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セットバック手術とは、口元の突出感を改善するために、上下の歯を支える骨(上顎骨・下顎骨)を後方に移動させる骨切り術です。
主に上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)の治療目的で行われ、口元のバランスを整えることが目的です。
歯列矯正だけでは対応が難しい骨格の問題に対して、外科的に対応する方法です。
セットバック手術を受けることで、口元の突出感が改善され、横顔の印象が大きく変わる可能性があります。
特に、口を閉じた際に唇が自然に閉じられるようになるケースもあります。これにより、機能面と見た目の両方において改善が期待されるでしょう。
長年のコンプレックスであった口元の突出が軽減されることで、自信につながる可能性も魅力の一つといえます。
この手術には内出血、腫れ、神経損傷によるしびれ、歯列の不正咬合といったリスクが伴います。
下顎の手術では、近くを通る下歯槽神経に影響が出ることがあり、唇や顎にしびれや感覚の鈍さが残る可能性があります。
多くは一時的ですが、回復に時間がかかるケースもあるでしょう。
また、骨を移動させることで上下の歯の位置関係が変わるため、術後にかみ合わせの調整(矯正治療など)が必要になることがあります。
セットバック手術は骨を切る外科的処置であるため、全身麻酔が使用されます。
手術中に痛みを感じることは基本的にありませんが、術後に腫れや痛みが生じる可能性があります。
術後の痛みは鎮痛薬で管理されるため、多くの患者さんは日常生活に大きな支障なく過ごせるようになるでしょう。
術後は顔の腫れや内出血が生じるため、ある程度のダウンタイムが必要です。
腫れは1週間から10日程度で徐々に引いていきますが、完全に落ち着くまでには1〜2ヶ月ほどかかることもあります。
また、術後は顎の固定や腫れにより、食事制限(流動食など)や会話のしにくさがあるため、術後の生活に一時的な不便を感じることがあります。
セットバック手術の料金は、自由診療の場合でおおよそ1,000,000円〜2,000,000円程度が目安とされています。
術式やクリニックの設備、医師の経験によって価格に差が生じます。
また、手術前後で矯正治療が必要になるケースもあるため、トータルでの費用について事前に確認することが大切です。
セットバック手術は、主に口元の前突を改善したい方に用いられる一方、ルフォーⅠ型骨切り術は上顎全体の位置や形を調整したい場合に適しています。
前歯の突出感のみが気になる方はセットバック手術、笑った時の歯ぐきの露出や上下のバランスが気になる方はルフォーⅠ型骨切り術が選ばれることがあります。
顔貌や症状に応じた選択が重要です。
セットバック手術の施術における失敗例やトラブルとしては、以下のようなケースが挙げられます。
口が閉じづらくなる
骨を後方に下げすぎた場合、唇が自然に閉じられなくなることがあります。審美的には改善しても、機能面で不快感を伴う可能性があります。
かみ合わせのズレが生じる
骨の移動によって上下の歯の位置関係が変わり、術後にかみ合わせが不自然になることがあります。矯正治療が必要になる場合もあり、事前のかみ合わせの分析が重要です。
口元が凹みすぎてしまう
セットバック量が多すぎると、口元が不自然に凹み、老けた印象になってしまうことがあります。見た目のバランスを考慮した慎重な調整が必要です。
美容医療相談室では、セットバック手術など、輪郭(骨格)・額形成やその他の美容医療の名医紹介を行っています。ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。
美容医療相談室に届いたセットバック手術の美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
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