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スムースリフト(Smooth Lift)は、スロベニアの老舗レーザーメーカーFotona(フォトナ)社が開発したエルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)を使用した、口腔内からアプローチするリフトアップ治療です。
最大の特徴は、従来のたるみ治療のように皮膚表面からではなく、口の中の粘膜側からレーザーを照射するという革新的なアプローチにあります。口腔内から照射することで、皮膚の最も深い部分に直接熱エネルギーを届けることができ、ほうれい線やマリオネットライン、口元のたるみを内側から引き締めます。
スムースリフトでは、波長2940nmのエルビウムヤグレーザーを「スムースモード(非蒸散サーマルモード)」という特殊な照射方法で使用します。通常、このレーザーは水分に吸収されやすく皮膚を削ってしまいますが、パルス幅250msという非常に長いパルス設定により、粘膜を傷つけずに熱作用のみを与えることが可能になりました。
レーザー照射により、粘膜上皮層は深さ500μm(0.5mm)まで45〜63℃に加熱されます。この熱刺激によって以下の2つの作用が生じます。
1. 即時的な収縮効果
熱により組織の約30%が即座に収縮し、より深く位置している組織を引き上げます。これにより施術直後からリフトアップ効果を実感できます。
2. コラーゲン新生効果
熱刺激によりヒートショックプロテインが活性化され、血流促進とともに新しいコラーゲン(ネオコラーゲン)が生成されます。これにより長期的なハリ感とリフトアップ効果が持続します。
スムースリフトは特に口元から頬にかけてのエリアに効果を発揮します。具体的には以下の改善が期待できます。
ほうれい線・マリオネットラインの改善
口腔内から表情筋に直接アプローチするため、深く刻まれたほうれい線やマリオネットラインを内側からふっくらと持ち上げます。
口角のたるみ・下がり改善
口角を引き上げる効果があることから「スマイルリフト」とも呼ばれ、不機嫌そうに見える表情を明るく若々しい印象に変えます。
頬・フェイスラインの引き締め
頬の粘膜から照射することで、頬全体のもたつきやフェイスラインのゆるみを改善します。
効果の持続期間
効果は6ヶ月〜1年程度持続します。3〜4週間間隔で3〜5回の施術を1クールとして受けることが推奨されており、その後は年1回程度のメンテナンスで効果を維持できます。
スムースリフトには、従来のたるみ治療にはない独自のメリットがあります。
口腔内から照射するため、皮膚表面には一切ダメージを与えません。従来のサーマクールやHIFU(ハイフ)は皮膚表面から熱エネルギーを届けるため、表皮を通過する際にエネルギーが減衰したり、火傷のリスクがありました。スムースリフトは粘膜側という「裏口」からアプローチすることで、皮膚の最深部に効率的に熱を届けられます。
口腔粘膜は皮膚と比べて熱さを感じにくいという特性があります。そのため、多くの場合麻酔なしで施術が可能です。施術中は温かさを感じる程度で、痛みに敏感な方でも耐えられるレベルです。これは皮膚表面から照射するウルセラなどのHIFU治療と比較して大きなメリットといえます。
口腔内への照射のため、顔の表面に赤みや腫れが出ることがありません。施術直後からメイクが可能で、飲食も問題ありません。仕事や予定を調整する必要がなく、昼休みに施術を受けて午後から通常通り過ごすことも可能です。
組織の約30%が熱収縮により即座に引き締まるため、施術直後からリフトアップ効果を実感できます。その後、コラーゲン新生が進む2〜3ヶ月後にかけてさらに効果が高まっていきます。この即効性と持続性の両立がスムースリフトの魅力です。
スムースリフトは効果の出方に個人差が大きい治療です。これは、粘膜下組織の厚さや脂肪層の状態、表情筋の付き方が人によって異なるためです。
効果が出にくい方の特徴
・皮下脂肪が非常に厚い方(熱エネルギーが十分に届かない)
・たるみの原因がSMAS筋膜(表情筋を覆う膜)の緩みにある方
・骨格的な要因でたるみが生じている方
このような場合は、ウルセラなどのHIFU治療や糸リフトとの併用が必要になることがあります。事前のカウンセリングで適応かどうかを見極めることが重要です。
強い出力で照射した場合や、粘膜が敏感な方では、口内炎や水疱が発生することがあります。これはレーザーの熱刺激により粘膜に軽度の炎症が起きるためです。
発生した場合の経過
通常は数日〜1週間程度で自然に治癒します。熱いものや辛いものがしみることがありますが、日常生活に大きな支障はありません。
リスクを軽減する対策
施術前にヘルペスや口内炎がないことを確認し、出力を適切に調整してもらうことが重要です。
スムースリフトは口腔内からの照射という性質上、効果が及ぶ範囲は口元から頬にかけてのエリアに限られます。目の下のたるみや額のしわ、首のたるみには効果がありません。
目の下のたるみには同じフォトナレーザーを使用した「スムースアイリフト」(下まぶたの結膜から照射)という別の施術があります。顔全体のたるみ改善を希望する場合は、複数の施術を組み合わせる必要があります。
効果の持続期間は6ヶ月〜1年程度であり、半永久的な効果は期待できません。これはコラーゲン新生による効果が時間とともに減衰していくためです。効果を維持するには年1回程度のメンテナンス施術が必要となり、長期的にはコストがかかります。
スムースリフトはほぼ無痛で受けられる治療です。口腔粘膜は皮膚と比べて温度感受性が低いため、レーザー照射による熱を感じにくい特性があります。多くの方は「じんわり温かい」程度の感覚で、痛みとして認識されることはほとんどありません。
ただし、感受性には個人差があり、照射部位によっては部分的に熱さを強く感じることがあります。特に歯茎に近い部分や頬の奥まった部分では、やや刺激を感じやすい傾向があります。
基本的に麻酔は不要ですが、痛みに不安がある方には以下の麻酔を使用することが可能です。
表面麻酔(キシロカインスプレー)
口腔内にスプレーするタイプの麻酔です。数分で効果が現れ、粘膜の感覚を鈍くします。最も一般的に使用される麻酔方法です。
麻酔クリーム
リップ周辺など皮膚側にも照射する場合に使用します。照射30分前に塗布して効果を発揮させます。
施術直後に軽いほてり感を感じることがありますが、通常は数時間以内に落ち着きます。口内炎や水疱ができた場合は、数日間飲食時にしみることがありますが、鎮痛剤が必要なほどの痛みが生じることはまれです。
スムースリフトはダウンタイムがほぼない治療として知られています。口腔内への照射のため、顔の表面に目立った変化が現れることはありません。以下に時系列での経過をまとめます。
施術直後
口腔内に軽度のほてり感が生じることがあります。顔の表面には赤みや腫れは出ません。施術直後からメイクが可能で、そのまま外出しても問題ありません。
数時間後
ほてり感は徐々に落ち着きます。飲食は施術直後から可能ですが、熱いもの・辛いもの・刺激の強いものは当日は控えることが推奨されます。
1日後
ほぼ通常の状態に戻ります。まれに粘膜にわずかな違和感が残ることがありますが、日常生活に支障はありません。
数日〜1週間後
強い出力で照射した場合、この時期に軽度の口内炎や水疱が生じることがあります。発生した場合も通常は1週間程度で自然に治癒します。皮膚表面にかさぶたや皮むけが生じることはありません。
2〜3ヶ月後
コラーゲン新生が進み、リフトアップ効果がピークに達します。肌のハリ感やふっくら感が増し、ほうれい線やマリオネットラインの改善を実感できます。
スムースリフトの料金はクリニックによって幅がありますが、1回あたり20,000円〜88,000円程度が相場です。照射範囲(頬のみ、頬+口唇など)や使用する機器のグレードによって料金が変動します。
1回単発の場合
20,000円〜50,000円程度。トライアル価格として15,000円〜25,000円程度で提供しているクリニックもあります。
コース契約の場合
3〜5回コースで100,000円〜250,000円程度。1回あたりの単価は単発より20〜30%程度割安になることが多いです。
他施術との併用コースの場合
皮膚表面からの照射(フォトナ4Dなど)と組み合わせた総合コースでは150,000円〜300,000円程度になります。
効果持続期間が6ヶ月〜1年であることを考慮すると、年間の維持費用は50,000円〜100,000円程度と見積もれます。
ヒアルロン酸注入(ほうれい線1本50,000円〜80,000円、持続6〜12ヶ月)と比較すると同程度のコストですが、スムースリフトは注入物を入れないためより自然な仕上がりが得られます。
ただし、糸リフト(200,000円〜400,000円、持続1〜2年)やフェイスリフト手術(500,000円〜1,000,000円、半永久的)と比較すると、長期的なコストでは割高になる可能性があります。自分のたるみの程度や予算に合わせて選択することが重要です。
HIFU(高密度焦点式超音波)は、超音波エネルギーを皮下のSMAS筋膜(深さ3〜4.5mm)に集中させてリフトアップを図る治療です。
アプローチする層の違い
スムースリフトは粘膜下組織・表情筋をターゲットとし、HIFUはSMAS筋膜をターゲットとします。たるみの原因がSMAS筋膜の緩みにある場合はHIFUの方が効果的です。
痛みの違い
スムースリフトはほぼ無痛ですが、ウルセラは骨に近い部分で強い痛みを感じることがあり、麻酔が必要なケースも多いです。
効果の範囲
スムースリフトは口元〜頬に限定されますが、HIFUは顔全体・フェイスライン・首まで照射可能です。
おすすめの使い分け
口元のたるみ・ほうれい線が主な悩みならスムースリフト、顔全体のリフトアップならHIFU、両方を求めるなら併用が効果的です。
サーマクールは高周波(RF)エネルギーを使用して真皮層〜皮下脂肪層を加熱し、引き締め効果を得る治療です。
エネルギーの種類
スムースリフトはエルビウムヤグレーザー、サーマクールは高周波(RF)を使用します。作用メカニズムは異なりますが、どちらもコラーゲン新生を促進します。
得意な効果
スムースリフトは口元〜頬の引き締め・リフトアップ、サーマクールは顔全体の引き締め・小顔効果に優れています。
ダウンタイム
どちらもダウンタイムはほぼありませんが、サーマクールは施術後に赤みや腫れが数時間〜1日程度出ることがあります。スムースリフトは顔の表面に影響が出ません。
ヒアルロン酸注入はほうれい線やマリオネットラインに直接充填剤を注入してボリュームを補う治療です。
効果の即効性
ヒアルロン酸は注入直後から効果が現れますが、スムースリフトも即時的な収縮効果により施術直後から変化を感じられます。
仕上がりの自然さ
スムースリフトは自分自身の組織を引き締めるため、より自然な仕上がりになります。ヒアルロン酸は入れすぎると不自然なボリュームが出ることがあります。
併用のメリット
両者を併用することで、スムースリフトで全体を引き締めた上で、残った深い溝にヒアルロン酸で仕上げるという相乗効果が得られます。
スムースリフトで最も多い「失敗」は、期待したほどの効果を感じられないというケースです。
原因
・たるみの原因がSMAS筋膜や骨格にあり、スムースリフトの作用範囲外だった
・皮下脂肪が厚すぎて熱エネルギーが十分に届かなかった
・1回の施術で効果を判断してしまった(本来は3〜5回必要)
・照射出力が弱すぎた
対策
・事前カウンセリングで適応かどうかを慎重に見極める
・頬のつまみ具合や脂肪の厚さを確認してもらう
・初回から効果を期待しすぎず、複数回の施術を前提として計画を立てる
・実績のある医師に適切な出力で照射してもらう
通常は数日で治癒する口内炎や水疱が、1週間以上長引いたというケースがあります。
原因
・照射出力が過剰だった
・もともと口腔内に炎症やヘルペスがあった
・施術後に刺激の強い食べ物を摂取した
・体調不良や免疫力低下の状態で施術を受けた
対策
・ヘルペス既往歴がある場合は事前に申告し、予防薬を処方してもらう
・口内炎がある状態では施術を延期する
・施術後数日間は刺激物を避ける
・体調が優れないときは無理に施術を受けない
以前受けたクリニックでは効果を感じたのに、別のクリニックでは効果が薄かったというケースがあります。
原因
・使用している機器のスペックや照射モードが異なる
・照射出力やショット数の設定が異なる
・医師の技術・経験の差
対策
・フォトナ社の正規機器(SPダイナミスなど)を導入しているか確認する
・スムースリフトの症例数が豊富なクリニックを選ぶ
・照射パラメータについて説明を受け、納得してから施術を受ける
スムースリフトは機器の性能だけでなく、医師の経験と技術によって効果に大きな差が出る施術です。以下のポイントを参考に、信頼できるクリニック・医師を選びましょう。
スムースリフトはFotona社製のレーザー(SPダイナミス、ライトウォーカーなど)で行う施術です。類似の名称で別メーカーの機器を使用しているケースもあるため、「フォトナ」の正規機器を導入しているか確認しましょう。また、自動照射アーム「Tランナー」を搭載した機器は、打ち漏れがなく均一な照射が可能なため、より安定した効果が期待できます。
スムースリフトは口腔内という特殊な部位への照射となるため、口腔内治療の経験が豊富な医師が望ましいです。歯科医師が美容医療に参入してスムースリフトを提供しているケースも増えており、口腔内の解剖学に精通しているという点で安心感があります。
美容皮膚科・美容外科の医師であれば、フォトナレーザーの症例数が100例以上あるかどうかを目安にすると良いでしょう。
すべての方にスムースリフトが適しているわけではありません。良心的な医師は、効果が出にくいと判断した場合は正直に伝え、別の治療法を提案してくれます。「誰にでも効果があります」と断言するクリニックは避け、メリット・デメリットを丁寧に説明してくれる医師を選びましょう。
万が一、口内炎や水疱などのトラブルが生じた場合に、適切に対応してもらえる体制があるか確認しましょう。施術後の経過観察や、効果が不十分だった場合の再照射対応など、アフターケアが充実しているクリニックを選ぶことが大切です。

出展先:https://www.biyougeka.com/
聖心美容クリニックは開院32年の実績を持ち、全国11院を展開する美容外科・美容皮膚科です。
フォトナ4Dによるスムースリフト(スマイルリフト)は看護師ではなく医師が施術を担当し、出力調整や照射角度など専門技術を活かした治療が特徴です。
六本木院のほか横浜院・福岡院でもフォトナ4D施術に対応しています。
【聖心美容クリニック 六本木院 医師】 川島 裕平先生
慶應義塾大学医学部皮膚科学教室出身で、日本レーザー医学会レーザー専門医および日本皮膚科学会認定皮膚科専門医の資格を保有しています。
皮膚科領域とレーザー治療双方に精通しており、フォトナ4Dをはじめとするレーザー施術を得意としています。
Q.スムースリフトは何回受ければ効果が出ますか?
A.推奨されるのは3〜4週間間隔で3〜5回の施術を1クールとして受けることです。1回目から効果を実感する方もいますが、コラーゲン新生による本格的なリフトアップ効果は2〜3回目以降に現れることが多いです。たるみの程度が軽い方は3回程度、中程度〜重度の方は5回以上が目安となります。1クール終了後は年1回程度のメンテナンスで効果を維持できます。
Q.スムースリフトとスマイルリフトは同じ施術ですか?
A.基本的には同じ施術を指します。スムースリフトは照射モード(SMOOTHモード)に由来する名称で、スマイルリフトは「口角が上がって笑顔になる」というイメージから付けられた名称です。クリニックによって呼び方が異なりますが、使用する機器(フォトナ社製エルビウムヤグレーザー)と施術内容は同じです。ただし、皮膚表面からの照射を組み合わせたコースを独自の名称で呼んでいるクリニックもあるため、具体的な施術内容は確認することをおすすめします。
Q.スムースリフトを受けられない人はいますか?
A.以下の方は施術を受けられない、または注意が必要です。
・ヘルペスの既往がある方(再発リスクがあるため予防投薬が必要)
・現在口内炎がある方(炎症が悪化する可能性)
・光過敏症・光アレルギーの方
・てんかんの既往がある方
・妊娠中・授乳中の方
・重度の花粉症で口腔内に炎症がある方
これらに該当する場合は、必ず事前に医師に申告してください。
美容医療相談室に届いたスムースリフトの美容医療&美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
美容医療相談室では、みなさまからお寄せいただいた体験談やご意見を元に、治療法に関する情報提供や名医の紹介を行っています。 「治療を受けたことがある」「カウンセリングに行ってみた」「友人が治療を受けた」など、ぜひ口コミ・体験談情報をお寄せください!
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