トルリシティ

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トルリシティの内容・効果

トルリシティ(一般名:デュラグルチド)は、週1回の注射で効果が持続するダイエット注射です。
もともとは2型糖尿病の治療薬として2015年に日本で承認されましたが、食欲を抑える作用があることから、近年ではメディカルダイエット目的でも使用されています。
日本イーライリリー社が製造販売しています。


トルリシティが効く仕組み

私たちの体には、食事をすると小腸から分泌される「GLP-1」というホルモンがあります。
このホルモンには「血糖値を下げる」「食欲を抑える」「満腹感を長持ちさせる」という働きがあります。

トルリシティはこのGLP-1と同じ働きをする薬です。
注射することで自然と食欲が落ち着き、少ない食事量でも満足できるようになるため、無理な食事制限なしでダイエット効果が期待できます。


3つの主な作用

1. 食欲を抑える
脳の食欲中枢に働きかけて、「お腹が空いた」という感覚を和らげます。
間食したい気持ちや食べ過ぎを自然に防ぐことができます。

2. 満腹感が長続きする
胃から腸への食べ物の移動をゆっくりにするため、食後の満腹感が長く続きます。
少量の食事でも「お腹いっぱい」と感じやすくなります。

3. 血糖値の急上昇を防ぐ
食後に血糖値が急激に上がるのを防ぎます。
血糖値が安定すると、脂肪が蓄積しにくくなります。


ダイエット効果の目安

トルリシティは穏やかに効くタイプのGLP-1製剤です。
製造元の日本イーライリリー社は「単独投与による明らかな体重変化は認められていない」と報告しており、劇的に痩せる薬ではありません

食事の見直しや適度な運動と組み合わせることで効果が高まります。
「食欲が自然に落ち着くので、ダイエットを続けやすくなる」というサポート役として考えるのが適切です。


注射器「アテオス」の使い方

トルリシティは「アテオス」という専用ペン型注射器で提供されます。
薬があらかじめ入った使い切りタイプで、針の付け替えや量の調整は不要です。

使い方は簡単で、お腹や太ももに当ててボタンを押すだけ
注射が初めての方でも扱いやすい設計になっています。
毎週同じ曜日に1回注射します。

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トルリシティのメリット

トルリシティには、他のダイエット注射(サクセンダ、オゼンピックなど)と比べて、以下のようなメリットがあります。


週1回の注射で済む

毎日注射が必要なサクセンダと違い、トルリシティは週1回だけ
注射の手間が大幅に減るため、忙しい方や注射が苦手な方でも続けやすいのが特徴です。

もし注射を忘れても、次の予定日まで3日以上あれば気づいた時点で打てるという柔軟さもあります。


副作用が比較的軽い

GLP-1製剤の中では、トルリシティは副作用が出にくいタイプです。
オゼンピックやマンジャロと比べると、吐き気や胃のむかつきなどの症状が穏やかな傾向にあります。

「まずは副作用の少ないものから試したい」という方に向いています。


注射の痛みがほとんどない

トルリシティの注射針は非常に細く(0.33mm)、痛みはほとんどありません。
多くの方が「蚊に刺された程度」「チクッとするだけ」と感じています。

針の付け替えも不要なので、注射に対する心理的なハードルも低くなっています。


低血糖になりにくい

トルリシティは血糖値が高い時だけ働く仕組みになっています。
そのため、血糖値が下がりすぎる「低血糖」のリスクが低く、糖尿病でない方でも比較的安全に使用できます。

ただし、他の糖尿病薬と併用する場合は注意が必要です。

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トルリシティのデメリット・リスク

トルリシティは比較的安全な薬ですが、副作用やリスクがゼロではありません。
特に使い始めの時期に症状が出やすいので、以下の点を理解しておきましょう。


胃腸の不調(よくある副作用)

最も多い副作用は便秘、吐き気、下痢、お腹の張りなどの胃腸症状です。
これはトルリシティが胃腸の動きをゆっくりにする作用があるためです。

初回〜数回の注射時に出やすく、体が慣れてくると軽くなることがほとんどです。
症状が気になる場合は、脂っこい食事を控える、1回の食事量を減らすなどで対処できます。


急性膵炎(まれだが重大)

ごくまれに(0.1%程度)、膵臓に炎症が起きる「急性膵炎」が報告されています。
激しい腹痛が続く、嘔吐が止まらないといった症状が出たら、すぐに使用を中止して医療機関を受診してください。

過去に膵炎になったことがある方は、使用前に必ず医師に伝えてください。


便秘がひどくなる場合

胃腸の動きが遅くなるため、もともと便秘気味の方は症状が悪化することがあります。
ひどい便秘が続く、お腹がパンパンに張る、激しい腹痛があるといった場合は、腸閉塞の可能性もあるため医師に相談してください。


使用できない方

以下に当てはまる方はトルリシティを使用できません。

・妊娠中、授乳中の方
・1型糖尿病の方
・過去にこの薬でアレルギーが出た方
・重い感染症にかかっている方
・膵炎の既往がある方(要相談)

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トルリシティの痛み・麻酔

トルリシティの注射に麻酔は必要ありません。
自分で打てるくらい痛みが少ない注射です。


注射の痛みはどれくらい?

トルリシティの針は直径わずか0.33mmという極細タイプ。
髪の毛より少し太い程度の細さです。

実際に使った方の感想では、「蚊に刺されたくらい」「チクッとする程度」という声がほとんど。
注射が苦手な方でも「思ったより全然痛くなかった」と感じる方が多いです。


注射した後の状態

注射した場所に小さな赤みが出ることがありますが、数分〜30分程度で消えます
絆創膏を貼る必要もないくらい、傷跡はほぼ残りません。

内出血することもまれですが、同じ場所に繰り返し打つとしこりができやすくなるため、毎回2〜3cm以上ずらして注射するのがポイントです。


注射後の体の変化

初めて注射した後の数日間は、軽い胃もたれや食欲の低下を感じることがあります。
これは薬が効いている証拠でもあり、体が慣れてくると落ち着いてきます。

2回目以降は症状が軽くなる方がほとんどですが、つらい場合は医師に相談してください。

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トルリシティのダウンタイム

トルリシティは注射薬なので、ダウンタイム(日常生活への制限)はほぼありません
注射した直後から、メイク・洗顔・入浴・仕事など、普段通りの生活ができます。


注射直後
注射した場所に小さな針跡と軽い赤みが出ることがありますが、数分〜30分で消えます。
出血はほとんどなく、絆創膏も不要です。


注射後1〜3日
薬の効果が出始め、食欲が落ち着く、胃が軽くもたれるといった変化を感じる方が多いです。
初回は吐き気が出やすい時期なので、油っぽい食事は控えめにしましょう。


注射後4〜7日
薬の効果がピークに達します。
「あまりお腹が空かない」「少量で満足できる」といった変化を実感しやすい時期です。


2回目以降
体が薬に慣れてくるため、胃腸の不調は初回より軽くなることがほとんどです。
効果を安定させるには、毎週同じ曜日に継続して注射することが大切です。


注意したいこと

・注射した場所を強くマッサージしない(1週間程度は避ける)
・お酒の飲みすぎは胃腸症状を悪化させることがあるので控えめに
・吐き気や下痢が続く場合は、脱水に注意して水分をしっかり摂る

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トルリシティの料金・費用

トルリシティは、ダイエット目的の場合は保険が使えません
全額自己負担の「自由診療」となります。


ダイエット目的の料金相場

トルリシティ1本(1週間分):15,000円〜25,000円(税込)が一般的な相場です。

週1回の注射なので、1ヶ月(4本)で約60,000円〜100,000円かかる計算になります。
クリニックによって価格は異なり、初回限定価格やまとめ買い割引を設けているところもあります。


診察や検査の費用

初診料・再診料
1,000円〜5,000円程度(無料のクリニックもあり)

血液検査
5,000円〜10,000円程度(初回や定期的に必要)

自己注射の指導料
クリニックによって異なる


糖尿病治療の場合(参考)

2型糖尿病と診断されている場合は保険が適用されます。
3割負担なら1本あたり約800円程度で済みますが、ダイエット目的では使えません。


他のGLP-1製剤との料金比較

サクセンダ
月額30,000円〜60,000円程度(毎日注射)

オゼンピック
月額20,000円〜40,000円程度(週1回)

マンジャロ
月額20,000円〜100,000円程度(週1回・用量で変動)

トルリシティは中程度の価格帯ですが、体重減少効果は他の製剤より穏やかです。
「効果あたりのコスト」で考えると、目的に合った薬を選ぶことが大切です。

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トルリシティと他の施術の比較

ダイエット注射にはトルリシティ以外にもいくつかの種類があります。
それぞれの特徴を比較して、自分に合ったものを選びましょう。


トルリシティ vs サクセンダ

注射の頻度
トルリシティは週1回、サクセンダは毎日。
手軽さではトルリシティが優れています。

ダイエット効果
サクセンダは海外で肥満治療薬として認められており、体重減少効果はサクセンダの方が高いです。
トルリシティは穏やかな効き目なので、まずは試してみたい方向けです。


トルリシティ vs オゼンピック

注射の頻度
どちらも週1回で同じです。

ダイエット効果
臨床試験ではオゼンピックの方が体重減少効果が高いという結果が出ています。
ただし、その分副作用(吐き気、便秘など)もオゼンピックの方が出やすい傾向があります。

副作用を抑えたい方はトルリシティ、しっかり痩せたい方はオゼンピックが向いています。


トルリシティ vs マンジャロ

効き方の違い
マンジャロは2つのホルモン(GLP-1とGIP)に働きかける新しいタイプの薬です。
トルリシティはGLP-1のみに作用します。

ダイエット効果
52週間の比較試験では、マンジャロで約10kg減、トルリシティで約0.5kg減という結果が報告されています。
マンジャロの方が圧倒的に効果が高いですが、副作用も強く出やすく、価格も高めです。


どれを選べばいい?

トルリシティが向いている方
・GLP-1製剤を初めて使う方
・副作用をなるべく避けたい方
・穏やかに効いてほしい方
・注射の回数を減らしたい方

オゼンピック・マンジャロが向いている方
・BMI25以上でしっかり痩せたい方
・多少の副作用は覚悟できる方
・より強い効果を求める方

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トルリシティの失敗・修正

トルリシティを使っても「思ったように痩せなかった」という声もあります。
よくある失敗パターンとその原因を知っておきましょう。


失敗例1:ほとんど体重が減らない

原因
トルリシティはもともと糖尿病の薬として作られたもので、ダイエット効果は穏やかです。
製造元も「単独使用では明らかな体重減少は認められていない」と報告しています。

対策
トルリシティだけで大幅に痩せることは難しいです。
食事の見直しや運動と組み合わせることで効果が高まります。
強いダイエット効果を求めるなら、オゼンピックやマンジャロへの変更も検討しましょう。


失敗例2:副作用がつらくて続けられない

原因
吐き気や胃のむかつきが強く出る方もいます。
体質によって副作用の出方には差があります。

対策
初回は脂っこい食事を避ける、食事量を控えめにすることで症状を軽減できます。
それでもつらい場合は、医師に相談して吐き気止めの併用や他の製剤への変更を検討してください。


失敗例3:やめたらリバウンドした

原因
トルリシティは使っている間だけ効果がある薬です。
やめると抑えられていた食欲が戻り、以前の食事量に戻ってしまうことがあります。

対策
薬を使っている間に「適切な食事量」の感覚を身につけることが大切です。
「満腹になる量がちょうどいい量」という感覚を覚えて、やめた後も維持できるようにしましょう。


失敗例4:自己判断で量を増やした

原因
効果を高めようと、医師の指示なく注射の回数を増やしたり、他のGLP-1製剤と併用したりするケースがあります。
これは副作用のリスクを大きく高める危険な行為です。

対策
トルリシティは週1回が原則です。
他のGLP-1製剤との併用は禁止されています。
効果が不十分な場合は、必ず医師に相談してください。

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トルリシティの名医

トルリシティを安全に使うためには、信頼できるクリニック選びが重要です。
以下のポイントをチェックしましょう。


事前検査をきちんと行うか

良いクリニックでは、処方前に血液検査を行います。
血糖値、肝臓・腎臓の機能、膵臓の状態などをチェックすることで、安全に使えるかどうかを判断できます。

「検査なしですぐ処方」というクリニックは避けた方が無難です。


副作用やリスクの説明があるか

トルリシティの効果の限界(穏やかな効き目であること)や、副作用について正直に説明してくれるクリニックは信頼できます。

「必ず痩せます」「副作用はほとんどありません」といった説明をするクリニックは要注意です。


複数の選択肢を提案してくれるか

トルリシティだけでなく、オゼンピック、マンジャロ、サクセンダなど複数の選択肢を扱っているクリニックなら、あなたの状態に合った薬を選んでもらえます。

1種類しか扱っていないクリニックでは、本当に自分に合っているかどうか判断が難しくなります。


定期的なフォローがあるか

処方して終わりではなく、定期的に効果や副作用をチェックしてくれる体制があるかを確認しましょう。
3〜4ヶ月ごとの血液検査や、困った時にすぐ相談できる連絡体制があると安心です。


確認したいポイントまとめ

・初診時に血液検査を行っているか
・副作用やリスクについて詳しく説明があるか
・複数のGLP-1製剤を扱っているか
・定期的なフォローアップ体制があるか
・緊急時の連絡先が明確か


トルリシティを受けるのにおすすめのクリニック・名医

ヴェリテクリニック 東京銀座院


出展先:https://www.veriteclinic.or.jp/

ヴェリテクリニックは、全国に複数院を展開する美容外科で、医療痩身にも注力しています。

中でもGLP-1ダイエットに関しては、薬剤の選定や投与量の調整を通じて、ひとりひとりの生活に寄り添う対応が特徴です。

食事制限や運動が難しい方にも続けやすい方法を提案しており、医師のサポートのもとで体型管理を目指したい方に向いています。


ヴェリテクリニック「GLP-1ダイエット」の名医

【ヴェリテクリニック 東京銀座院 院長】積山 真也先生

東京銀座院を率いるドクターで、来院者さんの希望をしっかり聞いたうえで複数の選択肢を示す診療スタイルが特徴です。

体重管理やダイエットに関する相談も、生活習慣を踏まえた提案につなげてくれる可能性があります。

わかりやすい説明で安心して相談できる医師です。


トルリシティの施術を成功させるには

トルリシティの施術を成功させる鍵は、経験豊富な名医に依頼することです。

名医であれば、患者さん一人ひとりの肌状態や悩みに合わせた細やかな対応が可能です。

また、トラブルを未然に防ぎ、安心して施術を受けられる点も大きなメリットと言えるでしょう。

美容医療相談室では、ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。


▽GLP-1ダイエットに関する詳しい情報や類似施術を知りたい方はこちらでも解説しているので参考にしてください
glp1ダイエット
マンジャロ
リベルサス

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トルリシティのよくある質問と回答

Q.トルリシティはどれくらいで痩せますか?

A.トルリシティは穏やかに効くタイプの薬なので、劇的な体重減少は期待しにくいです。
製造元も「単独使用では明らかな体重変化は認められていない」と報告しています。
食欲が落ち着く効果を活かして、食事の見直しや運動と組み合わせることで効果が高まります。
効果を実感し始めるまでには2週間程度かかる方が多いです。


Q.トルリシティとオゼンピック、どちらがいいですか?

A.それぞれ向いている方が異なります。
トルリシティは副作用が比較的軽く、GLP-1製剤が初めての方や穏やかな効果を求める方に向いています。
オゼンピックは体重減少効果が高い反面、吐き気などの副作用が出やすい傾向があります。
しっかり痩せたい方はオゼンピック、副作用を抑えたい方はトルリシティがおすすめです。
どちらが良いかは、カウンセリングで医師に相談してください。


Q.トルリシティの副作用が心配です。どんな症状が出ますか?

A.最も多いのは便秘、吐き気、下痢、お腹の張りなどの胃腸症状です。
これらは使い始めの時期に出やすく、体が慣れてくると軽くなることがほとんどです。
まれに急性膵炎(激しい腹痛が続く)が起こることがあるため、異常を感じたらすぐに医療機関を受診してください。
他のGLP-1製剤と比べると、トルリシティは副作用が出にくい部類に入ります。

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トルリシティの口コミ・体験談

美容医療相談室に届いたトルリシティの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。

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