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スレッドリフトは、特殊な医療用の糸（スレッド）を皮膚の下に挿入し、たるんだ皮膚や脂肪を物理的に引き上げる美容施術です。
メスを使った切開リフト（フェイスリフト手術）と異なり、針穴程度の傷で済むため「切らないリフトアップ」として人気があります。
使用する糸にはコグ（棘・トゲ）と呼ばれる突起がついており、これが皮下組織に引っかかることで皮膚を持ち上げた状態で固定します。
糸の素材は時間とともに体内で分解・吸収されるものが主流で、PDO（ポリジオキサノン）、PCL（ポリカプロラクトン）、PLA（ポリ乳酸）などが代表的です。
スレッドリフトに使用される糸は、素材や形状によって効果の持続期間や引き上げ力が異なります。
PDO（ポリジオキサノン）は医療用縫合糸として長年使用されてきた素材で、体内で約6〜8ヶ月かけて分解されます。比較的柔らかく、初心者にも扱いやすい糸です。
PCL（ポリカプロラクトン）は分解速度が遅く、約24〜36ヶ月かけてゆっくり吸収されます。持続期間が長いのが特徴です。
PLA（ポリ乳酸）は約12〜18ヶ月で分解され、PDOとPCLの中間的な位置づけです。
また、糸の形状にはモノフィラメント（1本糸）、スクリュー型、コグ付きなどがあり、引き上げ力を重視する場合はコグ付きの糸が選ばれます。
クリニックで使用される糸リフトには様々なブランドがあります。
テスリフト（TESSLIFT）は、PDO素材のコグ糸に3Dメッシュ構造を組み合わせた製品で、周囲の組織がメッシュに入り込むことで強固な固定力を発揮します。
ミントリフト（MINT LIFT）は、PCL素材を使用した韓国製の糸で、コグの配列が特徴的で持続期間が長いとされています。
VOVリフトはPCLとPLA、PDOの3種類の素材を組み合わせた複合素材で、長期的なコラーゲン生成を促します。
シルエットソフトはPLLA（ポリL乳酸）製の吸収性コーンが付いた糸で、ヨーロッパで広く使用されています。
施術はまずカウンセリングでたるみの状態を診察し、糸を挿入する位置やデザインを決定します。
施術当日は洗顔後、挿入部位に局所麻酔を注射します。麻酔が効いたら、こめかみや耳の前の生え際付近から専用の針（カニューレ）を使って糸を皮下に通していきます。
糸を適切な位置に配置したら、引き上げ具合を確認しながら余分な糸をカットして終了です。
片側で3〜5本程度の糸を使用することが多く、両側で6〜10本が目安となります。施術時間は約30分〜1時間程度です。
スレッドリフトで改善が期待できる悩みは多岐にわたります。
フェイスラインのたるみでは、頬からあごにかけてのもたつきを引き上げ、シャープな輪郭を作ります。
ほうれい線は、頬の脂肪を上方に移動させることで溝を浅くする効果があります。
マリオネットライン（口角から下に伸びる溝）も、下垂した組織を持ち上げることで目立たなくなります。
ゴルゴライン（目頭から頬にかけての溝）にも、糸の挿入位置によっては効果が期待できます。
また、糸が挿入されることで周囲の組織に微細な傷がつき、それを修復しようとしてコラーゲンが生成されます。これにより、糸が吸収された後も肌のハリや弾力が維持される効果があります。
効果の持続期間は糸の種類にもよりますが、一般的に1〜2年程度です。
スレッドリフトには、切開を伴うフェイスリフト手術にはない以下のようなメリットがあります。
切開リフトでは2〜3週間の腫れや内出血が続き、抜糸や通院も必要ですが、スレッドリフトは針穴程度の傷しかできないため、3〜7日程度で腫れが落ち着きます。
翌日からメイクが可能なケースも多く、仕事を長期間休めない方でも受けやすい施術です。
全身麻酔ではなく局所麻酔で行えるため、体への負担も軽く、施術後すぐに帰宅できます。
糸を挿入する際の傷は針穴程度（約1〜2mm）で、しかも髪の生え際やこめかみなど目立たない位置に作ります。
切開リフトのように耳の周りに長い傷跡が残る心配がなく、傷跡を気にする方にも適しています。
針穴は通常数日〜1週間で目立たなくなり、完全に消失します。
スレッドリフトは糸で物理的に皮膚を引き上げるため、施術直後からリフトアップ効果を実感できます。
ヒアルロン酸注入やボトックスのように間接的に改善するのではなく、直接的にたるみを持ち上げるため、変化が分かりやすいのが特徴です。
ただし、施術直後は腫れの影響で引き上げ過ぎに見えることもあり、最終的な仕上がりは2週間〜1ヶ月後に落ち着きます。
スレッドリフトは糸を皮下に挿入する施術のため、仕上がりに納得がいかない場合や合併症が起きた場合、糸を抜去することで元に戻すことが可能です。
切開リフトや脂肪吸引のように組織を切除・除去してしまう施術と異なり、「やり直しがきく」という安心感があります。
ただし、挿入から時間が経つと周囲の組織が糸に癒着するため、抜去が難しくなることもあります。
スレッドリフトで使用する糸は体内で分解・吸収される素材のため、永続的な効果は得られません。
PDO糸で約6〜12ヶ月、PCL糸でも約1.5〜2年程度で効果が薄れてきます。
糸が吸収された後もコラーゲン生成による肌質改善効果は残りますが、リフトアップ効果を維持するには定期的な再施術が必要です。
切開リフトが5〜10年持続するのと比較すると、コストパフォーマンスの面で劣る場合があります。
糸を挿入する際に皮下の血管を傷つけることで内出血が起こることがあります。
特に頬やこめかみは血管が豊富な部位のため、約30〜50%の確率で内出血が生じるとされています。
内出血は1〜2週間で自然に消失しますが、その間はコンシーラーなどで隠す必要があります。
腫れは3〜7日程度で落ち着きますが、むくみやすい体質の方は長引くこともあります。
対策
施術前1週間は血液をサラサラにする作用のある魚油サプリメント、ビタミンE、アスピリンなどの服用を避けることでリスクを軽減できます。
糸のコグ（棘）が皮膚表面に近い位置に入ってしまったり、糸の張力が強すぎたりすると、皮膚表面に引きつれや凹凸が生じることがあります。
特に笑ったり大きく口を開けたりすると、不自然なシワやひきつりが目立つことがあります。
原因
糸を挿入する深さが浅すぎる、または糸の本数が多すぎることが主な原因です。
対策
軽度の引きつれは2〜4週間で組織がなじんで改善することが多いですが、改善しない場合は糸の抜去や調整が必要になることもあります。経験豊富な医師を選ぶことが最大の予防策です。
糸という異物を体内に挿入するため、細菌感染のリスクがあります。
感染が起きると、挿入部位の発赤・腫れ・痛み・膿が生じ、重症化すると糸を抜去して抗生剤治療が必要になります。
発生頻度は1%未満と低いですが、糖尿病や免疫機能が低下している方はリスクが高まります。
対策
施術前後の清潔管理を徹底し、処方された抗生剤を指示通り服用することが重要です。施術後数日間は施術部位を触らないようにしましょう。
まれに、挿入した糸の端が皮膚から飛び出してくることがあります。
これは糸の固定が不十分だった場合や、挿入位置が浅すぎた場合に起こります。
対策
露出した糸は自分で引っ張らず、速やかにクリニックを受診して処置を受けてください。飛び出した部分をカットするだけで済むことが多いです。
スレッドリフトは局所麻酔で行われるのが一般的です。
糸を挿入する部位（こめかみ、頬、フェイスラインなど）にリドカインなどの局所麻酔薬を注射します。
痛みに敏感な方や不安が強い方には、局所麻酔に加えて笑気麻酔（亜酸化窒素吸入）や静脈麻酔（点滴による鎮静）を併用するクリニックもあります。
笑気麻酔は意識はあるものの、ぼんやりとリラックスした状態になり、痛みや恐怖心を軽減できます。
静脈麻酔を使用する場合は、施術中はほぼ眠った状態になるため痛みを感じることはありませんが、施術後数時間は眠気が残ります。
局所麻酔がしっかり効いていれば、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。
ただし、麻酔を注射する際のチクッとした痛みと、糸を通す際の圧迫感や引っ張られる感覚は感じることがあります。
特に糸を引き上げる瞬間は、麻酔が効いていても「グッと引っ張られる」感覚を覚える方が多いです。
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が「思っていたより痛くなかった」と感想を述べています。
麻酔の効きが悪い場合は、追加で麻酔を注射してもらえるので、遠慮せず医師に伝えましょう。
麻酔が切れた後は、鈍い痛みや違和感を感じることがあります。
痛みのピークは施術当日〜翌日で、「筋肉痛のような痛み」「突っ張る感じ」と表現されることが多いです。
痛みの程度は市販の鎮痛剤で対処できるレベルで、クリニックから処方される痛み止めを服用すれば日常生活に支障はありません。
3〜5日程度で痛みは軽減し、1週間経てばほとんど気にならなくなります。
ただし、口を大きく開ける、硬いものを噛むなどの動作は2週間程度控えることが推奨されます。これらの動作で引きつれや痛みが増すことがあるためです。
スレッドリフトのダウンタイムは比較的短いですが、完全に落ち着くまでには段階があります。以下に典型的な経過を示します。
施術直後
麻酔の影響で顔が腫れぼったく、むくんだ状態になります。引き上げ効果がはっきり見えますが、やや引き上げすぎに見えることもあります。針穴からわずかに出血することがありますが、圧迫すれば止まります。
当日〜翌日
腫れと内出血がピークを迎えます。頬やこめかみに青紫色の内出血が出ることがありますが、メイクで隠せる程度です。痛みは鎮痛剤で対処できます。洗顔やシャワーは可能ですが、施術部位を強くこすらないようにしましょう。
2〜3日後
腫れが徐々に引き始めます。内出血は黄色〜茶色に変化しながら薄くなっていきます。軽いメイクが可能になりますが、ファンデーションを厚塗りするのは避けてください。引きつれ感や突っ張り感が気になる時期ですが、徐々に改善します。
1週間後
腫れはほぼ落ち着き、内出血も目立たなくなります。針穴の傷跡もほぼ分からなくなります。軽い運動（ウォーキング程度）は再開できますが、激しい運動やサウナはまだ控えてください。フェイシャルエステやマッサージも1ヶ月間は避けましょう。
2週間〜1ヶ月後
引きつれ感がなくなり、糸が周囲の組織になじんで自然な仕上がりになります。この時期が施術の最終的な効果を判断する目安です。激しい運動やサウナも解禁されます。
ダウンタイムを短くするコツ
施術後48時間は飲酒を控え、1週間は激しい運動・長時間の入浴・サウナを避けてください。就寝時は頭を少し高くして寝ると、むくみが軽減されます。処方された薬は指示通りに服用しましょう。
スレッドリフトの料金は、使用する糸の種類・本数・クリニックによって大きく異なります。
一般的な相場として、1本あたり1万〜5万円程度で設定されていることが多いです。
たるみを改善するには通常片側3〜5本、両側で6〜10本程度を使用するため、1回の施術で10万〜50万円程度が目安となります。
PDO糸は比較的安価で1本1万〜2万円程度、PCL糸やテスリフトなどの高機能糸は1本3万〜5万円程度と高めに設定されています。
糸リフトの料金には以下の項目が含まれていることが多いですが、クリニックによって異なるため事前に確認が必要です。
糸の費用
糸自体の材料費です。使用本数に応じて変動します。
技術料
医師の施術に対する費用です。糸代に含まれている場合と、別途発生する場合があります。
麻酔代
局所麻酔は料金に含まれていることが多いですが、笑気麻酔や静脈麻酔を追加する場合は5,000〜2万円程度の追加料金が発生します。
診察料・再診料
初診料やカウンセリング料が別途かかるクリニックもあります。術後の経過観察（再診）は無料のところが多いです。
薬代
抗生剤や痛み止めの処方は料金に含まれていることがほとんどです。
糸リフトの効果持続期間は1〜2年程度のため、長期的なコストを考えると切開リフトの方が経済的な場合もあります。
例えば、30万円の糸リフトを5年間で3回受けると90万円ですが、切開リフト（100〜150万円）は1回で5〜10年持続します。
ただし、切開リフトはダウンタイムが2〜4週間と長く、傷跡のリスクもあるため、単純に費用だけで比較することはできません。
40代前半で軽度のたるみであれば糸リフトで十分な効果が得られますが、60代以上で皮膚の余りが多い場合は切開リフトの方が適していることもあります。
また、初回は安価なキャンペーン価格で提供しているクリニックもありますが、2回目以降は通常料金になることが多いため、長期的な費用も確認しておきましょう。
どちらもたるみを改善する施術ですが、アプローチや効果の持続期間が大きく異なります。
効果の持続期間
スレッドリフトは1〜2年、切開リフトは5〜10年持続します。長期的な効果を求めるなら切開リフトが優れています。
ダウンタイム
スレッドリフトは3〜7日で社会復帰可能ですが、切開リフトは腫れや内出血が2〜4週間続き、抜糸も必要です。
傷跡
スレッドリフトは針穴程度でほぼ目立ちません。切開リフトは耳の周りに数センチの傷跡が残りますが、髪で隠れる位置に作られます。
適応
スレッドリフトは軽度〜中等度のたるみに適しています。皮膚の余りが多い重度のたるみには切開リフトが効果的です。
HIFU（高密度焦点式超音波）は、ウルセラやウルトラフォーマーⅢなどの機器を使い、超音波の熱エネルギーでSMAS層（皮膚を支える筋膜）を収縮させる施術です。
メカニズムの違い
スレッドリフトは糸で物理的に引き上げます。HIFUは熱で組織を収縮させ、コラーゲン生成を促して引き締めます。
即効性
スレッドリフトは施術直後から効果を実感できます。HIFUは効果が出るまで1〜3ヶ月かかります。
引き上げ力
明確な引き上げ効果はスレッドリフトが勝ります。HIFUは「引き締め」「タイトニング」の効果が中心で、たるみが強い場合は物足りないことがあります。
ダウンタイム
HIFUはほぼダウンタイムがなく、直後からメイク可能です。スレッドリフトは数日〜1週間程度の腫れがあります。
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線やマリオネットラインの溝にジェル状の製剤を注入してボリュームを補い、たるみを目立たなくする施術です。
アプローチの違い
スレッドリフトはたるみを「引き上げる」施術、ヒアルロン酸は凹みを「埋める」施術です。
適応部位
スレッドリフトはフェイスライン全体のたるみに効果的です。ヒアルロン酸はほうれい線、ゴルゴライン、こめかみの凹みなどピンポイントの改善に向いています。
持続期間
スレッドリフトは1〜2年、ヒアルロン酸は製剤により6ヶ月〜2年程度です。
組み合わせ
両者は併用されることも多く、糸で全体を引き上げた後にヒアルロン酸で細かい溝を補正する「コンビネーション治療」が効果的です。
「糸リフトを受けたのにほとんど変化がなかった」「1ヶ月で元に戻った」という失敗談があります。
原因
糸の本数が少なすぎる、糸の挿入位置や角度が不適切、たるみの程度に対して糸リフトが適応外だった、などが原因として考えられます。また、皮下脂肪が多い方は糸だけでは支えきれず、効果が出にくいことがあります。
対策
カウンセリング時に期待できる効果を具体的に確認し、必要であれば糸の本数を増やすか、他の施術との併用を検討しましょう。糸リフト単独では限界がある場合は、脂肪溶解注射や切開リフトを提案してもらうことも大切です。
片側だけ引き上がりすぎている、または左右で効果に差があるという失敗例です。
原因
元々の顔の左右差を考慮せずに同じ本数・位置で施術した場合や、片側の糸の張力が強すぎた場合に起こります。術後の腫れ方にも左右差があるため、直後は左右差が目立ちやすいです。
対策
術後2週間〜1ヶ月は経過を見守りましょう。腫れが引いて組織がなじむと改善することが多いです。それでも左右差が気になる場合は、追加で糸を入れる、または片側の糸を調整するなどの修正が可能です。
笑ったときに頬に不自然なシワができる、皮膚表面に凹凸がある、という状態です。
原因
糸の挿入層が浅すぎる（皮膚に近すぎる）と、コグが皮膚を引っ張って凹凸が生じます。また、糸の張力が強すぎると、表情を作ったときに不自然な引きつれが目立ちます。
対策
軽度であれば2〜4週間で組織がなじんで改善します。改善しない場合は、糸の張力を緩める処置や、糸の抜去が必要になることもあります。経験豊富な医師による施術が最大の予防策です。
施術後1ヶ月以上経っても痛みやしびれが続くケースがあります。
原因
糸が神経の近くを通っている、または糸のコグが神経を刺激している可能性があります。また、感染による炎症が原因のこともあります。
対策
施術後2週間以上経っても強い痛みやしびれが続く場合は、早めにクリニックを受診してください。糸の位置調整や抜去が必要になる場合があります。
スレッドリフトは医師の技術によって仕上がりに大きな差が出る施術です。以下のポイントを参考に、信頼できる医師を選びましょう。
スレッドリフトは顔の解剖学に関する深い知識が必要です。皮下の血管や神経の走行を理解していないと、内出血や神経損傷のリスクが高まります。
日本形成外科学会専門医または日本美容外科学会専門医（JSAPS）の資格を持つ医師は、形成外科の基礎トレーニングを修了しており、解剖学的知識が担保されています。
資格がなくても優れた医師はいますが、一つの判断材料として確認しましょう。
糸リフトは経験によって技術が磨かれる施術です。年間100症例以上の経験がある医師であれば、様々なたるみのパターンに対応できる可能性が高いです。
クリニックのホームページやSNSでビフォーアフター写真を確認し、自分の悩みと似た症例があるか、仕上がりが自然かをチェックしましょう。
同じ患者さんの正面・斜め・横からの写真が揃っていると信頼性が高いです。
糸にはそれぞれ特徴があり、たるみの部位や程度によって最適な糸は異なります。
1種類の糸しか扱っていないクリニックよりも、複数の糸を使い分けているクリニックの方が、患者さん一人ひとりに合った提案ができます。
カウンセリングで「なぜこの糸を選ぶのか」を論理的に説明してもらえるかどうかも、医師の知識を測る指標になります。
良いことばかり言う医師よりも、糸リフトの限界やリスクを正直に説明してくれる医師の方が信頼できます。
「糸リフトでは難しいので切開リフトの方が良い」「ヒアルロン酸との併用をおすすめする」など、糸リフト以外の選択肢も提案してくれる医師は、患者さんの利益を考えています。
カウンセリングで質問した際に、分かりやすく丁寧に答えてくれるかどうかも重要なポイントです。
糸リフトは術後のトラブル対応が重要です。万一、引きつれや感染が起きた場合に、すぐに対応してもらえる体制があるか確認しましょう。
術後の検診が無料、夜間の緊急連絡先があるなどのサポートがあるクリニックを選ぶと安心です。
「施術後に何かあったらどうすればいいですか」と事前に質問しておくとよいでしょう。
出展先：https://www.veriteclinic.or.jp/
ヴェリテクリニックは、すべての医師が形成外科出身という技術重視のクリニックで、東京・名古屋・大阪に展開しています。
糸リフト施術ではPDOやPCL素材のコグリフトから、3Dメッシュ構造のテスリフト、溶けない糸を使用するスプリングアプトスまで幅広い選択肢を用意。
たるみの程度や患者さんの希望に応じて糸の種類と本数を柔軟に提案してもらえる点が強みです。
3Dシミュレーションを活用したカウンセリングで仕上がりイメージを共有できます。
【ヴェリテクリニック 理事長】 福田慶三先生
福田先生は日本形成外科学会専門医と日本美容外科学会（JSAPS）専門医のダブル資格を持ち、美容外科歴35年以上のベテランです。
顔の解剖学に精通し、糸リフトから切開フェイスリフトまで幅広いたるみ治療を手がけています。
他院修正にも対応する高い技術力が特徴です。
出展先：https://www.biyougeka.com/
聖心美容クリニックは開院30年以上の実績を持ち、全国11院を展開する美容医療の大手クリニックです。
糸リフト分野ではTESSリフト（テスリフト）を中心に、プレミアムディメンショナルリフトや溶けない糸のスプリングスレッドリフトなど複数の施術を提供。
患者さんのたるみの状態に合わせてコンビネーション治療の提案も行っています。
独自の「ZIG-ZAGテクニック」によりリフトアップ力を保ちながら術後の不快感を軽減する工夫がされています。
【聖心美容クリニック 銀座院院長】 牧野陽二郎先生
牧野先生は日本形成外科学会認定専門医・指導医の資格を持ち、大学病院形成外科で医局長・診療部長を歴任した経歴を持つ実力派です。
聖心美容クリニック全国で手術件数4年連続1位という実績があり、フェイスリフトや糸リフトなどの若返り治療を数多く手がけています。
Q.スレッドリフトは何歳から受けられますか？また、何歳まで効果がありますか？
A.法的な年齢制限はありませんが、一般的には30代後半〜50代の方に最も適しています。20代では多くの場合たるみがまだ軽度のため、HIFUなどの引き締め施術で十分なことが多いです。60代以上でも施術は可能ですが、皮膚の余りが多い場合は糸だけでは効果が限定的で、切開リフトを勧められることもあります。年齢よりも「たるみの程度」と「皮膚の状態」で適応が決まります。
Q.スレッドリフトとHIFU、どちらを先に受けるべきですか？
A.一般的にはスレッドリフトを先に行い、その後HIFUでメンテナンスするパターンが推奨されます。スレッドリフトで物理的にたるみを引き上げた後、HIFUで引き締め効果を加えると相乗効果が得られます。ただし、両方を同日に行うことはできず、通常1〜3ヶ月の間隔を空ける必要があります。また、軽度のたるみであればHIFUだけで満足できることもあるため、カウンセリングで医師に相談してください。
Q.糸リフト後、MRI検査は受けられますか？
A.はい、問題なく受けられます。スレッドリフトに使用される糸（PDO、PCL、PLAなど）は非金属のため、MRIの強力な磁場の影響を受けません。CTスキャンやレントゲン撮影も同様に問題ありません。ただし、検査を受ける際には、糸リフトを受けていることを医師や技師に伝えておくと、画像診断の際に糸が映り込んでも驚かれることがありません。
美容医療相談室に届いたスレッドリフト(糸リフト)の美容医療＆美容整形の口コミ・体験談です。
※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。
美容医療相談室では、みなさまからお寄せいただいた体験談やご意見を元に、治療法に関する情報提供や名医の紹介を行っています。 「治療を受けたことがある」「カウンセリングに行ってみた」「友人が治療を受けた」など、ぜひ口コミ・体験談情報をお寄せください！
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