HIFU(ハイフ)

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HIFU(ハイフ)の内容・効果

HIFU(ハイフ)とは

HIFU(ハイフ)は、High Intensity Focused Ultrasound(高密度焦点式超音波)の略称で、超音波エネルギーを皮膚の深部に集中させて熱を発生させ、たるみを引き締める美容施術です。
虫眼鏡で太陽光を一点に集めると熱が発生するのと同じ原理で、超音波を皮膚の狙った深さに集中させることで、表皮を傷つけずに内側から引き締め効果を得ることができます。
もともとは前立腺がんなどの治療に使われていた医療技術を美容分野に応用したもので、メスや針を使わない「切らないリフトアップ」として人気を集めています。


HIFUの作用メカニズム

HIFUは超音波エネルギーを皮膚の特定の深さに集束させ、その点に約60〜75℃の熱を発生させます。
この熱によって起こる変化は主に2つあります。
1つ目は、熱によるタンパク質の収縮です。皮膚や筋膜に含まれるコラーゲンは熱を加えると縮む性質があり、これにより即時的な引き締め効果が得られます。
2つ目は、熱ダメージを修復しようとする過程で起こるコラーゲンの新生です。体が傷を治そうとする自然な反応を利用して、新しいコラーゲンが生成され、施術後2〜3ヶ月かけて徐々に肌のハリや弾力がアップしていきます。


HIFUがアプローチする層

HIFUの大きな特徴は、これまでメスを入れなければ届かなかったSMAS層(スマス層)にアプローチできる点です。
SMAS層とは、皮膚と筋肉の間にある薄い筋膜のことで、顔のたるみに大きく関わっています。フェイスリフト手術ではこのSMAS層を引き上げることでリフトアップ効果を得ますが、HIFUは切開せずに同じ層に働きかけることができます。
使用するカートリッジ(照射ヘッド)によって到達深度を変えることができ、一般的には1.5mm(表皮〜真皮浅層)3.0mm(真皮深層〜皮下脂肪浅層)4.5mm(SMAS層)の3種類を使い分けます。
顔の部位によって皮膚の厚さが異なるため、額や目周りには浅いカートリッジ、頬やフェイスラインには深いカートリッジを使用するのが一般的です。


代表的なHIFU機器

HIFUにはさまざまなメーカーの機器があり、それぞれ特徴が異なります。
ウルセラ(Ulthera)は、FDA(米国食品医薬品局)から「リフトアップ」効果で承認を受けた唯一の機器で、HIFUの代名詞的存在です。照射出力が高く効果も強い反面、痛みを感じやすい傾向があります。
ウルトラフォーマーⅢは韓国製の機器で、照射スピードが速く、ウルセラに比べて痛みが軽減されています。1.5mm・2.0mm・3.0mm・4.5mmと4種類のカートリッジがあり、細かい部位にも対応できます。
ダブロゴールドも韓国製で、照射面積が広く、比較的短時間で施術が完了します。
ソノクイーンは痛みが少なく、目元や眉下など皮膚が薄い部位への照射に適しています。
ウルトラセルQ+は照射速度が非常に速く、顔全体を約10〜15分で施術できるのが特徴です。


期待できる効果

HIFUで期待できる主な効果は以下の通りです。
フェイスラインの引き締めでは、頬からあごにかけてのもたつきが改善され、シャープな輪郭を目指せます。
ほうれい線・マリオネットラインの軽減では、頬の位置が上がることで溝が浅くなり、若々しい印象になります。
目元・額のたるみ改善では、まぶたの重さや額のシワが軽減されます。
肌のハリ・弾力アップでは、コラーゲン新生により肌質そのものが改善されます。
小顔効果では、引き締めによりフェイスラインが整い、顔が小さく見える効果があります。
効果の持続期間は一般的に6ヶ月〜1年程度で、定期的なメンテナンスを行うことで効果を維持できます。

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HIFU(ハイフ)のメリット

HIFUには、他のたるみ治療にはない以下のようなメリットがあります。


ダウンタイムがほとんどない

HIFUは皮膚の表面を傷つけずに深部にアプローチするため、施術直後からメイクが可能で、日常生活にすぐに戻れます。
糸リフトのように腫れや内出血が続くこともなく、フェイスリフト手術のように長期の休みを取る必要もありません。
仕事を休めない方や、周囲に気づかれたくない方でも受けやすい施術です。
赤みや軽い腫れが出ることもありますが、多くの場合は数時間〜1日で落ち着きます。


メスや針を使わず安全性が高い

HIFUは超音波を照射するだけの施術なので、切開や注射による傷跡が残る心配がありません。
感染症のリスクも極めて低く、異物を体内に入れることもないため、アレルギー反応の心配も少ないです。
FDA承認を受けた機器も存在し、適切に使用すれば安全性の高い施術といえます。
ただし、高いエネルギーを使用する施術であるため、医師の技術や機器の設定が重要になります。


自然な仕上がりで効果が徐々に現れる

HIFUは即時効果と遅延効果の両方があり、自然な若返りを実現できます。
施術直後は熱によるコラーゲン収縮で引き締まった感覚を得られ、その後2〜3ヶ月かけてコラーゲン新生による効果が現れます。
急激な変化ではなく徐々に効果が出るため、周囲から「整形した」と気づかれにくいのが特徴です。
糸リフトのように引きつれ感が出ることも少なく、自然な表情を保てます。


施術時間が短い

HIFUの施術時間は、顔全体でも約30分〜1時間程度です。
機器によってはさらに短時間で済むものもあり、ウルトラセルQ+なら顔全体を約10〜15分で施術できます。
昼休みや仕事帰りにも受けやすく、忙しい方でも無理なく続けられます。
ただし、カウンセリングや施術後の説明を含めると、クリニック滞在時間は1〜2時間程度見ておく必要があります。

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HIFU(ハイフ)のデメリット・リスク

痛みを感じることがある

HIFUは皮膚深部に熱を発生させるため、照射中に痛みを感じることがあります。
特に骨に近い部位(額、あご、頬骨周辺)は超音波が骨に響きやすく、「骨に電気が走るような痛み」と表現されることもあります。
痛みの程度は使用する機器の出力設定や、照射する部位によって異なります。ウルセラは効果が高い反面、痛みを強く感じやすい傾向があり、ソノクイーンウルトラフォーマーⅢは比較的痛みが軽減されています。

対策
痛みに敏感な方は、麻酔クリームの塗布や笑気麻酔の併用を相談しましょう。また、出力を下げて照射回数を増やす方法もあります。


火傷・水ぶくれのリスク

HIFUは高温の熱を発生させる施術のため、適切に行われないと火傷を起こす可能性があります。
特に皮膚が薄い部位や、過去に同じ場所を何度も施術した部位は注意が必要です。
火傷が起こる主な原因は、カートリッジの選択ミス(皮膚の厚さに対して深度が浅すぎる)、出力設定が高すぎる、照射位置の重複などです。

対策
経験豊富な医師のもとで施術を受けることが最大の予防策です。前回の施術から十分な間隔(3ヶ月以上)を空けることも重要です。


神経損傷のリスク

顔には多くの神経が走っており、不適切な照射によって神経が損傷すると、しびれや麻痺が生じる可能性があります。
特に注意が必要なのは、額の眼窩上神経、頬の頬骨神経、あご周辺の下顎神経です。
神経損傷が起こると、その部位の感覚が鈍くなったり、表情が動かしにくくなったりすることがあります。
多くの場合は一時的なもので数週間〜数ヶ月で回復しますが、まれに後遺症が残ることもあります。

対策
解剖学を熟知した医師を選び、神経の走行を考慮した照射を行ってもらいましょう。エステサロンでのHIFUは医師が行わないため、リスクが高まります。


効果を実感できないことがある

HIFUの効果には個人差があり、期待したほどの効果を感じられない方もいます。
効果が出にくい原因としては、たるみが重度で糸リフトや切開リフトが必要なレベルである場合、皮下脂肪が少なすぎる場合、コラーゲン生成力が低下している場合などが挙げられます。
また、効果は2〜3ヶ月かけて徐々に現れるため、施術直後に「効果がない」と判断するのは早すぎます。

対策
カウンセリングでたるみの状態をしっかり診察してもらい、HIFUが適しているか確認しましょう。重度のたるみには糸リフトやフェイスリフト手術を勧められることもあります。

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HIFU(ハイフ)の痛み・麻酔

施術中の痛み

HIFUは超音波を皮膚深部に集束させて熱を発生させるため、照射中に独特の痛みを感じます。
痛みの感じ方は「骨に響くような痛み」「ピリピリとした刺激」「熱さを感じる」など人によってさまざまです。
特に痛みを感じやすい部位は、額、こめかみ、頬骨の上、あごのラインなど、骨に近い場所です。これは超音波が骨に当たって反響するためです。
一方、頬の中央や首など、脂肪が多く骨から離れた部位は比較的痛みを感じにくい傾向があります。
痛みの程度は機器によっても異なり、ウルセラは高出力のため痛みを強く感じやすく、ソノクイーンウルトラフォーマーⅢは照射速度が速く痛みが軽減されています。


使用される麻酔の種類

HIFUで使用される麻酔には主に以下の種類があります。

麻酔クリーム
施術の30分〜1時間前に照射部位に塗布する表面麻酔です。リドカインなどの局所麻酔成分が含まれており、皮膚表面の感覚を鈍らせます。多くのクリニックで使用されていますが、深部の痛みには効果が限定的です。

笑気麻酔
鼻から亜酸化窒素(笑気ガス)を吸入する麻酔です。意識はありますが、リラックスした状態になり、痛みへの不安が軽減されます。追加料金が3,000〜5,000円程度かかるクリニックが多いです。

静脈麻酔
点滴から鎮静剤を投与し、眠っている間に施術を行います。痛みを全く感じませんが、施術後にふらつきが残るため、当日の車の運転は禁止されます。対応しているクリニックは限られます。



術後の痛み

HIFUの術後は、強い痛みが続くことはほとんどありません。
施術直後〜数日間は、照射部位に軽い筋肉痛のような感覚や、触ると痛い(圧痛)という症状が出ることがあります。
これは熱によって組織がダメージを受けた正常な反応であり、特別な処置は必要ありません。
痛みのピークは施術当日〜翌日で、3日〜1週間程度で自然に消失します。
日常生活に支障が出るほどの痛みではなく、多くの方は痛み止めを使用せずに過ごせます。
もし痛みが2週間以上続いたり、激しい痛みがある場合は、神経損傷などの可能性があるため、施術を受けたクリニックに相談してください。

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HIFU(ハイフ)のダウンタイム

HIFUはダウンタイムがほとんどない施術として知られていますが、一時的な反応が出ることはあります。以下に典型的な経過を示します。


施術直後
照射部位に赤みや軽い腫れ、熱感が生じることがあります。ほとんどの場合、メイクで隠せる程度で、施術直後からメイク可能です。


数時間後
赤みや熱感は徐々に落ち着いてきます。まれにむくみが出ることがありますが、翌朝には改善していることがほとんどです。


1〜3日後
触ると軽い痛み(圧痛)を感じることがあります。筋肉痛のような感覚が続く方もいますが、日常生活に支障はありません。


1週間後
圧痛もほぼ消失し、施術前と変わらない状態に戻ります。この時点でコラーゲン収縮による引き締め効果を実感し始める方もいます。


1〜3ヶ月後
コラーゲン新生が進み、リフトアップ効果や肌のハリ感が徐々に現れてきます。効果のピークは2〜3ヶ月後です。


まれに見られる症状
内出血が出ることがまれにあります。これは照射時に毛細血管が傷ついたためで、1〜2週間で自然に消えます。また、神経への影響でしびれ感が出ることもありますが、ほとんどは一時的なもので数週間〜数ヶ月で回復します。


ダウンタイムを最小限にするコツ
施術後24時間は激しい運動や飲酒、サウナなど血行が促進される行為を避けてください。赤みや腫れが長引く原因になります。また、施術後は肌が敏感になっているため、日焼けにも注意が必要です。

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HIFU(ハイフ)の料金・費用

料金相場

HIFUの料金は、使用する機器、照射範囲、ショット数によって大きく異なります。
ウルセラは高価格帯で、顔全体で20万〜40万円程度が相場です。FDA承認機器であり、出力も高いことから、他の機器より高めに設定されています。
ウルトラフォーマーⅢダブロゴールドなどの韓国製機器は、顔全体で8万〜20万円程度と比較的手頃です。
ウルトラセルQ+ソノクイーンも同程度の価格帯で、5万〜15万円程度で受けられるクリニックもあります。
エステサロンでは1万〜3万円程度と安価に提供されていることがありますが、医療機器ではなく出力が低いエステ用機器を使用していることが多く、効果や安全性の面でリスクがあります。


料金の内訳

HIFUの料金には以下の要素が含まれていることが多いですが、クリニックによって異なるため事前に確認が必要です。

照射料金
施術そのものの費用です。ショット数によって変動するクリニックと、部位ごとに固定料金のクリニックがあります。

診察料・カウンセリング料
無料のところと、2,000〜5,000円程度かかるところがあります。

麻酔代
麻酔クリームは料金に含まれていることが多いですが、笑気麻酔は別途3,000〜5,000円程度かかることがあります。

再診料・アフターケア代
術後のフォローアップが無料か有料かを確認しておきましょう。



コストパフォーマンスの考え方

HIFUの効果持続期間は6ヶ月〜1年程度のため、年に1〜2回のメンテナンスが推奨されます。
例えば、15万円のHIFUを年1回受けると、年間コストは15万円です。5年間続けると75万円になります。
比較として、糸リフト(20〜50万円)は効果持続が1〜2年、フェイスリフト手術(100〜200万円)は効果持続が5〜10年程度です。
長期的なコストと効果のバランス、ダウンタイムの有無、希望するリフトアップの程度などを考慮して選択しましょう。
初めてHIFUを受ける場合は、いきなり高額なコースを契約するのではなく、1回の施術で効果や自分との相性を確認してから継続を検討することをおすすめします。

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HIFU(ハイフ)と他の施術の比較

HIFU vs 糸リフト

糸リフトは、コグ(トゲ)のついた医療用の糸を皮下に挿入し、物理的に皮膚を引き上げる施術です。代表的な糸にはテスリフトミントリフトVOVリフトなどがあります。

リフトアップ力
糸リフトは物理的に引き上げるため、即時的な効果は糸リフトの方が強く出ます。HIFUは引き締め効果が中心で、劇的な変化よりも自然な改善を目指します。

ダウンタイム
HIFUはほぼダウンタイムがありませんが、糸リフトは腫れや内出血が1〜2週間続くことがあります。

効果の持続期間
HIFU6ヶ月〜1年糸リフトは糸の種類にもよりますが1〜2年程度です。

向いている人
軽度〜中等度のたるみにはHIFU、中等度以上のたるみや即効性を求める方には糸リフトが適しています。両者を併用するケースもあります。


▽詳しい情報を知りたい方はこちらでも解説しているので参考にしてください
スレッドリフト(糸リフト)

HIFU vs RF(高周波)治療

RF(高周波)治療は、電磁波の一種である高周波エネルギーを使って真皮層を加熱し、コラーゲン生成を促す施術です。代表的な機器にサーマクールポテンツァエンディメッドなどがあります。

到達深度
HIFUSMAS層(4.5mm)まで到達しますが、RFは主に真皮層(約2〜3mm)への作用です。より深い層にアプローチしたい場合はHIFUが適しています。

得意な効果
HIFUはリフトアップ・たるみ改善に優れ、RFは肌の引き締め・毛穴改善・ハリ感アップに優れています。

施術回数
HIFU3〜6ヶ月に1回程度、RFは機器によりますが月1回程度の施術が推奨されることが多いです。

組み合わせ
HIFURFは作用する層が異なるため、併用することで相乗効果が期待できます。


▽詳しい情報を知りたい方はこちらでも解説しているので参考にしてください
サーミRF
フォトRF

HIFU vs フェイスリフト手術

フェイスリフト手術は、皮膚を切開してSMAS層を直接引き上げ、余った皮膚を切除する外科手術です。
効果の強さ
フェイスリフト手術は最も強力なリフトアップ効果があり、重度のたるみにも対応できます。HIFUは軽度〜中等度のたるみに適しています。

ダウンタイム
フェイスリフト手術は腫れや内出血が2〜4週間続き、完全に落ち着くまで数ヶ月かかります。HIFUはほぼダウンタイムがありません。

傷跡
フェイスリフト手術は耳の周りに傷跡が残りますが、髪で隠れる位置に作られます。HIFUは傷跡が全く残りません。

持続期間と費用
フェイスリフト手術5〜10年効果が持続し費用は100〜200万円程度。HIFU6ヶ月〜1年の持続で5〜40万円程度です。


▽詳しい情報を知りたい方はこちらでも解説しているので参考にしてください
フェイスリフト

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HIFU(ハイフ)の失敗・修正

効果が感じられなかった

「HIFUを受けたのにほとんど変化がなかった」「お金の無駄だった」という声があります。
原因
たるみの程度がHIFUの適応外だった(重度のたるみには効果が限定的)、出力設定が低すぎた、照射範囲や本数が不十分だった、効果が現れるまでの2〜3ヶ月を待たずに判断した、などが考えられます。また、もともと皮下脂肪が少なくたるみというより骨格の問題である場合も効果を感じにくいです。

対策
カウンセリングでたるみの原因と程度をしっかり診断してもらい、HIFUが適しているか確認しましょう。効果は即時ではなく2〜3ヶ月後にピークを迎えることを理解した上で判断することも大切です。


顔がこけた・頬がくぼんだ

HIFUを受けた後、頬がこけて老けて見えるようになったという失敗例があります。

原因
HIFUには脂肪を減少させる効果もあり、もともと皮下脂肪が少ない方や、高出力で何度も施術を受けた方に起こりやすい現象です。脂肪が減少すると頬の高さが失われ、かえって老けた印象になることがあります。

対策
脂肪が少ない方は医師にその旨を伝え、出力や照射範囲を調整してもらいましょう。また、短期間に何度もHIFUを受けるのは避け、3〜6ヶ月は間隔を空けることが推奨されます。


火傷・水ぶくれができた

施術後に照射部位に火傷の跡や水ぶくれができた例があります。

原因
出力設定が高すぎた、カートリッジの深度選択が不適切だった(皮膚が薄い部位に深いカートリッジを使用した)、同じ場所に重複して照射した、などが原因です。特に経験の浅い施術者や、エステサロンでの施術で起こりやすい傾向があります。

対策
医師が施術を行う医療機関を選びましょう。エステサロンでは医師が不在のため、万が一のトラブル時に適切な対応ができません。施術中に異常な熱さを感じたらすぐに施術者に伝えてください。


しびれ・麻痺が残った

施術後に顔の一部がしびれたり、表情が動かしにくくなったという例があります。

原因
照射によって顔面神経や感覚神経がダメージを受けたことが原因です。特に額の眼窩上神経、頬の頬骨神経周辺は注意が必要です。多くは一時的で数週間〜数ヶ月で回復しますが、まれに後遺症が残ることもあります。

対策
顔面の解剖学に詳しい形成外科専門医や美容外科専門医のいるクリニックを選びましょう。神経の走行を考慮した照射を行える技術が重要です。

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HIFU(ハイフ)の名医

HIFUは機器の設定や照射技術によって効果や安全性が大きく変わる施術です。以下のポイントを参考に、信頼できるクリニック・医師を選びましょう。


医師が施術を行うクリニックを選ぶ

HIFUはエステサロンでも提供されていますが、安全性と効果を求めるなら医療機関を選ぶことが重要です。
エステサロンで使用される機器は医療用ではなく出力が低い場合が多く、効果が限定的です。また、火傷や神経損傷などのトラブルが起きた際に、医師がいなければ適切な対応ができません。
医療機関であっても、看護師やスタッフが施術を行うところもあります。できれば医師が直接施術を行うクリニックを選ぶとより安心です。


形成外科または美容外科の専門医資格を持つ医師

日本形成外科学会専門医または日本美容外科学会(JSAPS)専門医の資格を持つ医師は、顔面の解剖学に関する深い知識を持っています。
HIFUでは神経や血管を避けて照射する技術が求められるため、顔の構造を熟知した医師に施術してもらうことで、合併症のリスクを下げることができます。
クリニックのホームページで医師の資格や経歴を確認しておきましょう。


使用機器が明示されている

HIFUには多くの機器があり、それぞれ特徴が異なります。
クリニックが使用している機器名(ウルセラウルトラフォーマーⅢなど)が明示されているかを確認しましょう。
機器名を明かさないクリニックは、効果の低い廉価版機器やコピー機器を使用している可能性があります。
また、複数の機器を取り扱っているクリニックは、患者さんの状態に応じて最適な機器を選択してもらえるメリットがあります。


カウンセリングでリスクも説明してくれる

良いクリニックは、効果だけでなくリスクやデメリットについてもしっかり説明してくれます。
「痛みがある」「効果には限界がある」「向いていない場合もある」といったネガティブな情報も伝えてくれる医師は信頼できます。
逆に、「絶対に効果がある」「誰にでもおすすめ」など、いいことばかりを言うクリニックは注意が必要です。
カウンセリングで質問した際に、分かりやすく丁寧に答えてくれるかどうかも重要なポイントです。


アフターフォロー体制が整っている

HIFUは比較的安全な施術ですが、万が一のトラブルに備えてアフターフォロー体制を確認しておきましょう。
術後に問題が起きた場合の連絡先、再診の費用、対応してもらえる範囲などを事前に確認しておくと安心です。
「施術後に何かあったらすぐに来てください」と言ってくれるクリニックを選びましょう。


HIFU(ハイフ)を受けるのにおすすめのクリニック・名医


ヴェリテクリニック

出展先:https://www.veriteclinic.or.jp/

東京・名古屋・大阪に展開するヴェリテクリニックは、全医師が形成外科出身という専門性の高さが特徴です。

HIFU施術ではウルトラセルQプラスを導入しており、4.5mm・3.0mm・2.0mmの3種類のカートリッジでSMAS層から真皮層まで多層的にアプローチします。

銀座院では全層照射やハイフシャワー、リニアファームなど症状に応じたメニューを用意しており、たるみの程度や悩みに合わせた柔軟な施術提案が可能です。

ヴェリテクリニックのHIFU(ハイフ)の名医

【ヴェリテクリニック 医師】 福田慶三先生

日本形成外科学会専門医日本美容外科学会(JSAPS)専門医のダブル資格を持つ理事長です。

美容外科歴35年以上のキャリアを持ち、顔の解剖学に精通しています。

HIFU施術においても皮膚構造を熟知した照射技術で、効果を引き出すことを重視しています。


聖心美容クリニック

出展先:https://www.biyougeka.com/

開院32年の実績を持つ聖心美容クリニックは、全国11院を展開する美容外科・美容皮膚科です。

HIFU施術ではFDA認可を取得したウルセラシステムを中心に、ウルトラセルQプラスも導入しており、症状や希望に応じた機器選択が可能です。

マシン施術も医師が直接行う方針を徹底しており、のべ5,500名以上のHIFU症例実績があります。

完全予約制でプライバシーにも配慮した環境が整っています。

聖心美容クリニックのHIFU(ハイフ)の名医

【聖心美容クリニック 熱海院 医師】 小林美幸先生

日本皮膚科学会専門医の資格を持ち、聖心美容クリニックの美容皮膚科指導責任者を務めています。

皮膚科学に関する深い知識を基盤に、たるみ治療の組織学的検討に関する学会発表も行っています。

「すっぴんドクター」としてノーファンデーション主義を実践し、肌治療のエキスパートとして活躍しています。


HIFU(ハイフ)の施術を成功させるには


ポテンツァの施術を成功させる鍵は、経験豊富な名医に依頼することです。

名医であれば、患者さん一人ひとりの状態や悩みに合わせた細やかな対応が可能です。

また、トラブルを未然に防ぎ、安心して施術を受けられる点も大きなメリットと言えるでしょう。

美容医療相談室では、ドクターのご経歴や学会発表だけでなく、実際に治療を受けた方の体験談、ドクターが評価・信頼するドクターなどの情報を集め、独自の基準をクリアした名医をご紹介していますので、お気軽にご相談くださいね。
▽美容医療の施術を検討されている方のために、信頼できる名医の情報や、各地域でハイフを受けられるクリニックをご紹介します。施術内容とあわせて、医師選びやクリニック選びの参考にぜひご活用ください。
【ハイフ(HIFU)の名医】と呼ばれる10人の医師!国内でも有数の高い技術を持った先生を厳選して紹介
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HIFU(ハイフ)のよくある質問と回答

Q.HIFUはどのくらいの頻度で受けるのがいいですか?

A.一般的には3〜6ヶ月に1回の頻度で受けることが推奨されています。HIFUの効果は施術後2〜3ヶ月でピークを迎え、6ヶ月〜1年程度持続します。効果が薄れてきたタイミングで次の施術を受けることで、リフトアップ効果を維持できます。ただし、短期間に何度も受けると脂肪が減少しすぎたり、皮膚に過度な負担がかかる可能性があるため、最低3ヶ月は間隔を空けることが大切です。医師と相談しながら自分に合ったペースを見つけましょう。


Q.HIFUは何歳から受けられますか?また、何歳まで効果がありますか?

A.HIFUに明確な年齢制限はありませんが、一般的には30代後半〜50代の方に適しています。20代でたるみが気になる方は少なく、HIFUよりも肌質改善を目的とした施術の方が適していることが多いです。一方、60代以上でも受けることは可能ですが、皮膚の弾力が低下しているとコラーゲン新生の反応が鈍くなり、効果を実感しにくくなることがあります。また、たるみが重度の場合は、HIFUでは限界があり、糸リフトやフェイスリフト手術を勧められることもあります。年齢だけでなく、たるみの程度や肌の状態に応じて判断されます。


Q.エステのHIFUと医療HIFUは何が違いますか?

A.最も大きな違いは使用する機器の出力施術者です。医療HIFUは医師が在籍するクリニックでのみ使用できる高出力の医療機器を使用し、SMAS層(4.5mm)まで到達できます。一方、エステHIFUは医療機器ではなく、出力が低い美容機器を使用するため、深い層へのアプローチができず、効果が限定的です。また、エステでは医師が不在のため、火傷や神経損傷などのトラブルが起きた際に適切な対応ができません。価格はエステの方が安いことが多いですが、効果と安全性を考えると医療HIFUを選ぶことをおすすめします。

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HIFU(ハイフ)の口コミ・体験談

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※当相談室でご紹介しているクリニックの口コミではございません。クリニック・医師によりスキルは異なりますので、慎重にお選びください。

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