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マジンドールは、日本で唯一承認されている食欲抑制剤の一般名(成分名)です。
商品名は「サノレックス」として処方され、富士フイルム富山化学が製造しています。
1992年に厚生労働省から承認を受けた医療用医薬品で、BMI 35以上の高度肥満症の患者に対して、食事療法・運動療法の補助として処方されます。
向精神薬(第三種)に指定されているため、処方日数は最大14日分に制限されており、投与期間は原則3ヶ月以内と定められています。
マジンドールは、脳の視床下部にある摂食中枢に作用して食欲を抑制します。
具体的には、神経伝達物質であるノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンの再取り込みを阻害することで、これらの物質が脳内に長く留まるようにします。
その結果、以下の3つの効果が得られます。
1. 食欲の抑制
視床下部の満腹中枢が刺激され、少量の食事でも「お腹がいっぱい」と感じやすくなります。
空腹感が軽減されるため、間食や過食を防ぎやすくなります。
2. 代謝の促進
ノルアドレナリンの作用により、基礎代謝が約5〜10%上昇するとされています。
安静時でもカロリー消費が増えるため、同じ食事量でも体重が減りやすくなります。
3. 消化吸収の抑制
胃腸での糖質・脂質の吸収をわずかに抑える作用も報告されています。
ただし、この効果は食欲抑制効果に比べると限定的です。
臨床試験では、マジンドール服用群はプラセボ(偽薬)群と比較して平均2〜3kg多く体重が減少したと報告されています。
ただし、これは食事療法・運動療法を併用した場合の数値であり、薬だけで痩せることを期待してはいけません。
効果が現れるまでの期間は個人によって異なりますが、多くの場合服用開始から1〜2週間で食欲の変化を実感し始めます。
3ヶ月間の投与期間で体重の5〜10%減少を目標とするのが一般的です(例:80kgの方なら4〜8kg減)。
マジンドール(サノレックス)には、他のダイエット法にはない以下のようなメリットがあります。
マジンドールは厚生労働省が正式に承認した唯一の食欲抑制剤です。
海外から個人輸入されるダイエット薬と異なり、日本人を対象とした臨床試験で安全性と有効性が確認されています。
GLP-1受容体作動薬(サクセンダ・ウゴービなど)は近年注目されていますが、日本では肥満治療薬として承認されているのはウゴービのみで、美容クリニックでの処方は適応外使用となります。
その点、マジンドールは高度肥満症に対して保険適用で処方される正規の治療薬です。
マジンドールは服用後30分〜1時間で血中濃度がピークに達し、比較的早く効果が現れます。
GLP-1受容体作動薬のように徐々に用量を増やす必要がなく、初回から治療用量で服用できます。
多くの患者さんが服用初日から食欲の低下を感じると報告しており、「食べたい気持ちが減った」「間食しなくても平気になった」という実感を得やすいのが特徴です。
マジンドールは1日1〜3回の内服薬です。
GLP-1受容体作動薬のサクセンダ(毎日注射)やウゴービ(週1回注射)とは異なり、自己注射の必要がありません。
注射に対する恐怖心がある方や、注射部位の内出血・硬結が気になる方でも抵抗なく始められます。
1錠あたり0.5mgの錠剤で、昼食前に1錠服用するパターンが基本です。
BMI 35以上で、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない場合、健康保険が適用されます。
保険適用の場合、3割負担で1錠あたり約60円(薬価178.5円×0.3)となり、1ヶ月あたりの薬剤費は約1,800〜5,400円程度です。
美容クリニックでの自由診療(GLP-1など)が月2〜5万円かかることを考えると、経済的負担が大幅に軽減されます。
マジンドールは効果が高い反面、向精神薬に分類されるため、いくつかの重要なリスクがあります。
服用前に必ず理解しておくべきデメリットを解説します。
マジンドールはアンフェタミン(覚醒剤)と類似した化学構造を持ち、精神的・身体的依存を形成する可能性があります。
これが向精神薬に指定されている理由であり、投与期間が最大3ヶ月に制限されている根拠です。
なぜ依存が起こるのか
ドーパミンの再取り込み阻害により、脳内の報酬系が刺激され続けます。
長期間服用すると、薬なしでは満足感や意欲を感じにくくなる「精神依存」が生じることがあります。
対策
・処方された用量・期間を厳守する(自己判断で増量しない)
・3ヶ月を超えて継続したい場合は必ず医師に相談する
・急な中止は避け、医師の指示のもと徐々に減量する
マジンドールは交感神経を刺激するため、動悸、頻脈、血圧上昇が起こることがあります。
臨床試験では約5〜15%の患者に動悸が報告されています。
なぜ心血管系に影響するのか
ノルアドレナリンの増加により、心拍数が上昇し、血管が収縮します。
健康な方では一時的な症状で済むことが多いですが、高血圧や心疾患のある方では重篤な心臓発作のリスクが高まります。
対策
・高血圧、心疾患、不整脈の既往がある方は服用禁忌
・服用中は定期的に血圧を測定する
・動悸や胸痛が続く場合は直ちに服用を中止し受診する
ドーパミン・セロトニン系への作用により、不眠、興奮、不安、抑うつなどの精神症状が現れることがあります。
特に不眠は比較的多く、約10〜20%の患者に報告されています。
なぜ精神症状が起こるのか
マジンドールには覚醒作用があり、中枢神経を興奮させます。
特に夕方以降に服用すると、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
対策
・服用は午後3時までに済ませる(夕方・夜の服用は避ける)
・うつ病やパニック障害などの精神疾患がある方は服用禁忌
・気分の落ち込みや異常な興奮を感じたら医師に報告する
口渇、便秘、悪心、胃部不快感が高頻度で報告されています。
特に口の渇きは約30〜40%と非常に多く、服用者のほぼ全員が経験するといっても過言ではありません。
なぜ消化器症状が起こるのか
交感神経の活性化により唾液分泌が減少し、口が渇きます。
また、腸管の蠕動運動が抑制されるため便秘になりやすくなります。
対策
・こまめな水分補給(1日1.5〜2リットル)
・食物繊維の摂取と適度な運動で便秘を予防
・症状が強い場合は整腸剤や下剤の併用を医師に相談
まれですが、肺高血圧症という重篤な副作用が報告されています。
海外では類似薬のフェンフルラミンで死亡例があり、マジンドールでも注意が必要です。
症状
息切れ、疲労感、失神、胸痛などが現れます。
初期症状は軽微なため見逃されやすく、進行すると心不全に至ることがあります。
対策
・運動時の息切れが悪化したら直ちに受診
・定期的な診察で心肺機能をチェック
マジンドールは錠剤を飲むだけの治療法であり、注射や手術のような痛みは一切ありません。
GLP-1受容体作動薬(サクセンダ、ウゴービなど)のように毎日または毎週の自己注射が必要なく、針を刺す痛みや注射部位の内出血・しこりといったトラブルも発生しません。
錠剤の大きさは直径約7mmと小型で、飲み込みやすい設計になっています。
痛みはありませんが、服用のタイミングは効果と副作用に大きく影響します。
基本的な服用方法
・1回0.5mg(1錠)を1日1〜3回
・食前に服用するのが最も効果的(食欲抑制効果を食事前に発揮させるため)
・初めは昼食前1回から開始し、効果を見ながら朝食前・夕食前を追加
服用を避けるべき時間帯
・午後3時以降の服用は不眠の原因になるため避ける
・空腹時に服用すると胃部不快感が出やすい方は、少量の食事と一緒に服用
内服薬のため、麻酔は不要です。
脂肪吸引や脂肪溶解注射のような施術とは異なり、クリニックでの処置時間もありません。
診察で処方箋を受け取り、薬局で薬を受け取るだけで治療を開始できます。
マジンドールは内服薬であり、外科的処置を伴わないため、一般的な意味でのダウンタイム(回復期間)はありません。
ただし、服用開始後に現れる副作用への適応期間として、以下の経過を知っておくと安心です。
服用初日〜3日目
食欲抑制効果を最も強く感じる時期です。
同時に口渇、軽い動悸、気分の高揚などが現れやすくなります。
これらの症状は多くの場合一過性で、数日で軽減します。
1週間目
体が薬に慣れ始め、副作用が落ち着いてきます。
食欲抑制効果は持続しており、食事量が自然に減っていることを実感できます。
便秘が出やすい時期でもあるため、水分と食物繊維を意識的に摂取してください。
2週間〜1ヶ月目
体重減少が数字として現れ始める時期です。
副作用が安定し、日常生活への影響は最小限になります。
ただし、効果の減弱(耐性)を感じ始める方もいます。
1〜3ヶ月目
目標体重に向けて継続する期間です。
最大3ヶ月で服用を終了しなければならないため、この期間内に食習慣の改善を定着させることが重要です。
服用終了後のリバウンドを防ぐため、薬に頼らない食事管理を並行して身につけましょう。
仕事への影響
内服薬のため、仕事を休む必要はありません。
ただし、眠気やふらつきが出る場合があるため、車の運転や危険を伴う作業には注意が必要です。
運動について
服用中の運動制限はありませんが、動悸や息切れを感じたら無理をしないでください。
むしろ適度な運動は減量効果を高めるため、ウォーキングなどの有酸素運動が推奨されます。
アルコールについて
マジンドールとアルコールの併用は中枢神経抑制作用が増強される可能性があるため、控えめにするか避けることが推奨されます。
マジンドール(サノレックス)は、BMI 35以上の高度肥満症で、食事療法・運動療法を行っても効果不十分な場合に保険適用となります。
薬価
・マジンドール0.5mg錠 1錠あたり178.5円(2024年4月時点)
3割負担での費用目安
・1日1錠の場合:約54円/日 → 約1,620円/月
・1日2錠の場合:約108円/日 → 約3,240円/月
・1日3錠の場合:約162円/日 → 約4,860円/月
これに加えて、初診料・再診料、検査費用がかかります。
・初診料(3割負担):約850円
・再診料(3割負担):約220円
・血液検査(必要時):約1,000〜3,000円
3ヶ月間の治療総額は、おおよそ1万〜2万円程度(3割負担)が目安です。
BMI 35未満でも処方を希望する場合は、自由診療となります。
美容クリニックやダイエット外来で処方されるケースがこれに該当します。
自由診療での費用目安
・サノレックス1錠:500〜1,000円
・1日1錠×30日:15,000〜30,000円/月
・診察料:3,000〜5,000円/回
3ヶ月間の治療総額は、おおよそ5万〜10万円程度となります。
GLP-1受容体作動薬(サクセンダ)
・1本(3ml):約25,000〜35,000円
・月額費用:約3万〜5万円
・3ヶ月総額:約10万〜15万円
GLP-1受容体作動薬(ウゴービ)
・週1回注射、保険適用の場合:月約5,000〜10,000円
・自由診療の場合:月約5万〜8万円
漢方薬(防風通聖散など)
・保険適用の場合:月約1,000〜3,000円
・市販薬の場合:月約2,000〜5,000円
コストパフォーマンスの考え方
保険適用でマジンドールを処方される場合、最も費用対効果が高い選択肢です。
自由診療の場合でも、GLP-1受容体作動薬の半額以下で治療できます。
ただし、3ヶ月という投与期間の制限があるため、長期的な体重管理には食事・運動療法の習得が必須です。
これらは同じ薬です
「マジンドール」は成分名(一般名)、「サノレックス」は商品名(製品名)を指します。
有効成分、効果、副作用すべて同一であり、処方される薬は同じものです。
検索時に両方の名前が出てくるため混乱しやすいですが、違いはありません。
作用メカニズムの違い
マジンドールは脳の食欲中枢に直接作用して食欲を抑えます。
GLP-1受容体作動薬は、インクレチンホルモン(GLP-1)の作用を増強し、胃の動きを遅くして満腹感を持続させます。
マジンドールが「食べたい気持ちを減らす」のに対し、GLP-1は「少量で満足できる」イメージです。
投与方法の違い
マジンドールは1日1〜3回の内服薬です。
サクセンダは毎日の自己注射、ウゴービは週1回の自己注射が必要です。
注射が苦手な方にはマジンドールが適しています。
効果の強さ
臨床試験データでは、GLP-1受容体作動薬の方が体重減少率は高い傾向にあります。
サクセンダで約5〜10%、ウゴービで約15〜20%の体重減少が報告されています。
マジンドールは約5〜10%程度で、GLP-1には劣ります。
副作用の傾向
マジンドールは依存性、動悸、不眠などの中枢神経系の副作用が多いです。
GLP-1受容体作動薬は悪心、嘔吐、下痢などの消化器症状が多く、約40〜50%に発現します。
費用面
マジンドールは保険適用なら月約2,000〜5,000円と安価です。
GLP-1は自由診療で月3〜8万円と高額になります。
効果の強さ
マジンドールは医薬品として明確な食欲抑制効果が認められています。
防風通聖散は「代謝を促進し脂肪を分解しやすくする」という緩やかな作用で、食欲を直接抑える効果は限定的です。
短期間での減量効果はマジンドールの方が高いです。
安全性
防風通聖散は依存性がなく、長期服用が可能です。
マジンドールは3ヶ月の制限があり、依存性のリスクがあります。
緩やかでも安全に継続したい方には漢方薬が適しています。
向いている人
・急いで体重を落としたい、BMI 35以上 → マジンドール
・穏やかに体質改善したい、長期継続したい → 漢方薬
即効性
マジンドール>GLP-1受容体作動薬>漢方薬
マジンドールは服用初日から効果を実感しやすいです。
減量効果の大きさ
GLP-1受容体作動薬(ウゴービ)>GLP-1(サクセンダ)≒マジンドール>漢方薬
安全性・長期使用
漢方薬>GLP-1受容体作動薬>マジンドール
マジンドールは依存性リスクがあり最も注意が必要です。
費用の安さ(保険適用時)
漢方薬≒マジンドール>GLP-1(ウゴービ保険適用)>GLP-1(自由診療)
手軽さ
マジンドール(内服)≒漢方薬(内服)>GLP-1(注射)
マジンドール(サノレックス)による治療で期待した効果が得られなかったり、健康を害してしまったりする失敗例があります。
よくあるパターンとその原因・対策を解説します。
失敗の内容
「薬を飲めば痩せる」と考え、食生活や運動習慣を変えないまま服用を続けた結果、3ヶ月の投与期間が終了しても目標体重に達しなかった。
なぜ失敗するのか
マジンドールはあくまで「食事療法・運動療法の補助」として承認された薬です。
食欲が抑えられている間に、低カロリーの食事内容に切り替えたり、運動習慣を身につけたりしなければ、薬の効果を最大限に活かせません。
対策
・服用開始と同時に、1日の摂取カロリーを記録する習慣をつける
・週に3回以上、30分程度の有酸素運動を取り入れる
・「薬で食欲が減っている今」を生活改善のチャンスと捉える
失敗の内容
3ヶ月間で5kg減量に成功したが、服用終了後に食欲が戻り、半年で元の体重以上に増えてしまった。
なぜ失敗するのか
マジンドールを止めると、抑えられていた食欲が反動で増加することがあります。
また、服用中に食事量を極端に減らしていた場合、体が「飢餓モード」に入り、基礎代謝が低下しています。
そこに通常の食事量が戻ると、以前より太りやすい体質になってしまいます。
対策
・服用中から「薬なしでも続けられる食事量」を意識する
・急激な食事制限ではなく、緩やかなカロリーコントロールを行う
・服用終了後も定期的に体重を測定し、早期に増加傾向を察知する
失敗の内容
強い動悸や不眠が続き、1〜2週間で服用を中止せざるを得なかった。
なぜ失敗するのか
マジンドールに対する感受性には個人差があり、標準用量でも強い副作用が出る方がいます。
特に、もともと不安傾向が強い方、カフェインに敏感な方は、中枢神経刺激作用による副作用が出やすいです。
対策
・初回は1日1錠(0.5mg)の最小用量から開始する
・コーヒーやエナジードリンクなどカフェイン含有飲料を控える
・副作用が強い場合は無理に継続せず、医師に相談して他の治療法を検討する
失敗の内容
3ヶ月の投与期間終了後も「薬がないと太る」という不安から、複数のクリニックを回って処方を受け続けた。
なぜ失敗するのか
マジンドールには精神依存のリスクがあります。
薬を飲んでいるときの「食欲がコントロールできている安心感」に依存し、薬なしでの生活に強い不安を感じるようになることがあります。
対策
・処方期間は厳守し、複数医療機関での重複処方は絶対に行わない
・投与終了前から心理的な準備をする
・必要に応じて、心療内科でのカウンセリングを併用する
失敗の内容
高血圧の治療中であることを申告せずに処方を受け、服用後に血圧が急上昇して救急搬送された。
なぜ失敗するのか
マジンドールは高血圧、心疾患、緑内障、精神疾患など多くの禁忌があります。
美容目的で自由診療を受ける際、問診が不十分なクリニックで処方されてしまうケースがあります。
対策
・現在治療中の病気、服用中の薬は必ず正確に申告する
・以下の方は絶対に服用しない:高血圧、心疾患、脳卒中の既往、緑内障、甲状腺機能亢進症、精神疾患、薬物依存の既往、妊娠・授乳中
マジンドール(サノレックス)は向精神薬であり、適切な診断と慎重な経過観察が必要です。
安全に治療を受けるための医師・医療機関の選び方を解説します。
マジンドールは本来高度肥満症(BMI 35以上)の治療薬です。
美容目的で安易に処方するクリニックではなく、肥満症の専門的な治療経験を持つ医師を選びましょう。
確認すべきポイント
・内科、糖尿病内科、内分泌代謝内科などの専門外来があるか
・日本肥満学会認定「肥満症専門医」の資格を持つ医師がいるか
・食事指導、運動指導を含む総合的な肥満治療プログラムがあるか
美容クリニックでの自由診療の場合も、問診をしっかり行い、禁忌事項を確認してくれる医師を選んでください。
マジンドールは禁忌が多い薬です。
安全に処方するためには、詳細な問診と必要な検査が不可欠です。
初診時に行われるべきこと
・既往歴の詳細な確認(心疾患、高血圧、精神疾患など)
・現在服用中の薬の確認(相互作用のチェック)
・血圧測定、心電図検査
・血液検査(肝機能、腎機能、甲状腺機能など)
・BMIの計算と肥満度の評価
避けるべきクリニックの特徴
・オンラインのみで対面診察なしに処方する
・問診が形式的で、禁忌事項の確認が不十分
・血液検査や心電図検査なしに処方する
・「誰でも処方可能」を謳っている
マジンドールは最大3ヶ月の投与期間中、定期的な経過観察が必要です。
理想的なフォローアップ体制
・2週間ごとの診察(処方日数が14日制限のため)
・体重、血圧、心拍数の定期測定
・副作用の有無の確認
・食事・運動療法の進捗確認と指導
・投与終了後のフォローアップ計画
処方だけして「あとは自己管理」というクリニックは避けましょう。
依存や乱用を防ぐためにも、継続的な医師との関係が重要です。
マジンドールの投与期間は原則3ヶ月以内と定められています。
この制限を守らず、長期処方を続ける医師は避けてください。
注意すべきサイン
・「効果があれば3ヶ月以上でも処方できる」と説明する
・複数のクリニックでの処方歴を確認しない
・依存性のリスクについて説明しない
信頼できる医師は、投与期間の制限とその理由(依存性リスク)を明確に説明し、3ヶ月後の治療方針(食事・運動療法の継続、他の治療への移行など)についても初回から相談に乗ってくれます。
マジンドールは単独で使う薬ではなく、総合的な肥満治療の一部です。
信頼できる医療機関の特徴
・管理栄養士による食事指導がある
・運動療法のアドバイスが受けられる
・必要に応じて心理カウンセリングが利用できる
・マジンドール以外の選択肢(GLP-1受容体作動薬、漢方薬など)も提案できる
・投与終了後のリバウンド防止プログラムがある
「薬を出して終わり」ではなく、患者さんの生活全体を見てくれる医療機関を選びましょう。

出展先:https://www.veriteclinic.or.jp/price_menu/diet1.html
ヴェリテクリニックでは、メディカルダイエットの一環としてサノレックス(マジンドール)に関する案内を公式に掲載しています。薬物療法だけでなく、外科・美容皮膚の選択肢も院内で相談できる体制が特徴です。
処方の適否は診察で慎重に判断されるため、既往歴や併用薬の確認を含めた説明を受けやすいでしょう。
【ヴェリテクリニック 本院 医師】 福田 慶三先生
日本美容外科学会(JSAPS)専門医。形成外科領域での基礎と審美外科の症例経験を併せ持ち、手術・注入・内服まで幅広い相談に応じています。メディカルダイエットの薬剤選択でも、リスク説明と適応判断を重視する姿勢がうかがえます。

出展先:https://www.otsuka-biyo.co.jp/
大塚美容形成外科 金沢院は、美容外科と美容皮膚科の両方を扱うクリニックで、内服薬・外用薬の処方も行っています。公式情報ではサノレックス(食欲抑制剤)を含む内服薬の取り扱いが確認され、医師の診察を受けたうえで処方が行われています。診療全般の中で体質や生活習慣を考慮したダイエット支援を提供しており、内服薬処方の選択肢がある点が特長です。
大塚美容形成外科 金沢院 医師 岡村 愛 先生
岡村愛先生は形成外科での長年の臨床経験を持ち、美容医療全般に豊富な知識を有します。内服薬によるダイエット治療も含め、患者さんの状態に合わせた治療提案を行い、安全性と効果の両面に配慮した診療を提供しています。複数の診療領域でバックグラウンドがある医師として、処方治療に関しても信頼感の高い対応が期待できるでしょう。
Q.マジンドールとサノレックスは何が違うのですか?
A.同じ薬です。マジンドールは成分名(一般名)、サノレックスは商品名(製品名)を指しています。
有効成分はどちらも「マジンドール0.5mg」で、効果も副作用もまったく同じです。
処方箋には「マジンドール錠0.5mg」または「サノレックス錠0.5mg」と記載されますが、中身は同一の薬剤です。
Q.マジンドールは市販で購入できますか?
A.市販では購入できません。マジンドール(サノレックス)は向精神薬(第三種)に指定されており、医師の処方箋がなければ入手できません。
また、個人輸入も法律で禁止されています。
インターネットで「処方箋なしで購入可能」と謳う海外サイトがありますが、偽造品や危険な成分が含まれている可能性があり、絶対に利用しないでください。
正規の医療機関で診察を受け、処方箋を発行してもらう必要があります。
Q.マジンドールを3ヶ月以上続けることはできますか?
A.原則として3ヶ月を超えての継続投与は推奨されていません。
これは依存性や耐性(効果の減弱)のリスクを避けるためです。
一度投与を終了し、一定期間(通常3ヶ月以上)休薬した後、再度医師の判断で処方されることはあります。
ただし、複数の医療機関を回って処方を受け続ける行為は違法であり、健康被害のリスクも高まります。
3ヶ月間で目標体重に達しなかった場合は、GLP-1受容体作動薬や漢方薬など他の治療法への切り替えを医師に相談してください。
Q.マジンドールを飲んでいる間、お酒は飲めますか?
A.控えることを強くおすすめします。
マジンドールとアルコールはどちらも中枢神経に作用するため、併用するとめまい、ふらつき、判断力低下などの症状が強く出る可能性があります。
また、アルコールはカロリーが高く(ビール500mlで約200kcal)、食欲増進作用もあるため、ダイエット効果を打ち消してしまいます。
治療期間中の3ヶ月間は禁酒するか、飲んでもごく少量に留めてください。
美容医療相談室に届いたマジンドール(サノレックス)の美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
美容医療相談室では、みなさまからお寄せいただいた体験談やご意見を元に、治療法に関する情報提供や名医の紹介を行っています。 「治療を受けたことがある」「カウンセリングに行ってみた」「友人が治療を受けた」など、ぜひ口コミ・体験談情報をお寄せください!
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