エリシスセンス
※この記事はプロモーションを含みます
エリシスセンスの内容・効果
エリシスセンスは、米国Ellipse社が開発したIPL(Intense Pulsed Light)システムの一つで、420nm〜1200nmの広域波長を持つ光エネルギーを皮膚に照射することで、複数の肌トラブルを同時に改善する非侵襲的な光治療機器です。従来のフォトフェイシャルやフォトRF機器と異なり、デュアルバンドフィルター技術を搭載しており、治療目的に応じて特定の波長帯のみを選択的に照射できる点が最大の特徴です。
照射メカニズムと作用機序
エリシスセンスは、ターゲットとなる色素や血管、コラーゲン線維に対して以下のような作用を発揮します。
- メラニン色素への作用:500nm〜670nmの波長帯を使用し、表皮基底層のメラニン色素に選択的に吸収されます。光エネルギーが熱エネルギーに変換されることで色素細胞が破壊され、シミ・そばかす・くすみが改善します。照射後7〜14日でマイクロクラスト(微細なかさぶた)として自然剥離します。
- ヘモグロビンへの作用:530nm〜750nmの波長帯が毛細血管内のヘモグロビンに吸収され、光凝固作用により異常拡張した血管が収縮・閉塞します。これにより赤ら顔、毛細血管拡張症、ニキビの赤み、酒さなどが改善されます。
- 真皮コラーゲンの再構築:800nm〜1200nmの近赤外線領域の波長が真皮層に到達し、線維芽細胞を熱刺激することでコラーゲン・エラスチンの新生を促進します。施術後1〜3ヶ月かけて徐々に皮膚のハリ・弾力が向上し、毛穴の開き、小ジワ、軽度のたるみが改善します。
- 皮脂腺への作用:特定波長が皮脂腺組織を選択的に加熱し、過剰な皮脂分泌を抑制。ニキビの原因となるアクネ菌(Propionibacterium acnes)の増殖環境を改善し、ニキビの再発予防効果も期待できます。
照射パラメータと治療プロトコル
エリシスセンスは、肌質や症状に応じて以下のパラメータを細かく調整できます。
- フルエンス(照射エネルギー密度):8〜45J/cm²の範囲で設定可能。色素病変には25〜35J/cm²、血管病変には20〜28J/cm²、コラーゲン再生目的には30〜40J/cm²が一般的です。
- パルス幅:2.5ms〜25msの範囲で調整可能。短いパルス幅はメラニンターゲット、長いパルス幅は血管やコラーゲンターゲットに適しています。
- 照射間隔:通常3〜4週間ごとに1回、計3〜5回の施術が推奨されます。コラーゲン再生効果を最大化するには、最終施術から3ヶ月後まで経過観察が必要です。
適応症状
エリシスセンスは以下のような症状に対して効果が認められています。
- シミ・そばかす・肝斑(軽度〜中等度)
- 赤ら顔・毛細血管拡張症・酒さ
- ニキビ・ニキビ跡(赤み)
- 毛穴の開き・黒ずみ
- 小ジワ・ハリ不足
- 肌のくすみ・色ムラ
- 軽度の色素沈着
エリシスセンスのメリット
- 複数の波長帯を1台で使い分け可能:デュアルバンドフィルターにより、色素・血管・コラーゲンという異なるターゲットに対して最適な波長を選択的に照射できます。従来のIPLでは「シミ治療用」「赤ら顔治療用」と機器を使い分ける必要がありましたが、エリシスセンスなら1台で複数の症状を同時に、または段階的に治療できるため、治療計画の柔軟性が高く、通院回数の削減にもつながります。
- 表皮へのダメージを最小限に抑えた設計:従来のIPL機器では、メラニンターゲットの波長と血管ターゲットの波長が重複し、表皮熱傷のリスクが高い問題がありました。エリシスセンスはスクエアパルステクノロジーを採用しており、照射エネルギーが均一に分散されるため、表皮の過剰加熱を防ぎながら真皮層にしっかり熱を届けられます。これにより、色素沈着や火傷のリスクが大幅に低減され、ダウンタイムも短縮されます。
- 痛みが少なく麻酔不要のケースが多い:エリシスセンスは冷却システム(コンタクトクーリング)を内蔵しており、照射と同時に皮膚表面を-5℃〜0℃に冷却します。この冷却効果により、照射時の熱感や痛みが大幅に軽減されるため、多くの場合麻酔クリームなしで施術可能です。痛みに敏感な方でも「輪ゴムで軽く弾かれる程度」と表現されることが多く、治療中の不快感が少ないのが特徴です。
エリシスセンスのデメリット・リスク
エリシスセンスは非侵襲的で比較的安全性の高い治療ですが、以下のようなリスクや副作用が報告されています。いずれも適切な設定と施術者の技術により回避・最小化が可能ですが、リスクの存在を理解した上で治療を受けることが重要です。
1. 色素沈着(PIH: Post-Inflammatory Hyperpigmentation)
最も頻度の高い合併症で、照射後に一時的に肌が黒ずむ現象です。特に肌のフィッツパトリック分類でⅢ型以上(日本人の大半が該当)の方に発生しやすく、発生率は約5〜15%と報告されています。原因は、光エネルギーによる炎症反応が引き金となり、メラノサイトが過剰にメラニンを産生してしまうためです。
予防策として、照射前のハイドロキノン4%クリームの外用(2週間前から開始)や、照射エネルギーを保守的に設定すること、施術後1ヶ月間の徹底した紫外線対策(SPF50+のサンスクリーンを2〜3時間ごとに塗り直し)が必須です。万一発生した場合も、トレチノイン0.05%とハイドロキノンの併用療法で2〜3ヶ月以内に改善することがほとんどです。
2. 火傷(熱傷)
過剰なエネルギー照射や照射間隔の不適切な設定により、表皮〜真皮浅層に熱損傷が生じるリスクがあります。特に、骨が近い額や頬骨部分、皮膚が薄い目周りでは熱が蓄積しやすく注意が必要です。軽度の場合は紅斑と軽度の水疱形成で済みますが、重度の場合は真皮深層まで損傷し、瘢痕(傷跡)が残る可能性があります。
回避策として、テスト照射(パッチテスト)を必ず行い、患者の肌質に対する反応を確認すること、照射中に患者の痛みの訴えを注意深く聞き取り、強すぎる痛みがある場合はすぐにエネルギーを下げることが重要です。また、照射ヘッドの動きを止めない(ステーショナリー照射を避ける)ことも基本です。
3. 水疱形成・表皮剥離
照射エネルギーが高すぎる場合や、重ね打ちが発生した場合に、表皮が熱損傷を受けて水疱や剥離が生じることがあります。特に、前回照射から3週間未満で再照射した場合や、他の光治療・レーザー治療と併用した場合にリスクが上がります。
対処法として、水疱が発生した場合は絶対に破らず、ステロイド外用薬(リンデロンVG軟膏など)と創傷被覆材(ハイドロコロイドドレッシング)で保護し、感染予防のため抗菌薬の内服を検討します。通常1〜2週間で上皮化しますが、色素沈着が残るリスクがあるため、前述のハイドロキノン療法を早期に開始します。
4. 白斑(色素脱失)
極めて稀ですが、過剰なエネルギー照射によりメラノサイトが不可逆的に破壊され、部分的に色が抜けて白くなる白斑が発生することがあります。発生頻度は1%未満ですが、一度発生すると治療が困難であるため、予防が最重要です。特に、もともと色素が濃い部位(ホクロ周辺、乳輪など)や、過去にレーザー治療を受けた部位では注意が必要です。
5. ニキビの一時的悪化
照射により皮脂腺が刺激され、一時的にニキビが増えることがあります。これは「好転反応」として説明されることもありますが、実際には毛穴内の皮脂や角質が炎症を起こしたためです。通常2〜3週間で自然に落ち着きますが、ひどい場合は抗生物質の内服やアダパレン(ディフェリンゲル)の外用で対処します。
6. 目への影響
IPL照射時に保護用ゴーグルを着用しないと、網膜損傷のリスクがあります。特にエリシスセンスは高出力のため、必ず遮光性の高いアイシールドを使用します。施術者も保護メガネ着用が必須です。
エリシスセンスの痛み・麻酔
エリシスセンスの痛みは、個人の痛覚閾値や照射部位、照射エネルギー設定によって変動しますが、一般的には「我慢できる範囲」とされています。
痛みの程度と表現
多くの患者が「輪ゴムで軽く弾かれる程度」「静電気がパチッとくる感じ」と表現します。痛みのスケール(VAS: Visual Analog Scale, 0〜10点)で評価すると、平均して3〜5点程度です。ただし、以下の部位では痛みが強くなる傾向があります。
- 骨が近い部位:額、頬骨、鼻筋、顎のラインなど。骨が近いと熱が反射・蓄積しやすく、痛みを感じやすくなります。
- 皮膚が薄い部位:目の下、こめかみ、首など。真皮層が薄いため、神経終末への刺激が強くなります。
- 色素が濃い部位:シミやホクロの周辺。メラニンが多いと光吸収率が高く、熱が集中するため痛みが増します。
麻酔の使用
エリシスセンスはコンタクトクーリング機能(照射ヘッドが-5℃〜0℃に冷却される)を搭載しているため、多くの場合、麻酔なしで施術可能です。ただし、痛みに敏感な方や、初めての施術で不安が強い方には以下の麻酔オプションが用意されています。
- 表面麻酔クリーム:リドカイン4%またはエムラクリーム(リドカイン2.5%+プロピトカイン2.5%)を施術30分前に塗布し、ラップで密封します。塗布後は痛みがVASで1〜2点程度まで軽減されます。費用は1,000〜3,000円程度。
- 冷却ジェル:施術直前に冷却ジェルを塗布することで、さらに痛みを軽減できます。多くのクリニックで無料提供されています。
施術後の痛み
照射直後は軽度の熱感やヒリヒリ感が残りますが、通常2〜6時間以内に自然消失します。痛みが強い場合は、保冷剤をタオルで包んで断続的に冷却することで和らぎます。鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェン)の服用が必要になるケースは稀です。
エリシスセンスのダウンタイム
エリシスセンスのダウンタイムは非侵襲的治療の中では比較的軽度ですが、個人差や照射設定により変動します。以下、時系列で詳しく解説します。
施術直後〜6時間
- 紅斑(赤み):照射部位全体に軽度〜中等度の赤みが出現します。特に血管ターゲットで照射した場合、赤みが強くなる傾向があります。通常2〜6時間でピークを迎え、その後徐々に軽減します。
- 熱感:日焼け後のようなヒリヒリ感が残ります。冷却と保湿で対処します。
- 軽度の腫れ:目周りなど皮膚が薄い部位では、軽度の浮腫が生じることがあります。
施術後6時間〜24時間
- 紅斑の軽減:多くの場合、赤みは24時間以内にほぼ消失します。ただし、敏感肌の方や照射エネルギーが高かった場合、2〜3日続くこともあります。
- 化粧可能:施術当日からメイクが可能ですが、低刺激性の化粧品を使用し、こすらないよう注意します。
施術後2〜7日
- マイクロクラスト(微細なかさぶた)の形成:色素病変に照射した部位では、シミが一時的に濃く浮き上がり、薄いかさぶた状になります。これは正常な反応で、光エネルギーにより破壊されたメラニンが表皮に押し上げられているためです。
- 乾燥・皮むけ:表皮のターンオーバーが促進され、軽度の皮むけが生じることがあります。無理に剥がさず、保湿を徹底します。
施術後7〜14日
- マイクロクラストの自然剥離:かさぶたが自然に剥がれ落ち、下から新しい綺麗な皮膚が現れます。この時期に無理に剥がすと、色素沈着のリスクが高まるため注意が必要です。
- 赤みの完全消失:ほとんどの場合、この時期までに赤みは完全に消失します。
施術後1〜3ヶ月
- コラーゲン再生効果の発現:照射により刺激された線維芽細胞が徐々にコラーゲンを産生し、肌のハリ・弾力が向上します。この効果は施術直後には現れず、1〜3ヶ月かけて徐々に実感されます。
注意事項と禁止事項
- 紫外線対策の徹底:施術後1ヶ月間は、SPF50+ PA++++のサンスクリーンを2〜3時間ごとに塗り直し、帽子や日傘も併用します。紫外線曝露は色素沈着の最大のリスク因子です。
- こすらない・刺激しない:洗顔やスキンケア時に強くこすると、色素沈着や炎症の悪化につながります。
- サウナ・激しい運動の制限:施術後48時間は、血流が増加して赤みや腫れが悪化する可能性があるため、サウナ、長風呂、激しい運動は避けます。
- 飲酒の制限:施術当日の飲酒は、血管拡張により赤みや腫れが悪化するため控えます。
エリシスセンスの料金・費用
エリシスセンスの料金は、照射範囲、治療目的、クリニックの立地やブランドにより大きく変動します。以下、一般的な相場を解説します。
料金相場(1回あたり)
- 顔全体:20,000円〜50,000円
- 両頬のみ:15,000円〜30,000円
- 鼻:8,000円〜15,000円
- 額:10,000円〜20,000円
- 首:15,000円〜30,000円
- 手の甲:10,000円〜25,000円
コース料金
エリシスセンスは通常3〜5回のコースで契約することが推奨されており、コース料金は以下が目安です。
- 顔全体 3回コース:50,000円〜120,000円
- 顔全体 5回コース:80,000円〜180,000円
コース契約の場合、1回あたりの単価が10〜20%割引になることが一般的です。
追加オプション費用
- 麻酔クリーム:1,000円〜3,000円
- 美容液導入(イオン導入・エレクトロポレーション):3,000円〜8,000円。照射後に成長因子やビタミンCを導入することで、コラーゲン再生効果を高めます。
- ホームケア製品:ハイドロキノンクリームやトレチノインクリームなど、5,000円〜15,000円。
料金の内訳と価格差の理由
エリシスセンスの料金に幅がある理由は以下の要因によります。
- クリニックの立地:都心の一等地にあるクリニックは家賃や人件費が高く、料金も高めに設定されます。地方や駅から離れたクリニックは比較的安価です。
- 医師の経験・専門性:形成外科専門医や皮膚科専門医が直接施術する場合、看護師が行う場合よりも料金が高くなります。
- 機器の維持費:エリシスセンスは高額な医療機器であり、ランニングコスト(ハンドピースの交換、メンテナンス費用)が料金に反映されます。
- 照射ショット数:顔全体で平均300〜500ショットが必要ですが、クリニックによってはショット数を減らして価格を抑えている場合もあります。契約前に「何ショット照射するのか」を確認することが重要です。
保険適用の有無
エリシスセンスは美容目的の治療であるため、保険適用外(自由診療)です。ただし、太田母斑や異所性蒙古斑など、先天性の色素病変に対しては、他のレーザー治療(Qスイッチレーザーなど)が保険適用となる場合がありますが、エリシスセンス自体は保険適用機器ではありません。
エリシスセンスと他の施術の比較
エリシスセンスと類似の光治療・レーザー治療との違いを、作用機序、効果、ダウンタイム、料金の観点から比較します。
フォトフェイシャル(IPL治療全般)との比較
「フォトフェイシャル」は特定の機器名ではなく、IPL(Intense Pulsed Light)を使用した光治療の総称です。エリシスセンスもIPL治療の一種ですが、以下の点で従来のフォトフェイシャル機器と異なります。
- 波長選択性:従来のIPL機器は、フィルターで不要な波長をカットするだけでしたが、エリシスセンスはデュアルバンドフィルター技術により、複数の波長帯を独立して使い分けられます。これにより、色素・血管・コラーゲンを個別に最適化した照射が可能です。
- エネルギー分布:エリシスセンスはスクエアパルス波形を採用し、エネルギーが均一に照射されるため、ホットスポット(局所的な過加熱)が発生しにくく、火傷や色素沈着のリスクが低いです。
- ダウンタイム:ほぼ同等ですが、エリシスセンスの方がわずかに短い傾向があります。
- 料金:フォトフェイシャル(顔全体1回)は15,000円〜40,000円が相場で、エリシスセンスの方がやや高めです。
ライト(Lime Light)との比較
ライムライトは、米国Cutera社のIPL機器で、日本人の肌質に最適化された520nm〜1100nmの波長を持ちます。エリシスセンスとの比較は以下の通りです。
- 波長範囲:エリシスセンスは420nm〜1200nmとより広域で、特に近赤外線領域(800nm〜1200nm)が強いため、コラーゲン再生効果がやや高い可能性があります。
- 照射面積:ライムライトは照射ヘッドが大きく(15mm×35mm)、施術時間が短縮できます。エリシスセンスは照射ヘッドがやや小さめ(10mm×30mm程度)ですが、細かい部位への精密照射に優れます。
- 痛み:両者ともコンタクトクーリング機能があり、痛みはほぼ同等です。
- 料金:ライムライト(顔全体1回)は20,000円〜45,000円で、エリシスセンスとほぼ同等です。
フォトRF(オーロラ、eライト、e-max)との比較
フォトRFは、IPLと高周波(RF: Radio Frequency)を組み合わせた治療で、色素・血管治療に加えてたるみ改善効果が期待できます。
- たるみ改善効果:フォトRFの方が真皮深層〜皮下組織への熱刺激が強く、たるみ改善効果はフォトRFの方が高いとされます。エリシスセンスは「軽度のたるみ」には有効ですが、中等度以上のたるみにはフォトRFやHIFU(ハイフ)が適しています。
- 痛み:フォトRFは真皮深層まで熱が届くため、痛みがやや強い傾向があり、麻酔クリームを使用するケースが多いです。
- ダウンタイム:フォトRFの方が紅斑や腫れがやや強く、2〜3日続くことがあります。
- 料金:フォトRF(顔全体1回)は25,000円〜60,000円で、エリシスセンスよりやや高めです。
ピコトーニング(ピコレーザー低出力照射)との比較
ピコトーニングは、ピコ秒(1兆分の1秒)パルスのレーザーを低出力で照射し、色素を破砕しつつコラーゲン再生を促す治療です。
- 色素病変への効果:ピコトーニングの方がメラニン色素の破砕力が高く、肝斑や深い色素沈着に対してはピコトーニングの方が効果的です。エリシスセンスは「薄いシミ・くすみ」には有効ですが、濃いシミには複数回必要です。
- 赤み・血管への効果:エリシスセンスの方が血管病変(赤ら顔、毛細血管拡張)への効果が高いです。ピコレーザーは血管ターゲットが得意ではありません。
- ダウンタイム:ピコトーニングはダウンタイムがほぼゼロですが、エリシスセンスは軽度の赤みやマイクロクラストが出るため、やや長めです。
- 料金:ピコトーニング(顔全体1回)は15,000円〜40,000円で、エリシスセンスとほぼ同等です。
まとめ:どの治療を選ぶべきか
- シミ・そばかす・くすみ+赤ら顔を同時に改善したい → エリシスセンス
- 濃いシミ・肝斑を集中的に治療したい → ピコトーニング、Qスイッチレーザー
- たるみ・毛穴をしっかり改善したい → フォトRF、HIFU、フラクショナルレーザー
- ダウンタイムを極力短くしたい → ピコトーニング、ライムライト
- コスパ重視 → フォトフェイシャル(従来型IPL)
エリシスセンスの失敗・修正
エリシスセンスの治療効果と安全性は、施術者の技術と経験に大きく依存します。以下のチェックポイントを参考に、信頼できるクリニックを選びましょう。
1. 医師の専門資格と経験
- 形成外科専門医または皮膚科専門医の資格を持っているか確認します。日本形成外科学会や日本皮膚科学会のウェブサイトで専門医検索が可能です。
- エリシスセンスの施術経験年数と年間症例数を確認します。年間100症例以上を執刀している医師が望ましいです。
- 学会発表や論文発表の実績があると、最新の知見をアップデートしている可能性が高いです。
2. カウンセリングの質
- 医師が直接カウンセリングを行うクリニックを選びます。カウンセラーだけでなく、医師本人がリスクや効果について説明してくれるかが重要です。
- デメリットやリスクを明確に説明してくれるか確認します。「絶対に安全」「100%効果がある」などと断言するクリニックは避けるべきです。
- 治療計画の根拠を論理的に説明してくれるか。「なぜ3回必要なのか」「なぜこのエネルギー設定なのか」を明確に答えられる医師が信頼できます。
- 他の治療法との比較を提示してくれるか。エリシスセンスだけでなく、ピコトーニングやフォトRFなど、他の選択肢も提案してくれる医師は、患者の利益を優先している証拠です。
3. 症例写真の確認
- クリニックのウェブサイトやSNSで症例写真(ビフォーアフター)を確認します。ただし、照明や角度を変えて効果を誇張している写真もあるため、同一条件で撮影された写真かをチェックします。
- 自分と似た症状の症例があるか確認します。シミ治療の症例が多いクリニックと、たるみ治療の症例が多いクリニックでは得意分野が異なります。
- 症例写真に失敗例やトラブル例も掲載しているクリニックは、透明性が高く信頼できます。
4. 機器の管理状況
- エリシスセンスの照射ハンドピースが定期的に交換されているか確認します。ハンドピースは消耗品であり、劣化すると照射エネルギーが不安定になります。
- 機器のメンテナンス記録を開示してくれるクリニックは信頼性が高いです。
- 複数の機器を保有しているクリニックは、患者の症状に応じて最適な機器を選択できるため、治療の柔軟性が高いです。
5. アフターフォロー体制
- 施術後に無料で再診してくれるか、追加費用が発生するか確認します。
- トラブル発生時の対応について事前に説明があるか。「万一、色素沈着や火傷が発生した場合の治療費は誰が負担するのか」を明確にしておきます。
- 24時間連絡可能な緊急連絡先があるクリニックは、万一のトラブル時に安心です。
6. 料金の透明性
- 総額費用を事前に明示してくれるか確認します。「初回カウンセリング無料」と謳っていても、実際には高額なオプションを追加されるケースもあります。
- 追加費用の有無(麻酔代、アフターケア製品代など)を事前に確認します。
- キャンセルポリシーを確認します。コース契約の途中でキャンセルした場合、返金されるのか、違約金が発生するのかを把握しておきます。
7. 口コミ・評判のチェック
- Google口コミ、美容医療口コミサイト口コミは操作されている可能性もあるため、複数の情報源を参照します。
- 悪い口コミの内容にも注目します。「効果がなかった」という口コミが多い場合、照射エネルギーが低すぎる可能性があります。
エリシスセンスの名医
エリシスセンスの治療効果と安全性は、施術者の技術と経験に大きく依存します。以下のチェックポイントを参考に、信頼できるクリニックを選びましょう。
1. 医師の専門資格と経験
- 形成外科専門医または皮膚科専門医の資格を持っているか確認します。日本形成外科学会や日本皮膚科学会のウェブサイトで専門医検索が可能です。
- エリシスセンスの施術経験年数と年間症例数を確認します。年間100症例以上を執刀している医師が望ましいです。
- 学会発表や論文発表の実績があると、最新の知見をアップデートしている可能性が高いです。
2. カウンセリングの質
- 医師が直接カウンセリングを行うクリニックを選びます。カウンセラーだけでなく、医師本人がリスクや効果について説明してくれるかが重要です。
- デメリットやリスクを明確に説明してくれるか確認します。「絶対に安全」「100%効果がある」などと断言するクリニックは避けるべきです。
- 治療計画の根拠を論理的に説明してくれるか。「なぜ3回必要なのか」「なぜこのエネルギー設定なのか」を明確に答えられる医師が信頼できます。
- 他の治療法との比較を提示してくれるか。エリシスセンスだけでなく、ピコトーニングやフォトRFなど、他の選択肢も提案してくれる医師は、患者の利益を優先している証拠です。
3. 症例写真の確認
- クリニックのウェブサイトやSNSで症例写真(ビフォーアフター)を確認します。ただし、照明や角度を変えて効果を誇張している写真もあるため、同一条件で撮影された写真かをチェックします。
- 自分と似た症状の症例があるか確認します。シミ治療の症例が多いクリニックと、たるみ治療の症例が多いクリニックでは得意分野が異なります。
- 症例写真に失敗例やトラブル例も掲載しているクリニックは、透明性が高く信頼できます。
4. 機器の管理状況
- エリシスセンスの照射ハンドピースが定期的に交換されているか確認します。ハンドピースは消耗品であり、劣化すると照射エネルギーが不安定になります。
- 機器のメンテナンス記録を開示してくれるクリニックは信頼性が高いです。
- 複数の機器を保有しているクリニックは、患者の症状に応じて最適な機器を選択できるため、治療の柔軟性が高いです。
5. アフターフォロー体制
- 施術後に無料で再診してくれるか、追加費用が発生するか確認します。
- トラブル発生時の対応について事前に説明があるか。「万一、色素沈着や火傷が発生した場合の治療費は誰が負担するのか」を明確にしておきます。
- 24時間連絡可能な緊急連絡先があるクリニックは、万一のトラブル時に安心です。
6. 料金の透明性
- 総額費用を事前に明示してくれるか確認します。「初回カウンセリング無料」と謳っていても、実際には高額なオプションを追加されるケースもあります。
- 追加費用の有無(麻酔代、アフターケア製品代など)を事前に確認します。
- キャンセルポリシーを確認します。コース契約の途中でキャンセルした場合、返金されるのか、違約金が発生するのかを把握しておきます。
7. 口コミ・評判のチェック
- 美容医療口コミサイトで評判を確認します。
- 悪い口コミの内容にも注目します。「効果がなかった」という口コミが多い場合、照射エネルギーが低すぎる可能性があります。
エリシスセンスの名医
エリシスセンスの施術を成功させる鍵は、経験豊富な名医に依頼することです。
名医であれば、患者さん一人ひとりの肌状態や悩みに合わせた細やかな対応が可能です。
また、トラブルを未然に防ぎ、安心して施術を受けられる点も大きなメリットと言えるでしょう。
美容医療相談室では、ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。
エリシスセンスのよくある質問と回答
Q1: エリシスセンスは何回受ければ効果が出ますか?
A: 症状や肌質により異なりますが、一般的には3〜5回のコース治療が推奨されます。色素病変(シミ・くすみ)は1回目から効果を実感しやすいですが、血管病変(赤ら顔)やコラーゲン再生効果(ハリ・毛穴)は3回以上必要です。照射間隔は3〜4週間ごとが標準で、最終施術から3ヶ月後まで効果が徐々に向上します。「1回で劇的に変わる」という治療ではないため、継続的な治療計画を立てることが重要です。
Q2: エリシスセンスとピコトーニングの違いは何ですか? どちらを選ぶべきですか?
A: エリシスセンス(IPL)は広域波長を使用し、色素・血管・コラーゲンを同時に治療できるため、「複数の症状を一度に改善したい」方に適しています。一方、ピコトーニング(ピコレーザー)は超短パルスでメラニン色素を破砕するため、「濃いシミ・肝斑を集中的に治療したい」方に適しています。ただし、ピコレーザーは血管病変(赤ら顔)には効果が限定的です。選び方の目安は以下の通りです。
エリシスセンスが向いている人: シミ+赤ら顔+毛穴を同時に改善したい、ダウンタイムを許容できる
ピコトーニングが向いている人: 肝斑や濃いシミを集中治療したい、ダウンタイムをほぼゼロにしたい
Q3: エリシスセンスは痛いですか? 麻酔は必要ですか?
A: 痛みは「輪ゴムで軽く弾かれる程度」と表現されることが多く、VASスケールで3〜5点程度です。エリシスセンスはコンタクトクーリング機能により照射ヘッドが-5℃〜0℃に冷却されるため、多くの場合麻酔なしで施術可能です。ただし、痛みに敏感な方や、骨が近い部位(額・頬骨)の照射では、表面麻酔クリーム(リドカイン4%またはエムラクリーム)を使用することで痛みをほぼ感じなくなります。麻酔クリームは施術30分前に塗布し、費用は1,000〜3,000円程度です。
エリシスセンスの口コミ・体験談
美容医療相談室に届いたエリシスセンスの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。