の成功・失敗はすでに決まっている
― レディエッセ注入に関して山田先生のこだわりを教えてください
患者さんの理想通りのデザインをつくるために大切なことは“短時間で仕上げること”だと考えています。医師によっては、少しずつ注入しながら鏡で様子を見てデザインを調整していくという方もいらっしゃいます。もちろんそういった方法がダメということではありませんが、私はこれまでの経験を通じて、注射による腫れが生じる前にデザインを完成させるのが良いと考えています。細い針とはいえ、注射を行えばその箇所や周辺は必ず少しずつ腫れてきます。そうなってしまうと、レディエッセによって作ったデザインを正確に把握することが難しくなってしまいます。結果として、腫れが引いた時に確認してみると「鏡で見た時と何か違う」ということになってしまいがちです。
そういったことを避けるためにも、はじめにしっかりと患者さんの希望のデザインを理解し、施術は短時間かつ少ない注射回数で仕上げていくことがポイントです。
― 医師を選ぶ際に大切なことがあれば教えてください
注入で大事なことは医師と患者さんの相性やセンスが合うことだと考えています。私の場合、出来るだけカウンセリングで患者さんの希望を丁寧に聞き、シミュレーションをして注入量を決めていきます。患者さんが「失敗された」と感じるのは、多くの場合デザインの相違によるものです。最初にしっかりと話を聞き、患者様の希望を理解することがシンプルですが大切なことなんです。

また、リスクに対する適切な説明があるかどうかもポイントだと思います。レディエッセやヒアルロン酸などフィラーを注入すると血管塞栓が起こるリスクもゼロではありません。多くの場合、大きな問題になる前に対処が可能なものではありますが、きちんとそういったリスクを説明してくるかどうかは患者さんと医師やが継続的に良い関係を作っていく上で重要です。また、明らかに不自然なデザインを希望される場合に対しては「やめた方がいい」と言ってくれる誠実さも医師には必要だと思います。
― レディエッセを検討されている方へメッセージがあればお願いします
レディエッセは鼻や顎などの作るには非常に簡単で綺麗な形が出せる施術になります。「もう少し鼻が高ければいいのに」「もう少し顎がシャープだったら輪郭美人になれるのに」そういった悩みがある方はぜひご相談ください。レディエッセなどのちょっとした変化で人の印象は大きく変わります。もちろん、注入の必要性やデザインなどしっかりとご相談させていただきますし、顔全体のバランスや印象で、鼻や顎のアドバイスをしています。無理な施術をおすすめすることもありませんのでご安心ください。
編集後記
お話を聞くほどに、患者さんとのコミュニケーションを大切にする先生だという印象を受けました。注入系の施術では、確かに手技による差が極端には表れにくいと思います。ただ、コミュニケーション不足、医師と患者の認識のズレによる失敗は決して少なくないのも事実です。都内でも有数の実績を積んだ山田先生だからこそ「患者さんの希望を理解する」という言葉に重みを感じました。リピーターが多いのも納得の先生です。
東京イセアクリニック
東京都内に4院(渋谷・新宿・銀座・池袋)と新潟で診療。全ての患者様に、常に最高の治療とサービスがご提供できるよう努力し続けるとともに、患者様に愛されるクリニックを目指して、マニュアルではない、ひとりひとりの患者様に合った最適な治療法とサービスを考えていきます。
受付時間:11時00分~20時00分
山田奈々先生
平成13年 北里大学医学部卒業
北里大学(内科・皮膚科)勤務
平成15年 某クリニック(内科)勤務
平成19年 東京イセアクリニック勤務
平成22年 東京イセアクリニック新宿院院長就任
平成24年 東京イセアクリニック美容皮膚科部門指導医

女性ならではのきめ細かい視点で、トータルビューティを提案し、多くの女性から支持を集めている山田奈々医師。美容皮膚科のドクターとして豊富な経験から、お肌の微細な変化が気になる女性の気持ちを理解し、一人ひとりに合った治療法を提案してくれる女性の強い味方。
国内ではまだごく一部の機関にしか導入されていない乳輪の黒ずみ治療「ニップルアートメイク」など、最新の美容医療にも積極的に取り組む。

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